
King Arms MDT LSSのノズルをパイノズル化し、DEFCON_1のシューティングレンジで撃ってきました
記事作成日:2018年6月12日
先日、色々と調整したKing Arms製のガスボルトアクションライフル、MDT LSSですが、更に手を加えました。
今回は、前回記事にしたタイミングでは素材が届いていなかったので出来なかったパイノズル化をやっていきます。
パイノズル(Φノズル)というのは、パカ山クラフトさんが商品化を行っているカスタムノズルで、同じノズル長のままBB弾の保持位置を若干手前にする事が出来るようになるノズルです。
これにより、BB弾をしっかりHOPの突起に当てた状態で保持出来るようになり、ノズル長不足や弱HOP状態での躓きHOPを改善する事が出来るようになります。
という訳で、厚さ1mmのアルミ板を適当な大きさにカットしてノズルに差し込みます。
ガタ無く綺麗に差し込める事を確認したら、いつも使っているロックタイトの瞬間接着剤で固定します。
LOCTITE(ロックタイト) 強力瞬間接着剤 ブラシ付き 多用途 5g LBR-005
とりあえず仮止めのつもりで接着剤を使ったのですが、かれこれ300〜400発近くは撃ってもびくともしないので、接着剤のままでも使い続けられる気がします…。
ついでに、ボルト周りで気になった箇所を直していきます。
暫く撃っていて気づいたのですが、ボルトの内側とハンマー的なパーツ(コッキングインジケーター)に傷というか塗装剥がれが確認されました。
つまり擦れてる訳ですね。
なぜここだけ…と思い、パーツを仮組みしながら色々動かして確かめてみた所、どうやらシアーに押し上げられたコッキングインジケーターがボルト内側と擦れているらしい事が分かりました。
擦れている箇所は赤矢印の所、段差になっている場所ですね。
構造上どうしようも無さそうなので、せめて引っかかった時の抵抗を減らす為に、ボルト内側をテーパー処理するような感じで削りつつ、研磨してみました。
研磨する際に付着しているグリスを洗浄してしまったので、新たに塗ります。
今回もGAW G-Greaseを使いました。
結果、90m/s〜91m/s辺りと変化は無かったのですが、暫く撃って検証した所、初速が88m/sとか低い結果になる事が無くなりました。
初速が上がる時も92m/s以上高い数値は計測されず、±4m/s程度で収まっている感じでした。
少し良くなってホッとしていたのですが、暫く動作検証をしているとまた初速が下がってきました…。(もう嫌だ…検証続けるたびに初速が下がる…)
原因は例の『スチールのバルブノッカーをダイカストのハンマーで叩いている事による凹み問題』です。
※上の写真の赤矢印がダイカストのハンマー、青矢印がスチールのバルブノッカー。
どうやら今回の検証中に更に凹みが悪化して初速に影響を及ぼす位になってしまったようです…。
そのため、厚さ0.3mmのアルミ板を2枚貼り付けてかさ増し、暫く空打ちを行い馴染ませました。
これでまた初速は90m/s台まで戻ったので一安心。
その後、苺屋さんのシューティングレンジで撃ってきました。
なかなかいい感じ…
流石に30mでいい記録残せるレベルじゃ無いけどサバゲーでは十分使えそう。 pic.twitter.com/gvEn5HIFD5— エボログの中の人@STW信者 (@Evolutor_web) 2018年6月9日
上記のツイートの通り、30mの距離で割といい感じの飛び具合でした。
まあ、そこまですごい集弾性がある訳では無いんですがね…。
その翌日、サバゲーでも使った際に「気温低いけどちゃんと飛ぶな〜」と思いながら使ってました。(当日、日中19度)
そして、サバゲー後にDEFCON_1さんに寄った際、25mのシューティングレンジでグルーピングを計測してみました。
計測時のスコープのゼロインとHOPはサバゲーで使ったままなので40mで合わせています。
とは言っても私はフラットな弾道が好きなので20m〜40mまでの間はレティクルの真ん中狙えば大体そこらへんに飛んでいってくれるHOPになっているので、25m用に再調整する必要はありませんでした。
また、射撃時の姿勢は椅子に座った状態で手で持っています。(バイポッドやレスト台とかは使ってません)
どんくらい当たるかな〜と思って測ってみたら凄くいい感じだったので「この調子で1マグ連続射撃やったれ!」と思って測ってみました。
使用弾は東京マルイ 0.25g バイオBB弾、ガスはHFC134Aのフルチャージです。
1マガジン(28発)の射撃を3セット連続で行っており、弾込めの時にガスも再チャージしています。
マガジンを温めたりはしておらず、常温での計測になります。
1回目でやたらと下に着弾してしまいましたが、ギリギリ画面の中には収まってくれました…。
おかげで残念なスコアになりましたが…。
2回目、3回目は200mm前後と割といい方だと思います。
電動ガンとかエアコキだと全然物足りない結果ですが、リキッドチャージのマガジンを使って、1マガジン連続で撃ってこの集弾性はガスボルトアクションライフルとしては十分じゃないでしょうか。
自分としてはもう、満足です。(これ以上あれこれやりたくない感もありますが)
ちなみに、銃口初速は家に帰ってから測ったのですが、0.25gで80m/s〜81m/s程度でした。
「ちょっと低くない?」と思うかもしれませんが、実際低いです。
というのも、先述した通り凹んだハンマー部分に厚さ0.3mmのアルミ板を2枚貼ったのですが、また更に凹んでしまったので若干初速下がってたんですよ…。
まあ、ちゃんと飛ぶし当たってるから別に良いのかもしれませんが、1〜2日使うと初速が5m/s程度低下するこの状況はいかがなものか…。
これは割と改善策を考えないといけないですね。
ハンマー部分をスチールパーツに変えるか、窪んでいる所に穴開けてネジでもぶっ刺して凹まないようにしちゃうか…。
これはまた追々やろうと思います。
オマケ 何か謎のネジが外れました
DEFCON_1さんのレンジで、1マガジン3セットの検証をしている時にトリガーを引いたら「コトン…」と人差し指に何か当たったような感触があり、金属が落ちたような音が鳴りました。
見てみたら何かネジが落ちてました。
落下してきた場所から察するにトリガー周りのパーツだと思いますが…。
もう嫌だ…。
トリガーバラすつもり無かったのにバラさないといけないじゃないか…。