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LayLax NINE BALL ガスルートシールパッキン・エアロを東京マルイ M&P 9L PCポーテッドに取り付けました

記事作成日:2018年4月27日

スライドの慣らしスライドストップの加工など、東京マルイ M&P 9L PCポーテッドの調整も終わったので弄っていきます。
とりあえず、まずはLayLax NINE BALL ワイルドユース ガスルートシールパッキン・エアロの取り付けからです。

今回購入した製品は、M&P9、HK45、XDM-40、PX4、新型ガバメントシリーズ、USP、MP7A1等で使える製品の2個セットです。
尚、ハイキャパやGlock、M92F、SIG P226などはこれとは別に専用の製品が出ているので注意が必要です。

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こちらの製品は今までも何度か使ったことはあったのですが、単に付けて使ってただけで何が良くなったかなどのデータは全然取ってきませんでした。
なので、この際せっかくなのでデータとして残してみようと思います。

本体はこんな感じ。
商品名の通り、ガスルートパッキンです。
放出バルブからシリンダーノズルに流れ込むガスの通り道のパーツですね。

紫色のゴム製で、表面はサラサラしており、肌触りが何か良いです。

という訳で、M&Pのマガジンを分解していきます。
ガスルートシールパッキンを取り外す為に分解する箇所はリップ部分のみなので、マガジン内のガスを抜いておく必要はありませんが、安全の為に抜いておいた方が良いと思います。

ちなみに、M&Pのリップを固定している2本のピンは抜く方向が決まっているので、注意しましょう。
右側に緩み度めの凹凸が付いているので、左側から押し出す必要があります。

取り外したガスルートシールパッキンの比較。
左がLayLax製、右が東京マルイ純正です。

パット見ほとんど同じですが、内側(写真右側)をよく見ると、LayLaxのガスルートシールパッキン・エアロの方が傾斜が滑らかになっているのが分かります。

流石に分かりづらいと思うので、公式の断面図を拝借。
実際商品を見てもこんな感じの構造でした。

交換はポン付けOK。
左が交換済みのマガジン、右が交換前のマガジンです。

尚、パッキンなので油分は少しあった方が良いかな?と思い、マガジンの内側やリップと接する面にシリコンオイルを少量塗布しています。
塗布し過ぎると放出ガスによって大量のグリスがシリンダーノズル内に流れ込み、色々不具合が起きるので要注意。

という訳で、この2本のマガジンを比較していきます。
まず、ガス(HFC134A)を満タンに入れて、マガジンの温度を合わせます。(今回は27.2度)

使用するBB弾は東京マルイ純正の0.20g樹脂弾。

まずは純正パッキンのままのマガジンから。
5発連続で射撃します。

  1. 74.21m/s
  2. 74.18m/s
  3. 73.36m/s
  4. 73.39m/s
  5. 73.31m/s

平均:73.69m/s

といった結果になりました。

続いて、LayLax NINE BALL ワイルドユース ガスルートシールパッキン・エアロに交換したマガジンを使って計測します。
同様に5発連続で射撃。

  1. 75.32m/s
  2. 75.51m/s
  3. 75.26m/s
  4. 75.80m/s
  5. 75.03m/s

平均:75.384m/s

結果、約1.7m/sの初速アップになりました。
その後も何度か計測しましたが、同じ温度、同じガス量のマガジンであれば、若干ガスルートシールパッキン・エアロに交換したマガジンの方が初速が高いという結果になりました。

どうやら割と馬鹿にならない効果があるようです…。

尚、作動性(ブローバック速度・リコイル等)への変化はあまり感じられませんでした。
体感で感じる程の動作への変化は無さそうですが、若干の初速アップがある感じですね。

という訳で、2本ともガスルートシールパッキン・エアロに交換しました。

ついでのオマケ

ガスが空の状態のマガジンと満タンにガスを入れたマガジンの重量差はこんな感じでした。
左が空、右が満タンの状態です。

M&Pのマガジンには約17g、ガスが入るようですね。


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