モダナイズMP5、ICS CES-P MS1 S3 SFSストック(ICS-212S3)のレビュー | エボログ

モダナイズMP5、ICS CES-P MS1 S3 SFSストック(ICS-212S3)のレビュー

2020年3月6日

ミリタリー用品やエアソフトガン向けのカスタムパーツを扱うオンラインショップであるMilitaryShop TORAYAMA様より、ICS製の電動ガン『ICS CES-P MS1 S3 SFSストック』をお借りしたのでレビューしていきます。

こちらの製品はH&K MP5の形状をベースにオリジナルの外装パーツを取り付けたいわゆる「モダナイズ MP5」みたいな感じの製品になります。

また、同社製の電子制御ユニット『SSS.II』も組み込まれておりプリコック機能、アクティブブレーキ、バースト制御、バッテリー電圧監視機能などの様々な機能も備わっています。

内容物は銃本体と多弾数マガジン、クリーニングロッド、製品カタログといった感じでした。

という訳で、ICS CES-P MS1 S3 SFSストックはこんな感じです。

反対側はこんな感じ。

かなり賛否両論ありそうな形をしていますが、近未来的なデザインに改造されたMP5みたいな感じですね。

昔、MX5シリーズというMP5系の電動ガンが発売されていましたが、こちらはMX5の後継機種的な位置づけの存在だと思われます。
今回レビューする製品はMX5 PRO MS1の後継機種的な感じでしょうね。
※MX5は電子制御無しでVer2系非分割メカボックスという普通の電動ガン、MX5 Proは電子制御ありでICSの上下分割メカボックス搭載機でした。

尚、ICS CES-PシリーズとしてはスタンダードなMP5に近いデザインの物も「ICS CES-P MP5A3」という製品名で存在します。
こちらはMX5 PRO A5の後継機種的な感じでしょうか…。

https://trym.shop-pro.jp/?pid=147811320

スタンダードな形状のMP5が欲しい人はこちらといった棲み分けが出来ている感じですね。

付属のマガジンはこんな感じの至って普通のMP5用マガジン。
多弾数マガジンで、装弾数は230発になります。

給弾口はリップ側、ゼンマイはマガジン底部に付いています。
まあ、この辺りは一般的なMP5用の多弾数マガジンと同様の仕様ですね。

尚、マガジンの外装はスチールでした。

CES-P MS1 S3 SFSストックの細部の紹介

では、細部を見ていきます。
マズルにはスチール製のフラッシュハイダーが14mm逆ネジで付いており、外すとインナーバレルが飛び出しているのが分かります。
フラッシュハイダーのデザインはバードゲージのような感じ。

ハンドガードは樹脂製で左右と下部に20mmレールが付いています。

このハンドガード内にバッテリーを収納する仕様になっており、前側のピンで止まっています。
また、根本部分がヒンジのような構造になっており、ピンを抜くとハンドガードが外れるのではなく、開く感じになります。

バッテリーコネクタはタミヤミニコネクタ、ヒューズは20Aのミニ平型が付いていました。

このハンドガードの根本のパーツははめ込まれているだけなので引っ張れば抜けます。
ハンドガードを外すとスライドストックが収まる溝に入っている樹脂パーツも外れます。

コッキングレバーは折りたたみ式で、邪魔にならないように折りたたむ事が出来ます。(写真左)
展開すると写真右のようになります。

コッキングレバーはライブで、ホールドオープン状態の位置にする事も可能です。
また、コッキングレバーはダミーボルトと連動をしており、HOP調節を行う時はホールドオープン状態にしておくのが良いでしょう。

HOP調節レバーはAK系や海外製MP5でおなじみのエジェクションポートからアクセスし、前後に動かして調節するタイプです。

尚、ダミーボルトの見た目はかなり簡略化されています。

フレームはこんな感じでロアー側は樹脂成形、アッパー側はスチールプレスで造られています。

アッパーフレーム側には一般的なMP5/G3用のマウントベースが取り付けられるようになっています。
実互換かマルイ系互換かは不明。

マグウェルはこんな感じで左側には「kal.9mmx19」とドイツ仕様の刻印が入っており、右側にはエアソフト用の刻印が入っています。
SSS.Ⅱのロゴも入っていますね。

セレクターレバーはこんな感じで結構MP5の物とはデザインが異なっています。
セレクターの順番は普通のMP5と同様で、3点バーストもライブです。

トリガーは普通な感じですが、トリガーガードの前側に何かを通すループみたいな物が付いています。
スリングでも付けるんでしょうか…。(こんな所に…?)

グリップは独特な凹凸が付いているラバーバンドが付いています。
素手で握った場合はグリップ力がかなり向上しますが、グローブとの相性は悪い感じがしました。
尚、単に被せてあるだけなので、外す事が可能です。

グリップ底部はこんな感じで放熱用に穴が空いていますね。

フロントサイトとリアサイトはこんな感じ。
フロントサイトは普通のMP5用な感じですが、リアサイトはG3やHK416で採用されているのと似た仕様(近距離用がノッチサイト、中〜遠距離用がピープサイト)になっています。

サイトピクチャーはそれぞれこんな感じ。

そういえばMX5 PRO MS1のアイアンサイトってかなり独特な形状だった気が…。
そう考えると普通のMP5風の形状に戻った感じですね。

ストックはこんな感じで、ここだけ見たらMP5とは思えないですね…。

このストックはチークピースが3段階、ストックが4段階で調節する事が出来ます。
中々ニークな機能が付いていますね。

そのせいでストックには色々な物が付いています。
個人的にはストックの根本部分にQDスイベルが付いているのが嬉しいですね。

尚、ストックの長さはそれぞれこんな感じになります。
基部から短い状態で24cm程度、長くした状態で27cm程度です。

また、このストックは折りたたむ事も出来ます。
なんというか、「全部入り」感が凄いです。

ストックを折りたたんだ状態だとこんな感じになります。
一般的なMP5用のフォールディングストックと同様、本体の右側に折りたたまれるようです。

折りたたまれた状態の基部はこんな感じ。

CES-P MS1 S3 SFSストックで使えるバッテリーについて

CES-P MS1 S3 SFSストックで使用可能なバッテリーを確認していきます。

まず王道なサイズと思われるミニSサイズ(BATON 7.4V 2000mAh)ですが、これは入りそうでギリギリ入らない感じでした。
斜めに入れると行けそうか?と思ったんですが、ハンドガードを閉じようとするとバッテリーがインナーバレルに干渉してしまいます…。

続いて、ストックチューブインサイズで短めのLiPoバッテリー、OPTION NO1 7.4V 1300mAhを試してみた所、こちらは特に問題無く入れる事が出来ました。

ミニSバッテリー位の長さでかつ細めのバッテリーや、セパレートタイプのバッテリーであれば入りそうな感じでした。

尚、日本仕様においてバッテリーは7.4Vのみ対応で11.1Vは非対応になります。

CES-Pの作動性と初速と発射サイクルについて

では、箱出し状態の動きを確認していきます。
使用しているバッテリーはこちらの銃に入れる事が出来たOPTION NO1 7.4V 1300mAhです。

CES-Pには電子制御ユニットであるSSS.Ⅱが搭載されており、バッテリーを繋いだ後、数発セミオートで撃つと自動的にピストン停止位置を調整し、プリコックにしてくれます。
動画を見て頂くと、5発目辺りからセミのキレが突然良くなるのが分かると思います。

また、先述の通り3点バーストもライブ。
もちろん、バーストの制御も電子制御で行われています。

動作音に関しては少しギア鳴りが気に鳴りますが、海外製品の箱出しどノーマルと考えると、許容範囲内かなといった印象。
個人的には調整したいレベルですが…。

尚、プリコックの解除に関しては少々特殊です。
まず、フレーム右側に1mm程度の隙間が空いており、ここに逆転防止ラッチを動かす為のレバー(赤矢印、銀色のパーツ)が付いています。
上の動画でギアの回転と同時にピコピコ動いているのが確認出来ると思います。

細い棒状の物をこの隙間に突っ込んで、銀色のパーツを銃口側に動かしてあげると逆転防止ラッチを解除する事が出来ます。

M4系はセレクターレバーをセーフティに入れるとプリコックを解除してくれる仕様になっていたのですが、CES-Pではセレクターレバー操作によるプリコック解除は行われません。

初速と発射サイクルに関しては0.20gで88m/s程度と割と大人しめ(東京マルイ0.20g樹脂弾で計測)

尚、HOP無しの状態は初速が80m/s前半と低めで、HOPを上げていくと初速が上がっていき、HOPを強くし過ぎると今度は初速は下がっていく感じでした。

付属の多弾数マガジンを使ってテストしましたが、給弾不良などのトラブルは特に無かったです。

CES-PのテイクダウンとVer2亜種系分割メカボックスについて

では、テイクダウンとICSの分割メカボックスを見ていきます。
これはM4系と同様ですが、テイクダウン前に逆転防止ラッチを解除しておきましょう。

まず、ストック下部に付いているピンを抜き、ストックを外します。
レシーバーの基部(メカボ後部)には写真右側のような感じでスペーサーみたいな物が付いていました。

この状態でロアフレームを下に動かす事でメカボックスを分割する事が出来ます。

マグウェル近くにあるピンを抜く事で完全に分割する事が出来ます。

ロアフレーム側にはスイッチやギアなどの駆動系のパーツが詰まっています。
形状的にはMX5 Pro時代から大きな変更は無さそうで、トリガー周りがSSS.Ⅱになっている程度でしょうか…。

尚、CES-PにはM4系には付いていないコネクタがメカボックス前側に備わっています。
物理トリガーのスイッチみたいなハの字型の接点ですね。
この仕様はMX5 PROと同様だと思われます。

一般的なMP5の前配線バージョンってメカボックスの後ろから伸びた配線がメカボックス上部を通って前側まで伸びている事が多いと思うんですが、この仕様は分割メカボックスならではですね。

ピストンASSYは引っこ抜けばアッパーフレームから抜く事が出来るのですが、そのままだとタペットプレートがフレームに干渉してしまうので、少し曲げて逃してやる必要がありそうでした。

尚、このピストンASSYはQD使用になっていないバージョンのようです。
詳しくは後述しますが、補強用のリブなども付いていませんでした。

という訳で、CES-Pではこんな感じで簡単にメカボックを上下分割させる事が可能で、バレルとピストンASSYを簡単に取り外す事が出来ます。

ピストンはこんな感じ。
最新型に付いている強化リブなどが見当たらない、古いタイプの製品のように見えます。(もしかしたら強化リブはEBBの為の物なのかもしれませんが…)
また、飛び出している逆転防止ラッチを逃がす為の凹みも付いていますね。

インナーバレル+チャンバーはこんな感じで、230mmのアルミバレルが入っています。

チャンバーは少し特徴的な形状をしています。
HOPの突起は一般的な形状。

このバレルクリップの部分がかなり特殊ですね。
Cクリップではなく、前側からネジ2本で樹脂パーツが固定されているようです。

という訳で、ICS CES-P MS1 S3 SFSストックのレビューは以上になります。

基本的にはMX5 PRO MS1を元に細かな仕様変更を行い、SSS.Ⅱを組み込んだ製品といった感じの印象です。