
ARES AMOEBA STRIKER AS-02の内部を弄っていきます(ARES純正カスタムパーツの組み込み、他)
記事作成日:2018年11月19日
開封レビューと分解レビューを行った、ARES製のボルトアクション エアーコッキング ライフル、AMOEBA STRIKER AS-02の内部を弄っていきます。
まずはピストン周りを弄っていきます。
ピストン周りのカスタム用として、ARES純正のカスタムパーツを買ってきました。
「C.P.S.B. ステンレスピストン」と「C.P.S.B. ステンレススチール スプリングガイド」です。
国内だと売っている所をあんまり見かけないですし、売っててもやたらと高い感じがしたので、取り寄せました。
ピストンが42.99ドル(約4800円)、スプリングガイドが14.99ドル(約1700円)です。
ピストンヘッドはこんな感じで、見るからに「なんか凄そう」な仕様をしています。
写真左がAMOEBA STRIKER純正のアルミピストン、写真右がカスタムパーツのC.P.S.B. ステンレスピストンです。
C.P.S.B. ステンレスピストンの特徴は、
- シアーが掛かる部分が斜ななめにカットされている
- ピストンがシリンダー内側に擦ってしまわないように、リング状の樹脂パーツが付いている(次世代電動ガンのリコイルバッファーに付いている、樹脂リングみたいな奴)
- 肉抜きされており、軽量化が施されている
肉抜きがされていますが、素材が変わっているせいか重量はC.P.S.B. ステンレスピストンの方が12gほど重かったです。
尚、こちらのピストンにはGAW製のFRUS-Oリングを取り付けました。
分解レビューの時にも紹介しました、AMOEBA STRIKERシリーズはシリンダーの寸法が電動ガン互換なので、こういうパーツが組めるんです。
続いて、リコイルスプリングガイドです。
こちらは純正がダイカストっぽい素材でできている、シンプルなスプリングガイドであるのに対し、ステンレススチール削りだし+スラストベアリングが付いているのが特徴です。
全長もほんの僅かに短くなっていますね。
これらのパーツをシリンダーに組み込んでいくのですが、ポン付けとはいきませんでした。
まず、C.P.S.B. ステンレスピストンはシアーが引っかかる場所が斜めにカットされているので、純正のシアー形状だと引っかかりが非常に悪く、ただでさえ悪かったトリガーフィーリングが更に悪くなるという問題が発生。
更に、たまに暴発するという問題も起きました。
その為、シアーの先端を斜めにカットし、ピストンにしっかり面で引っかかるように変えました。
そして、これはたまに…というか、ボルトを強く引いた時に起こる問題だったのですが、コッキングインジケーターの突起がピストンに噛み込んでしまい、トリガーを引いてもピストンが前進しないというトラブルが発生したので、切除してしまいました。
コッキングインジケーターとか、個人的にはどうでも良い機能ですし…。
ちなみに、コッキングインジケーターが引っかかってしまうと本当にピストンがびくともしなくなるので、ピンポンチなどを使って、コッキングインジケーター兼スプリングガイド固定ピンを抜く必要があります。
トリガー周りは一旦そのままです。
一応、シアーの形状を変えたのと、イモネジによる微調整をおこなった事によってある程度トリガーフィーリングは良くなったのですが、まだまだ悪いですね。
なんとかならないか、考え中…。
とりあえず、クソみたいなトリガーセーフティは、そのうちオミットしようと思っています。
続いて、チャンバー周りを弄っていきます。
ARES特有の謎パッキンを別のチャンバーパッキンに交換します。
幸いなことにオリジナル仕様ではなくVSR10互換なので、今回は『うましか味噌味』を選択。
このパッキンを選んだ理由としては下記
- いままで試したことが無かった
- AS-02のチャンバーは樹脂のアーム直押しなので、HOPの突起が肉厚な方が相性が良い(と思う)為
- 0.25g〜0.28gの弾を使う想定だった為
ですね。
特にHOPの突起形状と、HOPアームの形状との相性が良さそうだったので、こちらのパッキンを選びました。
いつもならメイプルリーフを使うのですが、メイプルリーフのパッキンはもう少し広めの突起のアームを使い、面で押すような形にしてあげないとあんまり良くないんですよねぇ…。
今回はアームを加工するほどの手間はかけたくなかったので、そのままのアームでも使い勝手が良さそうなこちらの『うましか味噌味』を選択しました。
こちらを純正インナーバレルに取り付け、チャンバーを組み立てていきます。
尚、マズル側にはガタ取り用にアルミテープを一巻きし、チャンバー側にはビニールテープを2重に巻きました。
AMOEBA STRIKERのチャンバーは、実質アウターバレルによって固定されているような状態なのですが、アウターバレルの内径とチャンバーの外径があっておらず、普通にガタガタ動いてしまうんですよね…。
ボルトを動かす時、トリガーを引いてピストンが前進した時に「ガタッ!」と揺れ動くんです…。
そのガタツキを抑制する為にビニールテープを巻く事にしました。
これでアウターバレルをしっかり締め込みます。
アウターバレルを半分位締め込んだら抵抗が増えていき、最後の方はグッと力を入れて回さないといけない位にはガチガチになりました。
先端のガタツキも解消されているので、チャンバー周りはまあこれで良いかなと。
とりあえず、これで初速は90m/s前半で安定。(東京マルイ 0.20g 樹脂弾を使用)
もうちょっと初速が高いほうがサバゲーでは使い勝手良いですが、一旦この状態で完成とします。
箱出し状態で84m/s後半だったので、+5〜6m/s程度ですね。
スプリングも通常電動ガン互換なので、もうちょっと違うスプリングを試しても良い気がします。
一気にやりたい事全部やると、「何が悪かったのか」が分からなくなるので、こういう初めて触るような仕様の製品は少しずつ弄っていくのが良いと思っています。
最後に、外装も少し弄っていきます。
まず、ARES純正の14mm正ネジアタッチメントを買ってきました。
こちらはAMOEBA STRIKER専用のカスタムパーツで、マズル部分の専用ネジを14mm正ネジに変換する為のアタッチメントになります。
そういえば、何でARES製品って14mm正ネジなんでしょうねぇ…。
地味にめんどくさい…。
こちらをマズル部分に取り付け、サプレッサーを付けてみました。
</a
続いて、こちらはSTRIKER用のカスタムパーツではありまあせんが、PTS ERS M-LOKを買ってきました。
こちらはM-LOKを20mmレイルに変換する為のカスタムパーツで樹脂製であるのが特徴です。
樹脂とは言ってもPTS製なだけあって、安っぽい樹脂ではなく程よい硬さと粘り気のあるいい感じの樹脂が使われています。
尚、M-LOKのナット部分は当然金属です。
こちらは先日レビューしたバイポッド『MAGPUL BIPOD for 1913 PICATINNY』を取り付ける為に購入しました。
なので、M-LOK1コマ用の製品を買って来たんですよね。
という訳で、これでARES AMOEBA STRIKER AS-02の内部カスタムは一旦完了です。
早速先日シューティングレンジ 苺屋さんで30m撃ってきたのですが、まあ箱出しよりかはかなり良くなっていました。
そもそも箱出し状態だとHOPが全然掛からなかったですからね…。
ただ、割とまばらに散るような結果で、30mチャレンジの成績として出せるようなレベルには至りませんでした…。(スペリオール0.28gで200mm切るか切らないか程度)
この辺りはこれから煮詰めていこうと思っています。
とりあえず、
- ノズル長さが適切ではない可能性
- シアーが開放されるタイミングが不均一(トリガーが原因の可能性も大きいですが)
- チークピースが高すぎてめっちゃ狙いづらい
といった問題が既に浮上しているので、この辺りを今後はなんとかしていこうと思っています。