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A&K STW M4 CQB-R(チャイポン)を買ったのでレビューしていきます

記事作成日:2018年1月3日

初売りでA&K STW M4 CQB-Rを買ってきました。
これでチャイポン3本目です。

増えるSTWの箱

1本目はUFCがA&K STWを販売した直後のJPバージョン最初期ロットです。

2本目は、UFCが第二弾として国内用に販売しているいわゆる『二次ロット』になります。
買ったのはSTW HK416Dです。

そして、今回。
3本目として購入したのはHK416Dと同様二次ロットのM4 CQB-Rです。

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ただ、これ細かい点でHK416Dと仕様が異なっていました。
もしかしたら2次ロットの後に生産された、2.5次ロットとも言える製品かもしれません。

異なっていると思われる点は下記。

  • 予備マガジンが1本しか付属しない(HK416Dや初期のSTW M4は2本付属)
  • シリアルNOが若い(リセットされてる?)

もしかしたら2次ロットのSTW M4の方は全て、マガジン1本しか付属せず、シリアルNOがリセットされてるのがデフォルトなのかもしれませんが…。

また、既に分解は終わっているので分かっている事なのですが、内部も今までの物と差異がありました。
この差は追々記事にする分解レビュー記事の方で紹介します。

内容物はこんな感じ。
STW M4 CQB-R本体とフロントサイト調整工具、BB弾、マガジン、クリーニングロッド、BBローダー、バーティカルフォアグリップ、取扱説明書です。

CQB-Rにはレイルパネルは付属しないのですね。
使わないので、どうでもいいですが…。

という訳で、A&K STW M4 CQB-Rです。

『CQB-R』という名前からショートバレルモデルである事は誰もが想像できると思うのですが、このバレル長がまた少し特殊で、一般的な10.3インチや10.5インチではなく、11インチくらいあります。
フロントサイトとフラッシュハイダーの間が微妙に長いのが分かるかと思います。

CQB-Rの定義としては、近接戦闘・閉所戦闘用にバレル長を10インチ位に短くした銃の事を指すので、この長さでも問題ないと思うのですが、何故こんな微妙な長さにしたのかが疑問です。

ちなみに、フロントサイトは整形不良なのか照星の左右が曲がっています。
明らかな擦り傷(塗装が剥がれている)も付いていたので、もしかしたら製造中に落っことして曲がってしまったのかもしれません。

レイルハンドガードは初期ロットのSTW M4と同じだと思います。
中華ガンらしい安っぽい質感のハンドガードです。

以前買った初期ロットのSTW M4はガタツキ無くガッチリしていたのですが、今回買ったSTW M4 CQB-Rの方はちょっとガタガタします。

レシーバーはこんな感じ。
このレシーバーが初期ロットと2次ロットで大きく異なるので、注意が必要です。

まず、刻印がかなり雑です。
塗装した後にレーザーで刻印を掘っているのだと思うのですが、太さや深さにムラがありますし、刻印周囲の塗装ごと削ってしまっているので、刻印の縁が白っぽくなってしまっています。

私の購入した個体は上が綺麗で、下に行くほど汚くなっているような感じの個体ですが、全体的に刻印周囲の塗装が剥がれて白っぽくなっている個体や、刻印が薄い個体もあります。

また、写真だとわかりづらいですが、馬の刻印がちょっと縦に伸びています。

STWを買う人でこういった刻印に拘りを持つ人は少ないと思いますが、現物を確認しておくと良いと思います。

ちなみに、私は『レビュー記事なら変な奴の方が良いだろう』と思い、あえて汚いというか、差がはっきりしている個体を選びました。
あと、シリアルNOが2番と若い数字なのも選んだ理由です。

セレクターレバーの刻印はどうやら塗装前に掘っているようでここはかなり綺麗です。
また、セレクターレバー左上の刻印もマグウェル部分の刻印同様後からレザーで彫られた感じですが、ここは割と綺麗ですね。

反対側はこんな感じ。
アンビセレクターレバーではありませんが、こちらにも刻印があります。
こちらも塗装前に彫られている刻印らしく、綺麗ですね。

ここらへんはJPバージョンの弊害かもしれません。
日本仕様の刻印を入れる為に、無刻印レシーバーに後からレーザーを入れてるのだと思います。

チャージングハンドルはこんな感じ。至って普通の奴です。

グリップもトレポンらしい細身のA2タイプグリップです。
私の購入した個体は、ちょっとガタガタします。

グリップの底蓋(モータープレート)はこんな感じ。
4本のネジは相変わらず種類の異なる物が入れられてますね…。(表面処理が微妙に違っている)

ストックはSYSTEMA純正ストック(2012年以前の純正ストック)を意識したLMTタイプストックです。

SYSTEMA純正との違いは頬付する部分がスポンジでは無いという点。
樹脂に滑り止めっぽい凸凹が付いています。

これは以前のSTW M4と同じものですね。

ストックチューブは6ポジションです。

コネクタはタミヤミニコネクタです。

とりあえず、バッテリーを繋いで動かしてみます。

尚、STWで使えるバッテリーですが、9.6V以上のニッケル水素バッテリーか、9.9VのLiFeバッテリーか、11.1VのLiPoバッテリーかのどれかです。
8.4Vのニッケル水素や7.4VのLiPoバッテリーでは動かないと思った方が良いです(動く個体もあるみたいですが)。

動かない理由は、基盤に組み込まれている電圧チェックの仕組みによる物なので、電圧を既定値以上にする以外の解決方法は無いと思います。

今回はET1 11.1V 1400mAhのレッドラインを使って動かします。

東京マルイの0.20g樹脂弾を使い、初速は基本的には82m/s〜84m/s程度と、安定しているとは言い難いですが、悪くはない初速が出ています。
連射サイクルは秒間11発行かない位。

ここらへんは昔と違いありませんね。

ただ、とにかく給弾が不安定で、度々50m/s台や60m/s台、70m/s台といった初速が観測されました。

こちらの動画を見て頂けると分かると思いますが、低初速の時は「ボフッ」みたいな変な音が鳴ります。

何が起きているのかと言うと、下記のような事が起きています。

  1. ピストン後退と共にノズルが後退
  2. 次弾がチャンバーに上がってくる
  3. ピストンが規定位置に来たらノズルが開放、前進
  4. 前進途中のノズルがチャンバーに引っかかり、閉鎖不良を起こす
  5. ピストンが前進
  6. ノズルからエアーが流れ、弾が前進、給弾と共に発射
  7. まだエアーは流れ続けているので、次弾がチャンバーに上がってくると同時に発射

ピストンが前進しきり、ノズルを強制的に閉鎖するまで7が繰り返されます。

そのせいで2〜5発の弾が一度に放出されるのです…。
初速低下はそのせいですね。

あと、ボルトリリースボタンの動きがかなり渋くて、最終弾を撃ってもボルトストップが効かないという問題も起きていました。

友人が買ったSTWを合わせると3丁のSTWを見てきましたが、ここまで酷い問題は初めてですね。
これは弄るのが楽しくなってきました。

という訳で、今回のレビューはここまで。
次は分解レビューをしていきます。


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