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Bushnell Elite Tactical DMR G2 3.5-21x50mm(ET35215G)を買いました

記事作成日:2020年12月7日

前々からちょっと欲しいな〜と思ってた製品、Bushnellの最上位グレードであるEliteシリーズのスコープを購入しました。

今回購入したのは、Bushnell Elite Tactical DMR G2 3.5-21x50mm(ET35215G)というライフルスコープです。
国内代理店経由の正規品で、中古で購入。

2012年頃の製品なので、最新という訳ではありません。
今はバージョンアップ版のDMR 2が販売されており、現在新品で入手出来るのは多分このDMR2になると思います。
ただ、外観が変わってるだけで中身は同じだと思うんですけどね…。

MK13Cの調整も一旦完了したし、これに載せるスコープが欲しかったのと、SPUHRの34mmチューブ用マウントリングを持て余している状態だったので、34mmチューブのスコープが欲しかったんですよね。
そんな時にちょうど良い製品を見つけたので即買いでした。

ビニール袋に包まれた状態でスコープが入っていました。
箱のデザインはライト光機感漂う感じですね…。

尚、説明書などの付属品は無し、マウントリングとバトラーキャップ(接眼レンズ側のみ)がスコープ本体に取り付けられた状態で入っていました。
外観は物凄く綺麗で、付属品を外したらほぼ新品同然。
レンズの傷や汚れも皆無。
前のオーナーはどういう用途で使っていたのでしょうか…。あまりに綺麗すぎる。

とりあえず、レビューにあたってマウントリングとバトラーキャップを外しました。

対物レンズが50mmでチューブ径が34mmある上に、かなり大型のエレベーテーション、ウィンテージダイヤルが特徴です。
デカイ。

そして、スコープ単体で988gと、かなりの重量があります。
持った瞬間「重っ!」ってなりました。

では細部を見ていきます。
対物レンズ側の膨らみは短めで、DMR ELITE TACTICALと、ロゴが入っています。

また、対物レンズ側のリングには「ELITE」と「TACTICAL」の文字が掘られています。

エレベーテーションダイヤルとウィンテージダイヤルはそれぞれこんな感じでかなりデカイです。
ツマミの直径は41mmもあります。

エレベーテーション、ウィンテージ共にゼロロック機能が付いており、つまみを押し下げるとロック、引っ張るとロック解除で回せるようになります。

また、ゼロリセット機能も搭載。
ゼロリセットはキャップ上部のコインネジを外し、キャップを外して行います。
まあ、この辺りはこのグレードの製品では当たり前のように付いていますが…。

左側にはサイドフォーカスノブが付いています。
フォーカスは50ヤード(45.72m)〜700ヤード(640.08m)、無限となっています。

購入前から懸念していた事項ですが、50ヤードよりも手前にどの程度ピントが合うのか気になります…。
まあ、8万円という値段に釣られて買ったので、使えなかったらそれはそれです。

尚、このサイドフォーカスノブにはBushnellのエンブレムが入っています。

チューブ下部にはモデル名、防水の表記、倍率、生産国、シリアルNOが印刷されています。
まあ、例のごとく安心の日本製です。
やはり上位グレードのスコープは某所OEMが多いんでしょうねぇ…。

パワーダイヤルはこんな感じで、3.5、5、8、12、15、18、21と倍率が印刷されています。
私が持っているスコープの中では最も倍率比の高い製品になりました。

接眼レンズ側はかなり長いです。
対物レンズ側が短かいという事もあって、より一層長く感じました。
視度調節ボタンは程よい滑り止めがあるのと、ゴムでフチが覆われています。

レンズとレティクルを見ていきます

ではいつもどおりレンズとレティクルを見ていきます。
まず、レンズには「フーリーマルチコート(FMC)」というBushnell独自の特殊なマルチコートが施されています。
また、アルゴン・パージド・フォグプルーフィングという曇防止コーティングも施されているようです。

見た感じ、対物レンズ表面に青っぽいコーティングが掛かったレンズが付いており、その奥の方にグリーンマルチコートっぽい、緑系コーティングが確認できました。
それにしても、中古とは思えないレンズの綺麗さ…。

レティクルはこんな感じ。
G2という名前のFFPレティクルのようです。(ちなみに後継機種のDMR2にはG3というレティクルが搭載されています)

見ての通り、めちゃくちゃ細かいレティクルで、3.5倍だと殆ど十字レティクルとしてしか認識出来ません。
多分わざとそういう仕様にしてるんでしょうね。

倍率を上げていくとレティクルの形状が鮮明になっていきます。
21倍でもかなり細いので、3.5倍の時にいかにレティクルが細いかが分かると思います。

尚、アイレリーフとアイボックスに関しては、高倍率系スコープの割にはかなり覗きやすい感じがしました。
とは言え、これと同グレードの製品って多分DEON March-Fしか覗いたことが無いので、比較対象が乏しい問題があります…。

アイレリーフに関しては3.5倍〜5倍位までは100mm〜90mm程度あり、それ以降が80mm〜70mm程度といった感じです。
感覚的には3.5〜5倍で覗く位置と、それ以降で覗く位置を別ける必要がある感じですね。

マウントリングに取り付けていきます

という訳で、こちらのスコープをマウントリングに取り付けていきます。
今回使うマウントリングはSPUHR製ワンピースマウントリング QDP-4602 Ø34 H38MM 6MIL QDP

去年、買う予定だったスコープ用に買ったマウントリングなんですが、急遽買う製品を変更したせいで持て余してしまった奴です…。

このマウントリングにはスコープの水平を保ったままリングを締め込む為の治具が付いているのですが、パワーノブに干渉して使う事が出来ませんでした。

なので、いつも通りにスマホの水平器を使って水平を出しました。

という訳で、ただでさえ重かったスコープがごっついマウントリングを追加した事によって1.28キロに…。
なかなかの重量感。

という訳で、こちらのスコープはArchwick Accuracy International Mk13Cに取り付ける事にしました。
見た目もいい感じです。
このライフル、案外短いのでこういう少し短めのライフルスコープが似合う気がしますね。

外で覗いてみました。

という訳で、先日サバゲーに持っていったので外で覗いてみました。
場所はサバイバルゲームフィールド SAVASのセーフティゾーン。
70m程度の距離を取る事が出来たので、そこで試してみました。

3.5倍の時と21倍の時でこのような感じの変化があります。
カメラの位置を固定しているせいで3.5倍だと周囲が少し周囲がケラれています(3.5倍と21倍では同じ位置で覗く事が出来ない)が、どれだけ拡大されているかは分かると思います。

シューティングレンジで拡大・縮小の動画も撮ってみました。
40m先のターゲットに合わせています。

尚、当初気になっていたフォーカスが合うか?という問題に関してですが、ギリギリ30m位なら使えそうな感じでした。
とりあえず30mチャレンジで使う分には問題無さそうで一安心。

ただ、20mだとぼやけちゃって駄目でした。