クリアなレンズと耐衝撃性・耐水性を備えたリフレックスサイト、Sightmark Mini Shot M-Spec FMSのレビュー | エボログ

クリアなレンズと耐衝撃性・耐水性を備えたリフレックスサイト、Sightmark Mini Shot M-Spec FMSのレビュー

2019年2月16日

つぼみトレードカンパニー様より『Sightmark Mini Shot M-Spec FMS Reflex Sight』をお借りしたのでレビューしていきます。

こちらの製品はTrijicon RMRやDocter等と同じカテゴリに属する「ミニリフレックスサイト」になります。
当製品は射撃競技から狩猟、更には法執行機関での使用を想定しており、ライフル、ショットガン、ピストルなど様々な銃に取り付けて使う事を想定している、実銃対応の製品になります。

カタログスペック上の最大リコイル耐性(Maximum Recoil)は「.375 H&H Caliber」と書かれていました。
この弾の存在を私は初めて知ったのですが、このサイトに掲載されているリストを見る限り、.308ウィンチェスター(7.62x51mm)の倍近いリコイルがあるようなので、相当ですね。

実際、この弾をライフルに込めて撃つ動画を見る限り、結構凄い反動があります。楽しそう。
※8:40秒辺りから装填、射撃

また、IP67の防水性能に加えて、9mからの落下に耐える耐衝撃性能も備わっています。
いい感じですね。

内容物はドットサイト本体(ローマウント付属)、ハイマウント、ラバーカバー、クリーニングクロス、L字ドライバー、説明書です。

Sightmark Mini Shot M-Spec FMS本体はこんな感じで、割とゴテゴテした外観なのが特徴です。

付属のレンズカバーはゴム製で、サイトマークのロゴが入っています。

ドットサイトにカバーを被せるとこんな感じ。

真正面と真後ろから見るとこんな感じ。
このアングルだと結構シンプルな見た目ですね。

そしてこのドットサイト、真正面から見るとレンズの色が殆ど見えないんですよ。
サバゲーをしていると「ドットサイトの対物レンズの反射で位置バレした!」なんて事は割とありますが、このドットサイトならその心配は無さそうです。

私自身、サバイバルゲーム中に「なんかあっちの草むらから撃たれてるんだけど、影に隠れて姿は見れないなぁ…でもドットサイトの対物レンズ丸見えなんだよなぁ…」と思って、光ってる対物レンズめがけて撃つ事が割とありますし、私自身それで狙われるリスクが怖くて対物レンズの反射には気をつけています。
迷彩服を着て草むらに溶け込んでても、光学サイトのレンズの反射で位置バレしちゃ勿体無いですよね。

尚、レンズが透明なのはレンズコーティングが施されていないとかそういう訳ではなく、こういう特性をもつレンズコーティングが施されているだけです。
腕時計とかでも採用されている反射防止コーティング(ARコーティング)が施されているようで、カタログには「AR Red」と書かれていました。 (ARコーティングで赤を反射させるようにしてる事の意味?)

レンズを見る角度によって赤、緑、黄緑と色が変わり、真正面から見ると透明という感じになっています。
このコーティングによって「特定の角度から照射された特定の色の光のみ反射させ、残りを透過させる」という事を実現しているのではないか?と思われます。

ただ、今となってはそこまで珍しいコーティングという訳ではなく、ここ数年でこのコーティングが使われているドットサイトをよく見かけるようになりました。

ちなみに、コーティングが施されているのは対物レンズだけではありませんでした。
投影機が収められている部分のカバーが青紫色に反射しているので、ここにも何かしらのコーティングが施されているようです。

側面はこのようになっています。
左側面には輝度を上げるボタンが付いており、右側面には輝度を下げるボタンが付いています。
レティクルの形状変更や自動調光等は付いていないので、ボタン周りは非常にシンプルです。

エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルはマイナスドライバーで回します。
ダイヤルは若干の抵抗とクリック感があり、使っている最中に勝手にズレてしまうような事は無さそうな印象。
また、ダイヤルに矢印が印されているので、「この位置でゼロインした」というのが分かりやすいです。

尚、ダイヤルは1クリックで1MOA可動、エレベーテーション・ウィンテージ共に110MOAの稼働量があります。

電池はCR1632。
CR2032よりも一回り小さな電池が採用されています。

バッテリーの持続時間は最大輝度で300時間、最低輝度で30,000時間です。

純正マウントの仕様と、ハイマウントについて

Sightmark Mini Shot M-Spec FMSのマウントはDoctor互換なので、純正マウント以外にも選択肢が豊富なのはありがたいです。

とは言え、20mmピカティニーレール対応のローマウントとハイマウントの両方が付属するので、これだけでも十分かもしれません。

ハイマウントには独特な肉抜きが施されています。

ハイマウントを取り付けるとこんな感じになります。

ハイマウントを付けた状態でARのアイアンサイトを覗くと、若干レンズの下側にアイアンサイトが来るような形になりますが、ちょっと視点を動かせばドットとアイアンサイトを重ねる事が出来るので、ほぼAbsoluteですね。

赤い線がアイアンサイトの位置

尚、ローマウントだとこんな感じになります。
流石にこの銃に、この高さのマウントを付けると、相当無茶な覗き方しないと覗けないです…。

尚、ローマウントを取り付けた時の重量は65g、ハイマウントを取り付けた時の重量は85gとなっています。

覗いた時の様子とドットの形状、パララックスについて

普通に覗くとこんな感じに見えます。
レンズの上の方が僅かに青みがかっていますが、中央から下にかけての透明度は非常に高いです。

屋内で真っ白の部分を見ているので青みが目立ちますが、屋外など明るくて色んな色が存在する風景を見ている分には殆ど青みは気になりませんでした。

透明度比較です。
左から順に、Sightmark Mini Shot M-Spec FMS、Bushnell FireStrikeHOLOSUN HS507Cです。
FirstStrikeの透明度、相変わらず異常ですね…。
※Bushnell FireStrikeはドットをOFFに出来ないので、中央付近にぼやけた赤点が表示されています。

ドットの大きさは3MOAと小さめ。
輝度は11段階調節が可能で、最大輝度であれば快晴な屋外でもしっかりドットが視認できる程度の明るがありました。

続いて、レンズの歪みとパララックスを見ていきます。
いつも通り、2.5m先のディスプレイを見ています。

見ての通り、レンズ周囲が若干像が歪んでいるのが分かります。
小型かつ湾曲しているレンズを使っている以上、これは仕方がないですね…。

ミニリフレックスサイトとしては、かなり抑えられている方だと思います。

続いて、パララックスを見ていきます。
結果は2cmの円からはみ出さない程度にはパララックスが抑えられているので、十分では無いでしょうか?

特に、左右に動かした時でもはみ出ないのは大したものだと思います。
このタイプの横長のレンズだと上下は問題なくても左右でズレが大きくなる事が多いですからね…。

更に良かったのは、このように視点を大きく動かしてもあまり像はグニグニ動きません。
写真を見て頂けると分かると思うのですが、視点を動かしても歪み方があまり変わらないんです。

リフレックスサイトは対物レンズの形状の問題から、小型になればなるほど視点を動かした時に像が歪んだり動いてしまう事によって、構えながら移動とかしてるとめっちゃ酔ってしまうケースが多いのですが、Sightmark Mini Shot M-Spec FMSはそれがかなり抑えられています。
もちろん、全く歪みが無いという事ではありませんが…。

という訳で、製品をお借りしてレビュー記事を書いといてアレですが、欲しくなってきました…。
スペック的にも使い勝手良さそうですし、形も特徴的でかっこいいですし。
個人的には割と好みなドットサイトです。