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SIG AIR MCX VIRTUSにアウターバレル エクステンションを加工して取り付けました

記事作成日:2020年4月13日

一般的なAR15系(M4、M16など)のアウターバレルの外径18mmで、サードパーティメーカーから出ているアウターバレル エクステンションも基本的にそのサイズに合わせて作られている物が殆どなのですが、SIG MCXのアウターバレルは15.72mm(カタログスペックなどではなく、ノギスで計測)と、かなり細いのです。
これは実銃がそういう仕様なのでしょう。
Cybergun/VFC版SIG AIR版も同じです。

左がCybergun/VFC版、右がSIG ARI版のSIG MCX

その為、普通のバレルエクステンションを取り付けるとイマイチな見た目になってしまうという問題があったりします。

でも、バレルを長くしたい…!
という訳で、SIG AIR PROFORCE MCX VIRTUS AEGに取り付ける為に、SLONG AIRSOFT製のアウターバレルエクステンション 86mmを買ってきました。
14mm逆ネジに対応した、一般的な仕様のエクステンションです。

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冒頭でも説明しましたが、このアウターバレルエクステンションをSIG MCXに取り付けるとこんな感じで、つなぎ目の所に大きな段差が出来てしまい非常に不格好な見た目になってしまいます。
そして、MCXのアウターバレルは先端がすぼんだ形になっているので、これが一層段差を大きく見せてしまっている感じです。

尚、このアウターバレルエクステンションの外径は17.96mmでした。
SIG MCXのアウターバレルに合わせるには約2.2mm細くする必要があります。

なので、SIG MCXのアウターバレルの太さに合うように、削りました。

ちょっと先端側の加工に失敗してボコボコっとなっちゃいましたが…。

取り付けるとこんな感じになります。
これでも先端の窄んでいる所との段差が気になりますね…。

この段差はこの後直します。
まず先にエクステンションアウターバレルを取り付けた状態の見栄えをチェックします。

元々黒く塗装しようと思ってたんですが、なんだかこれはこれでアリな気がしました…。
全体像はこんな感じ。

やっぱりスコープを取り付けてハンドガードの前の方に色々盛るならこれくらいのバレル長がバランス良く見える気がしますね。

という訳で、形的にいい感じだと思ったので、もう少し改良する事にしました。

まず、エクステンションアウターバレルの内側のねじ切りされている部分を限界まで肉薄にします。
今回の加工では先端部分を0.1mmまで薄くしています(奥の方は0.25mm)

この加工をする事により、アウターバレル先端の斜めになっている部分をエクステンションの内側に入れて隠す事が出来るはずです。

続いて、SIG MCX側の14mmネジ部分を短くします。
これにより、エクステンションアウターバレルの奥の方までアウターバレルを差し込む事が出来るようになります。

そして、結局黒色にします。
素材がアルミなのと、アルミ用のブルーイング剤が余っていたので、ブルーイングにしています。(ちょっと色むらが…orz)
あと、マズル側を加工する時にちょっとミスって出来た傷がより一層目立つようになった気がします…。

という訳で、こちらのエクステンションをSIG MCXのアウターバレルに取り付けるとこんな感じになります。
この通り、斜めになっている部分にアウターバレルが被るので段差がかなり目立たなくなります。

まあ、近くで見ると数ミリ段差が出ているのがバレちゃうんですがね…。

とは言え、加工をする前とした後では大きな差があるのでこれはこれで良いでしょう。
段差を隠す加工前のハンドガード無し状態を撮り忘れてたのでちょっと分かりづらいかもですが、写真左が段差を隠す加工前、写真→が段差を隠す加工後です。

SIG MCXのバレルを長くしたい場合、単にバレルエクステンションを付けるだけじゃ済まないのが少々面倒な所ですね。
長い状態の一体型アウターバレルがカスタムパーツとして出てくれるととても有り難いんですが…。

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