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ACETECH AC6000 MKII 弾速計を買いました

記事作成日:2020年6月17日

エアソフトガンの弾速を計測する事が出来る機械、『弾速計』を購入しました。
今回購入したのはACETECH AC6000 MKIIです。
今現在、色々なメーカーから出てますし、個人ですらこういうエアソフトガン用の弾速計を作っていますが、なんだかんだこのACETECHとXCORTECHの2メーカーが一番シェアが高い気がします。

私はXCORTECHを長らく使ってきたのですが、最近はこのメーカーの製品もよくサバイバルゲームフィールドで見かけるようになったので一応買っておこうと思って購入する事にしました。

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弾速測定器の数値を過信し過ぎてる人がたまに居ますが、この手の製品ってメーカー毎の差にロット差、電圧や明るさなど環境の変化による差など色々不安定な機械なんですよね。
不安定とは言っても、何十m/sもズレる訳ではないので実用性は保っていますが、超高精度な機器では無いので過信は良くないでしょう。(バグってあり得ない初速とかサイクルになる現象を除く)

純粋なジュール計測であれば、ASGKから出ておる『ASGK簡易弾速測定器』が今でも高性能って言われてたりしますからね…。

今回、この弾速測定器を購入した理由もそういう所にあります。
やっぱり1つの機器だと信頼性が劣る気がしたので、今後は2つの機器でダブルチェックを行っていこうと思いまして。

ちなみに私が初めて買った弾速測定器はこのASGKのやつです。
次にLayLaxから出てたヤツですかね…。(その後この趣味から一時引退、復帰後にXCORTECH X3200を購入)

という訳で、ACETECH AC6000 MKIIの内容物はこんな感じ。
説明書と充電用USBけーブル、AC6000 MKII本体です。

AC6000 MKIIの説明書はBluetooth連動対応のモデルと共通のようで、中国語、英語、日本語、ドイツ語に対応していました。
ちょっと日本語が不自然な所もありますが、概ね理解出来るので問題は無いでしょう。
写真付きで分かりやすい説明書です。

ちなみにBluetooth対応モデル(AC6000 BT)も売っていたのでちょっと悩んだんですが、Bluetooth連動させる意味がいまいちよく分からなかったのと、技適通ってるのかもよく分からなかったので、買うのはやめておきました。

AC6000 MKII本体はこんな感じ。

裏面はこんな感じで、18650型リチウムイオン蓄電池が挿入されています。
以前のモデルは普通の乾電池を使う製品でしたが、MK2になって充電電池になったようです。

汎用的な規格のバッテリーなので、仮に蓄電池の寿命が来ても交換する事が出来るでしょう。

充電は本体のMicro USBコネクタから行います。
充電はそれなりに時間が掛かるようで、3時間程度充電器に繋いだまま放置してたのですが満充電にはなりませんでした。

電源は本体正面左下にあるオレンジ色のボタンを押します。
ディスプレイはモノクロの有機ELディスプレイ(OLEDディスプレイ)で、輝度が非常に高いです。

ACETECH製の弾速測定器には計測してきた初速を一覧で見返す機能があります。
これはXCORETECH製にはない面白い機能で、最大値・最小値・平均値も求めてくれるので、初速のブレ具合がひと目で分かります。

XCORETECH X3200だとショットメモという機能で、1発ずつ遡って確認する事しか出来ませんでした。

この辺りの比較も記事後半で行いおます。

弾速測定器の設定としては、弾の重量や大きさの設定や単位の設定があります。
弾の重量は全部で5種類登録する事が可能で、弾速チェック画面のジュール計算で使われます。

また、画面の明るさや何分でスリープするかなどの設定もする事が出来ます。

XCORTECH X3200 MK3との外観比較

という訳で、今まで使ってきた…というか今後も使い続けるつもりですがXCORTECH X3200 MK3との比較を行ってみます。

まず、AC6000の方が大きさが一回り程大きく、X3200 MK3に比べるとAC6000 MKIIは結構ごっついです。

正面はこんな感じ。
画面の明るさに関しては構造が違っているので比較する物では無いと思いますが、ACETECH AC6000 MKIIの方が明るく見やすいですね。
という化、XCORETECHの方はこれが明るさMAXなんですが、ACETECHの方はこれで10段階中3段階目なんです。

シューティングボックスへの取り付け

という訳で、以前作ったシューティングボックスを追加工してAC6000を取り付けていきます。

X3200 MK3用に設けていた穴の下にAC6000を取り付けようと思ったので、AC6000のサイズに印を付けて、カッターナイフで切っていきます。

これで上下に弾速測定器を配置する事が出来ました。

X3200 MK3との初速差がどの程度出るかを見ていきます

という訳で、最後に実際に弾速を計測し、X3200 MK3との初速差を見ていきます。
今回検証で使用するのはこちらのトレポン。
普通のサバゲー用に組んでる奴で、気分転換に長いAR使いたくなった時用セッティングで、先日G.A.W. 保持ぴったんのテストに使った銃でもあります。

X3200→AC6000→X3200→AC6000といった感じで交互に10発ずつ、合計20発射撃を行ってみました。
尚、計測で使用している弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾になります。

結果、X3200の平均は92.5m/s(最大92.95m/s:最低91.93m/s)、AC6000は93.2m/s(最大93.6m/s:最低92.9m/s)という感じで、ほんの僅かにAC6000の方が初速が高く計測されているような結果になりました。

X3200のショットメモを並べてみました。
こう見比べるとAC6000は見やすいですねぇ…。(画面上には3〜10発目しかしか写ってませんが上下キーでスクロールさせる事が出来ます)

フルオートに関してはこんな感じ。
誤差レベルかもしれませんが、これまたAC6000の方がサイクルが早いという結果になりました。
初速も例のごとくAC6000の方が高く出ていますね。

また、AC6000の方は何発フルオートで撃ったか?というのも画面上に表示されているのが面白いと感じました。

後、明らかにAC6000の方がレスポンスが高いですね。
X3200は数値が表示される時に画面が点滅する仕様のせいか、ワンテンポ遅れて結果が表示されるような感じなのですが、AC6000はパッ、パッ、パッとタイムラグ無しに数値が更新されていく感じでした。

今後はAC6000を使って調整していく事にしますかねぇ…。
元々ギリギリでのセッティングは行っていないのですが、初速が高く出るならそれに合わせたほうが良いでしょうし。

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