VSR10のシリンダー容量を減らす為のパーツを作りました | エボログ

VSR10のシリンダー容量を減らす為のパーツを作りました

2020年12月10日

前々から思ってたのと、色々弄ってて思った事なんですが、VSR10ってシリンダー容量多すぎじゃないですかね…?
まあ、改正銃刀法が施行される以前に設計されている銃という事も理由として大きいと思う(改正銃刀法以降に出たL96、M40A3はシリンダー容量が小さい)んですが、爆音流速系や超ロングバレルカスタム以外ではちょっと扱いに困るシリンダー容量というのが個人的な印象です。

そういう事もあって初速を落とすのに度々苦労しています。
最近だと東京マルイ純正のスプリングですら好みのセッティングにすると、結構初速が出ちゃうんですよね…。
簡単なデチューン方法として、スプリングをカットして短くするという方法がありますが、これはバネ鳴りが発生して撃ち味が最悪になります。

最終的にわざと気密を少し下げてエアーを逃がすという初速調整方法を取ったりしていました。

そこで、「シリンダー容量減らせば良いのでは?」と思い至り、こういうスペーサーを作ってみました。

上下はこんな感じ。
インナーバレルのガタを取る為のスペーサーみたいな見た目ですが、これをシリンダーの中に入れる事によってシリンダー容量を減らします。

これを作る前に加速シリンダーにする案もあり、1回試した事があるんですが、フルシリンダーの時以上の初速になってしまったので速攻没案になりました。

こちらのパーツはActionArmy T10Sを弄ってた時に「作ろうかな」と思い、先日弄ったArchwick Accuracy International Mk13Cで試す為に試作、結果としていい感じだったので、BOOTHで販売を開始する事にしました。

ちなみに、これとほぼ同じ効果のある製品として、昔PDIが「VSR-10用 B↑ショートストロークシリンダーヘッド」という製品を作っていましたが、最近は見かけないですね。
もう廃盤なんですかね…?

こちらのスペーサー内径は5mm。
テーパーを掛けたり、無駄に内径を広くならないようにしたりと、スペーサーによるエアロスはなるべく少ないようにしています。

スペーサーの長さは30mmあるので、約11400mm3分のシリンダー容量削減になります。
尚、VSR10のシリンダー容量は約35000mm3なので、スペーサーを入れた後のシリンダー容量は約23600mm3になります。
電動ガンのフルシリンダーが約25140mmなので、電動ガンのフルシリンダーよりも少し容量が少ない感じです。
そして、単純にボルトハンドルの可動量が30mm短くなります。

長さを30mmにした理由は「ボルトハンドルをこれくらい短くしたら良い感じになるよね」と、「シリンダー容量、これくらいなら削っても良いよね」というかなり感覚的な物ですが、結果としていい感じでした。

という訳で、こちらのスペーサーをAction Army T10Sに取り付けていきます。
このシリンダーは純正オプションのVSR10/T10/T11用 Masamune シリンダーキットになります。

使い方は非常に簡単で、シリンダーヘッドとピストンヘッドの間に挟むような形で、シリンダーに挿入するだけです。

尚、このスペーサーには2つの溝があるのですが、ここに2つのOリングを取り付けて使います。

Oリングにはグリスを塗布しておいた方が良いと思うので、とりあえずいつも通り、薄めにグリスを塗布して、シリンダーに差し込みます。

尚、このパーツはエアダンパーやピストンヘッドが平面ではないピストンに対応するようには設計していません。
ピストンヘッドはこのような平面である必要があります。

また、下の写真のようにシリンダーヘッドかピストンヘッドどちらか片方にダンパーがあった方が良いです。
というのも、スペーサーは肉厚でそうそう壊れる物では無いですが、それでも所詮はレジンなので、強い衝撃が加わると割れてしまう可能性があります。

スペーサーを取り付ける事で、ピストンの初期位置が変わります。
写真左がスペーサー無し、右がスペーサー有りです。

ボルトハンドルを引いた場合、これくらいの変化があります。
写真左がスペーサー無し、右がスペーサー有りです。
感覚的にはボルトのストローク量が非常に短くなったと定評のある東京マルイ M40A3並のボルト後退量になります。

尚、初速の変化に関しては0.20gで92m/s程度だった初速が84m/s程度まで落ちました。
MK13Cでは初速の変化が無かったんですが、T10Sは初速を落とす為の調整をチャンバー周りで行っているせいか、シリンダー容量が減る事による初速の変化が大きい感じですね。

この辺りは組み込む銃の元のセッティングによって変わってくるので、再調整が必要でしょう。
多分チャンバーの気密を上げれば良いだけな気がしますが…。