黒と赤のツートーンカラーがカッコイイ、APS ASR120 FMR MOD1 BR(通称:紅龍)のレビュー | エボログ

黒と赤のツートーンカラーがカッコイイ、APS ASR120 FMR MOD1 BR(通称:紅龍)のレビュー

つぼみトレードカンパニー様よりAPS製電動ガン 3丁をお借りしたので、順次レビューをしていきます。
今後の予定は、1月31日に『ASR102』を、2月2日に『Phantom Extremis Mark V PER705』のレビュー記事を投稿する予定です。

尚、今回の記事はご依頼を頂き書かせて頂いているレビュー記事ですが、レビュー内容はいつもの当ブログの方向性と変わらず、私が見て思った事を色々書いていっています。

今回ご紹介するのはAPSの電動ガンで、“紅龍(こうりゅう)”と呼ばれている「APS ASR120 FMR(Froged Match Rifle) MOD1 BR」です。

見ての通り、黒と赤のコントラストが強烈な外観になっています。
ダミーボルトが金色になっているのもワンポイントなアクセントですね。

最近は射的をスポーツとして楽しむ文化が実銃界隈でも広がっており、特に3 gun match(簡単に言うとライフル、ショットガン、ハンドガンを使い、射撃の速度を競う競技)のような競技で使われる銃を「レースガン」と呼び、無骨なデザインの軍用ライフルとは大きく異なる方向性のデザインの銃が増えています。

その中でもこういった特徴的なデザインをした銃を好んで使っているプレイヤーも増えています。

例えばこういうのとか。

GUNS AND Laceの「Ultimate 3 Gun AR15」から拝借

そういった競技をしている人は「スポーツなんだから、好きな形で良いじゃん」とか「自分たちは戦争をしている訳ではないので、あえてミリタリー要素を排除している」というような意見が多いですね。

また、そういったユーザーの要望に答える形で、各メーカーも赤色とか青色、銀色に金色といったカラフルなパーツを出していたりします。

今回レビューする、APS ASR120 FMR MOD1 RBもそういった『レースガン』の流行りを元に作られたデザインのAR15系アサルトライフルです。

ちなみに、今回ご紹介するのは赤色と黒色のコントラストが特徴的な「紅龍(ASR120)」ですが、赤と金色という更に派手な外装の「金龍(ASR121)」という銃もあります。

内容物は銃本体とクリーニングロッド、ハンドガード用の説明書(Keymodの取り付け方等が載っています)、説明書ダウンロード用のQRコード、20mmレイルパネル(KeyMod用3枚)、多弾数マガジンになります。

取扱説明書は付属するのではなく、QRコードをスキャンしてAPSのオフィシャルサイトからダウンロードする形になります。
QRコードをスキャンするとダウンロードの一覧ページに遷移するので、そこから該当の銃を選択してダウンロードします。

尚、今回レビュー用にお借りした物には、英語サイトへ飛ぶQRコードになっていますが、正式発売時には日本語マニュアルに対応したQRコードが付属するそうです。
その為、QRコードを読み込むと日本語説明書へ飛ぶような仕様になります。

多弾数マガジンは他のAPS製電動ガンに付属する物と同じ形状ですが、マガジンバンパーが本体の色に合わせて赤くなっています。

APS ASR120の外装レビュー

という訳で、“紅龍”の外装を見ていきます。

まず、持った時の第一印象ですが、ガタツキは一切無くガッチリしています。
レシーバーが肉抜きされていたりして、軽いかと思いきや、重量はそんなに軽くは無く、普通な感じ(カタログスペック上でも2.8キロあります)

細部を見ていきます。
まず、マズルの形状は左右に大きな3本の穴が空いている形状で、サプレッサー用のQDアタッチメントのような窪みも付いています。(流石に専用サプレッサーとかは無いと思うのでダミーだと思いますが…)

ハンドガードは約31.5cm(12インチ相当)のフリーフローティングハンドガードで、マウントは上部に20mmレイル、それ以外の面がKeymodになっています。
ハンドガードの根本付近にはQDスイベルの穴が空いています。

また、ハンドガード上部とアウターバレルが赤色に塗装されているのが特徴的です。

レシーバーはアッパーロアー共にガッツリ肉抜きがされているデザインです。
アッパーは見ての通り、メカボックスがしっかり視認できる位に穴が空いており、ロアーはマグウェル部分に大きな穴が空いています。

また、ダミーボルトは金色で、これまたちょっとしたアクセントになっており、カッコイイです。

尚、実銃でもこういった肉抜きされたレシーバーは存在しますが、電動ガンでこれをやると、シリンダーの加速ポートから砂埃のような細かい汚れを吸い込みやすくなるので、要注意です。

砂埃の舞っているようなフィールドでこの銃を使うと、グリスに汚れが混ざり、動作不良の原因になる可能性があるので、こまめなクリーニングが必要になると思います。

レシーバーはかなり特徴的ですが、マガジンキャッチやセレクター、ボルトリリースボタン等は一般的な形状をしています。(赤いですが)
後は、赤色のアンチローテーションリンクや同じく赤色のストレートトリガーが組み込まれています。

グリップはトリガーガードと一体になっているグリップで、前後にステッピングが施されています。
このステッピングにより、程よいグリップ力があるので、握った時の安心感が良いです。
非常に握りやすいグリップだと思います。

また、グリップの後ろ側、エンドプレートの下側にはQDスイベルが付いています。

グリップの底蓋は金属製で放熱用のスリットが入っているタイプです。
モーターの位置調整は中央のマイナスネジを回して行います。

チャージングハンドルを引くとダミーボルトが動きます。
ダミーボルトはボルトリリースボタンを引っ張るとロックされ、押すとリリースされます。

このようにHOP-UP調節ダイアルを操作するときに常にダミーボルトを後退させた状態で停止させる事が出来るのはとても便利な仕様だと思います。

メカボックスやチャンバーまで真っ赤という徹底ぶりですね。
マグウェルから中を覗き込むと、内側の赤さが良くわかります。

チャージングハンドルは普通の形状ですが、取っ手の部分が大型化されており、色も赤色になっています。
形状はBCM ガンファイター MOD3みたいな感じですね。

尚、アッパーレシーバー上部には謎のQRコードがプリントされています。
軍等が採用している管理タグを模しているのだと思います。

ちなみに、QRコードリーダーで読み取ろうとしてみたのですが、読み取れませんでした。

フロントサイトとリアサイトはこのように、斜め付けされているフリップアップサイトです。

これも民間ARではよく見受けられる取り付け方法で、スコープとアイアンサイトを併用して使う時に、長距離を狙う時はスコープを使い、しっかり構えて撃ちます。
一方近距離を狙う時は銃を斜めにしてアイアンサイトを使って狙い、撃ちます。

同じような理由からドットサイトを斜めに付ける事もありますね。

サイトピクチャーはこんな感じ。
左側はサイトを畳んだ状態、右側はサイトを起こした状態です。

サイトを畳んだ状態では蓄光塗料の塗られたピープサイトになっており、サイトを起こした状態ではフロント側に集光アクリルが付いたピープサイトになります。

当然、エアーガンでこの斜め付けサイトを使う為に銃を斜めにすると弾はHOP-UPによって左側に曲がってマトモな射撃は出来ません。

ストックはこんな感じの棒状のストックです。
丁度頬が当る部分にはスポンジが巻かれています。
固定ストックなので、長さ調節の為の伸縮は出来ません。

バットプレート下部にはQDスイベルの穴が空いており、こちらにはQDスリングスイベルが付属しています。

バットプレートの上がわにあるボタンを押すとロックが解除され、バットプレートが90度周せるようになります。

90度回して引っ張るとバットプレートが抜けます。
ストックチューブの中にコネクタやヒューズが収納されているので、配線を引っ張って取り出します。

コネクタはタミヤミニコネクタで、ヒューズは管型の15Aでした。

APS ASR120で使えるバッテリーについて

バッテリーは全てストックチューブに収める必要があるので、対応するバッテリーはセパレート対応(二股)か、棒状のような小型のバッテリーになります。
後は、細身のウナギバッテリー(AKバッテリーとも呼ぶ)も大丈夫かもしれません。
ヒューズボックスとバッテリーを並べて入れる必要があるので、ウナギバッテリーでも太いタイプの物はダメです。

更にヒューズボックスが大きく、嵩張るのでバッテリーを入れるのは少々面倒です。

  1. バッテリーをストックチューブに挿入する
  2. バッテリーにコネクタを繋ぐ
  3. バッテリーをストックチューブの奥の方に押し込む
  4. コネクタとヒューズを押し込み、バットプレートで蓋をする(ウナギバッテリーの場合は、ヒューズをバッテリーの横に押し込む)

というような手順になります。
管型のヒューズじゃなくて、平型小型ヒューズを採用してくれていたらもうちょっと楽だったと思うのですが、APSの電動ガンは昔からずっと管型ですね。

APS ASR120の初速と連射速度、トリガーフィーリング

最後に、銃の動作を見ていきます。

今回、動作テストに使用したバッテリーは7.4V 2000mAh 25CのLiPoバッテリーで、BB弾は東京マルイ パーフェクトヒット 0.20gです。

初速は92m/s〜93m/sと、非常に安定した初速でした。
発射サイクルは秒間9.7〜9.8発程度。

ただし、HOP-UPを強くしていくと、初速がかなり下がります

少しHOPの突起がある状態(弱HOP)だと、77m/s前後でした。
もう少しHOPを強くした状態(中HOP)だと、82m/s〜83m/sと、何故か弱HOPの時より初速が上がりました。
限界までHOPを強くした状態(強HOP)だと、60m/s前後でした。

セミオート、フルオートの動作はこんな感じ。

トリガーストロークはこんな感じ。

動作を見て頂けると分かると思いますが、駆動音がかなり煩いです。
ギアのアタリが悪くて発生する、嫌なギアノイズとかでは無いのですが、『リアルブローバック(通称:疑似ブローバック)』の動作音や、ピストンの打撃音等の駆動音が、レシーバーの肉抜きによってかなり外に漏れている感じですね。

また、レシーバーの肉抜きが無くてもリアルブローバックの音は少々目立ちます。

ちなみに、リアルブローバックの挙動はこんな感じ。
※最初の2発は通常、次の2発をスローモーションにしています。

APSは昔からピストンの後退と連動して、ダミーボルトが動く『リアルブローバック』を搭載していますが、個人的な意見としては『無い方がマシ』だと思います。
というのも、リアルブローバックにはメリットよりデメリットの方が多い為です。

メリット

  • ボルトが動いているのが見える(当然、射手側からは見えない)

デメリット

  • 「チャキン!」という薄っぺらい金属音が鳴る(メリットと捉える方もいらっしゃると思いますが、個人的には音がイマイチなのでデメリットです)
  • ピストンの駆動を阻害し、ピストンの消耗を早める
  • 発射サイクルが低下する(レスポンスが低下する)

リアルブローバックに関しては、銃の調整に詳しくない人でも簡単にオミット出来る為、オミットしている人の話しを多く聞きますし、個人的にもオミット推奨ですね…。

という訳で、リアルブローバックをオミットした状態で再度動作テストを行います。

APS ASR120のリアルブローバックをオミットし、初速や発射サイクルを計測

まずはリアルブローバックをオミットする為にまずテイクダウンをします。
レシーバー前側のピポッドピンを抜けば、ハンドガード+アッパーレシーバーが前側にスライドさせれるようになります。

続いて、ダミーボルトを固定しているネジを外し、ダミーボルトに付いているスプリング(メカボ上部のスプリング)に注意をしながらダミーボルトを外します。

後はダミーボルトに付いている突起を折ればオミット完了なのですが、折ってしまうと元に戻せなくなるので、今回はダミーボルトを外した状態で組み直します。

結果はこんな感じ。
初速は92m/s〜93m/s程度、発射サイクルは秒間10発程度になりました。

「チャキン!」「チャキン!」という金属音は無くなり、秒間0.3発程度ですが僅かに発射サイクルが上がりました。
それでもやはりピストンの打撃音+レシーバーで反響した音とギアノイズが目立ちますね…。

APS ASR120の総評

APS ASR120の総評ですが、リアルブローバックのせいで動作音はかなり耳障りな感じになっていると思います。

また、レシーバーの肉抜き穴のおかげでメカボックスの駆動音、特にピストンの打撃音が外側に伝わりやすくなってしまっているのがデメリットかと思いました。
実質、レシーバーを付けていない状態で撃っているのと同じような状態ですからね…。

ここらへんはデザインを取るか、静音性を取るかという趣味趣向の差が出る所だと思います。

また、HOPを強くすると初速がかなり下がってしまう問題は、重量弾を使う時に問題になりそうです。
0.20g程度であればまあ何とか使えると思いますが、0.25gのような重めの弾だと初速が低すぎて、あまり実用的ではなくなってしまうと思います。

そして、モーターのトルク不足なのか発射サイクルは遅めですね。
セミオートのキレもイマイチな感じがしました。

サバゲーでガンガン使っていくなら、色々な所を調整していく必要があるかと思います。

しかしこの紅龍、色々なお店の人に伺うと結構売れ行き良いみたいなんです。
最近は民間ARをはじめ、レースガン系の銃が流行っている事もあって、こういった特徴的な外観の銃は一定の需要があるのでしょう。

ちなみに、ご依頼主であるつぼみトレードカンパニー様からは分解しても良いとのご連絡を頂いたので、今後分解レビューもしていきますので、お楽しみに!
もちろん、メカボックスの中身まで紹介しますよ。

最後に、蛇足ながら…

ところで、商品名(APS ASR120 Froged Match Rifle MOD1 BR)を見ていて気になったのですが、「Froged」ってスペル合ってるんですかね?Forgedでは…?
まあ、箱にも「Froged Match Rifle」と書いているのでFrogedで合ってるんでしょうけど、どういう意味なんでしょう…。

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