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ARESにも9mmARの流れが!ARES M45 コンパクト サブマシンガンを買ってみた

記事作成日:2018年11月19日

いやー、長らく待ってましたよ…ARESの9mmAR…。

今年の夏頃、ARESのFacebookページを見てたら「何だこれは…」と思ったのが始まりですね。
そういえばこの間買ったAS-02もARESのFacebookページを見て知りました。

G&GやらClassicArmyやらKingArmsやら各社が色んなオリジナルデザインの9mmAR系の電動ガンを発売していますが、ARESもその流れを追ってる感じですね。
昔はM4マガジンを9mm(UZIのマガジン)に変換するキット(パナマカービンキットとも)で9mmARを作るのが常だった気がするのですが、いまやレシーバーが9mm仕様なのがスタンダードになっている気がします。

という訳で、そんなARES製の『M45 コンパクト サブマシンガン』を買ってみたので早速レビューしていきます。
M45は黒と茶色(DE)の2色が展開されているのですが、今回購入したのは黒のモデルになります。

尚、当記事はファーストインプレッション記事になります。
付属品の紹介は外観の紹介、箱出しでの動作、初速の紹介が基本的な内容になっています。

分解や内部パーツの紹介などは追って別の記事で行います。

そんなわけで、こちらがARES M45のパッケージです。
銃のアウトラインが描かれており、ちょっとオシャレですね。

付属品は銃本体とマガジン(ロング1本、ショート1本)、BBローダー、説明書DL用のQRコードでした。

付属のマガジンはこんな感じでGlock風。
このマガジン、どこかで見たことありませんか…?

そう、COYOTE AIRSOFT製のKRISS Vectorモドキである『G2』という名前の電動ガンで使われているマガジンと瓜二つなんです。
ショートマガジンの方なんて特に…。
COYOTE AIRSOFTはARESなのでは?疑惑が濃厚でしたが、もう確定で良いんじゃないですかね…。

というか、EFCS入ってる時点で言い逃れできないでしょうし。

リップ部分の形状は全く同じ、マガジンキャッチの掛かる部分も同じ位置に思えます。

違いと言えば、バンパーやマガジン底部が無刻印であるという事位…。
一応残弾確認用のダミー穴は同じように再現されています。

本当に互換があるか確かめたかったのですが、COYOTE AIRSOFT G2は既に「邪魔だから」という理由でマガジンごと手放してしまったんですよ…。
凄い後悔してます…。

お店の方曰くマガジンはまだ入荷してないそうですし、何より無刻印ってつまり劣化してるじゃないですか…。
互換があるならCOYOTE AIRSOFTのマガジンを使った方が良いでしょう。

だれか検証してください…。

ちなみに、冒頭で「9mmAR」って紹介しましたが、「M45」という製品名や、マガジンの仕様を見る限り9mmじゃなくて45口径ですね。
まあ、こういう形の銃の総称という事で…。

付属のBBローダーはこんな感じで東京マルイ製のローダーよりも太いです。

給弾する部分には、何用なのかわからないアタッチメントが付いていました。
少なくともARES M45のマガジンにはこのアタッチメントは不要でした。

弾はローダー上部の蓋を開けて、そこから入れます。

ちなみに、このBBローダー、なぜか刻印がローダーの内側に入ってます。
なぜ…。刻印が凄く読みづらいです。

という訳で、付属品の紹介を先に持ってきましたが銃本体を見ていきます。

こちらがARES M45です。
ストックは折り畳まれた状態で箱に入っていました。

なので、M45の外箱はコンパクトなんですよね。

反対側はこんな感じ。
ストックはこちら側に畳まれる仕様のようです。

ストックを伸ばすとこんな感じ。

ちなみに、マガジンを入れるとこんな感じになります。

外観は以前から見てたので、特に新発見的なのは無かったのですが、手に取った瞬間に驚いた事があります。

それは『重さ』
今までのARES製電動ガンの感覚で手にしたら「何だこの重さは!!!」とあまりの重さにびっくりしました。

測ってみた所、重量は2294gありました。

2.3キロって、こんな重かったっけなぁ…と思いながら他の銃を測りにかけてみたんですが、EVO3は約2キロ、MCXは2.6キロ程度だったので、その間って感じですね。

単純に大きさに対しての比重が重いのでやたらと重く感じたのかもしれません。

実際、EVO3よりも短いですからね。

ではARES M45の細部を見ていきます。

まず、ハンドガードは非常に短く、レイルの長さは198mmほどしかありません。
マズルはねじ切りがされていますが、16mm程度の専用ネジ…。

何で14mmじゃないんだ!!!
絶対専用サプレッサーとか専用ハイダーとか、変換アダプターとか買わせる策略でしょ、これ…。
AMOEBA STRIKERシリーズと同じ匂いを感じます。

マグウェル部分はこんな感じ。
ボルトリリースボタンは普通の形状ですが、大型のマガジンキャッチが特徴的ですね。

また、マグウェルの左側は無刻印であっさりしてるので、何か刻印入れたいですね。
最近はレーザー刻印のサービスを行っているショップも出てきましたし、お願いするのもアリかなと思っています。

尚、チャージングハンドルを引くとエジェクションポートのダミーボルトが交代して、「カチッ」とロックされ、ボルトリリースボタンを押すとダミーボルトが前進する、HOP調節がやりやすい仕様になっています。
HOP調節はAMOEBAシリーズと同じようにダイヤル式なのですが、今までのARES AMOEBAシリーズで使われているチャンバーとは違うようです。

トリガーはガイズリーっぽいストレートトリガーが付いています。
セレクターレバーはアンビ仕様。
また、レシーバーには「FG HKMFG.TW N.T. T1 MUTI-CALIBER」と書かれています。

FG HKMFG.TW N.T. T1辺りが何を意味してるのかわかりませんが、MUTI-CALIBER(マルチキャリバー)って、45ACPと40SWと9mmとかそういうのをイメージしてるって事なんでしょうかね…。
ARESオリジナルデザインの架空銃ではあるものの、ちゃんと設定がありそうです。

グリップはARESの薄型グリップが付いています。
その為、レシーバーとグリップのつなぎ目に段差が出来てしまっていますね…。

これ、オリジナルデザインのレシーバーなのに何とかならなかったのでしょうか…。

尚、この薄型グリップ+薄型モーターの仕様といいうかレビューはこちらの記事をご参照ください。

尚、M45に搭載されているモーターがハイトルクなのかスーパーハイトルクなのか、はたまた別の種類なのかはまだ分解していないので不明。
こちらは分解レビューの際に分かればご紹介致します。

フロントサイトとリアサイトはMAGPUL MBUS Proみたいなデザインの樹脂製フリップアップサイトが付いています。

折りたたみストックの基部はこのようになっており、LAW TACTICAL製のAR用フォールディングストックアダプターのGEN1をアレンジしたような基部が付いています。

ちなみに、エンドプレートにスリングスイベルが付いています。

フォールディングストックの内側にはこのように金色の端子が付いています。
この端子を通じてストック内のバッテリーの電力を本体に伝えるので、折りたたんだ状態で射撃を行う事はできません。

またこの端子、普通にショートするらしいのでバッテリーを入れたら絶対にストックは折り曲げない方が良いでしょうね。
一瞬ショートしただけでもバッテリーは傷みますし、長時間ショートさせた場合は確実にバッテリーが発火します。

ストックはこんな感じの短い伸縮ストックが付いています。

ストックを最大まで伸ばした場合、約18cmの長さになりました。

尚、ストックを伸縮させるにはストック中腹の大きなレバーを押しながら前後に動かせばOKです。
ストックを外すにはストック前側のつまみを引っ張りながらストックを下げると引っこ抜けます。

バッテリー端子はタミヤミニコネクタ。
ストックチューブ内にバッテリーを入れる仕様になっています。

尚、ストックチューブの深さは約14mm。
NEOXの7.4V 1200mAh辺りがちょうど良いサイズでした。
端子まできっちり収めようとするなら、もっと短いバッテリーを使う必要があります。

尚、11.1Vもストックインサイズの物であればギリギリ入りました。
本当にギリギリなのでバッテリーが膨張してたりすると入らないかもしれません…。

という訳で、一通り確認ができたので動作させていきます。
使ったバッテリーは7.4V 2000mAh 25CのLiPoバッテリーです。(動作検証の時、これを使う事が多いので…)

動作はこんな感じでした。

なんというか、物凄い硬いスプリングをめっちゃ頑張って引いてる音がします…。
ってか、ピストンの打撃音が半端ない。バチンバチンと糞うるさいです。

動画だと分からないかと思いますが…。

駆動音(モーターやギアの回転音)は割と静かで、モーターやギア、メカボックスの精度は申し分ない感じがするので、素体としては優秀でしょう。
もっとも、ARES製電動ガンの発射サイクルが遅いのは今に始まった事では無いんですがね…。

ARES M4CCRとかも秒間9発でしたし…。

初速は74m/s〜86m/s、発射サイクルは秒間8.6発程度でした。
弾を入れると破裂音が凄くて、煩すぎてあんまり撃ててないです…。

HOPを強めにすると初速が上がりそうですが、そこまでちょっと検証できません。
煩すぎです。

マンション住みには辛い仕様の銃です…。
まあ、こんな短いバレルで初速を稼ごうとしてる訳ですし、こういう発射音になるのも仕方がないとは思いますが…。

ここは弄る時に色々と効率化してなるべく柔らかいスプリングで動かせるようにしようと思います。

ハンドガードの脱着ギミックについて

という訳で、最後になりますが、こちらのARES M45には面白い機能が付いています。
それが「ハンドガードを脱着出来る」という機能。

ドラゴンフォースの店長がそういう仕様のトレポンを作っていて見させてもらったのですが、もしかして通常電動ガンではこれが初じゃないですかね…?
自作してる人とか居るのかな…。

まず、根本下部にあるつまみを下に引っ張った状態で、ハンドガードを45度回転させます。

これでハンドガードを手間に引っ張ると「スコッ」と抜けます。
基部はグリスでドロドロになってますね…。

レシーバー側を覗くと給弾ルートとノズルが確認できました。

という訳で、ARES M45のレビューは以上になります。
分解レビューもなるべく早めに仕上げる予定なので、しばしお待ち下さい…。

分解レビュー記事が書けました。


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