Double Eagle Magpul Pro 700の内部カスタムをしていきます | エボログ

Double Eagle Magpul Pro 700の内部カスタムをしていきます

2020年12月28日

先日分解レビュー記事を書いたDouble Eagle Magpul Pro 700の調整をしていきます。

内部パーツは多くが東京マルイ M40A5っぽい形状ではあるものの独自仕様が故に大幅に変更できるような箇所が無いので、基本的に気になった所の微調整をしていく感じです。

ボルト(シリンダー、ピストン周り)の調整

というわけで、まずはボルト周りから。
以前、Archwick Accuracy International Mk13C用に作ってみたシリンダー容量を減らす為のパーツですが、これがかなり良かったのでこのDouble Eagle Magpul Pro 700でもシリンダー容量を減らしてみる事にしました。

例のごとく3Dプリンタでパーツを作成、今回はDE Pro 700専用に作っているので、シリンダーヘッドの形状に合わせて出力しています。

後、切削がいびつな感じになっていたローディングノズルの先端を少し削りました。
尚、ピストンは特に何も弄っておらずピストン本体やスラストベアリングにグリス・オイルを塗布した程度です。

後はボルトハンドルを一旦バラしてグリスアップ。
ちょっとここの動きが渋かったので、グリスを塗布する事にしました。

という訳で、これでボルト周りは完成。

トリガー、シアー周りの調整

続いて、トリガーとシアー周りの調整をしていきます。
分解時に気づかなかったんですけど、実はDouble Eagle Magpul Pro 700ってピストン側が斜め(45度?)なのに、シアーが90度というかなり不思議な組み合わせになっています。

これのせいで何か不思議なトリガーフィーリングになっている印象があります。
なんでこういう仕様にしたのか、イマイチよく分からないんですよね…。
M40A5の形状とも結構違っているので交換する訳にも行かず、一旦スルーする事にしました。

その代わりにトリガーやシアー周りのスプリングを調整して何とか引き心地を良くしようと思いました。

Double Eagle Magpul Pro 700のトリガー周りには「トリガーストップ」「シアー」「トリガー」の3箇所に押しバネが付いており、基本的に全部異常なくらいに硬いです。
何でこんなにスプリングが硬いんだ?と思って、一旦これらのスプリングを柔らかいものに変えてみました。

結果、トリガーストップスプリングを柔らかくするとボルトハンドルを戻してもトリガーストップが定位置まで戻らず、トリガーが引けなくなる事が頻繁に起きるようになりました。
これはトリガーストップが前後左右にガタガタ動いてしまい、スプリングの硬さが無いと引っかかってしまうのが原因のようです。

シアースプリングを柔らかくすると暴発が増えました。
これはピストンが斜めで、シアーが90度という組み合わせ故に、シアーのスプリングがある程度固くないとピストンが前に戻ろうとする動きにシアーが負けて勝手に解放されてしまうのが原因のようです。

トリガースプリングを柔らかくしても問題は起きませんでしたが、柔らかくし過ぎると暴発が増えました。
シアーが一定以上動かないようにトリガーがロックしているのですが、スプリングを柔らかくするとシアーがトリガーを引いてしまうようです。

という訳で、トリガーストップスプリングとシアースプリングは純正の硬いまま、トリガースプリングを程よく柔らかくする事にしました。
流石に純正トリガースプリングは特に硬すぎです…。

また、暴発の原因がスプリングだけではない事にも気づきました。
純正のままだとシアーにもトリガーもかなりガタがあり、振動が加わると暴発する事があったので、シムを入れてガタツキを減らしました。(写真赤矢印部分)

これでトリガー・シアー周りの調整は完了です。
ただし、レシーバーに取り付けて動作を確認していた所、ボルトハンドルを閉鎖位置に持っていった状態でシリンダー自体が前後に1mm程度動いてしまう事が判明しました。

これ、箱出し状態から多分こういう仕様だったんだと思うんですが、厚さ1mmのシムが刺さる程度にクリアランスがあったようです。

ボルトハンドルが閉鎖状態なのに前後にシリンダーがガタガタ動くってかなり気持ちが悪いので、このガタツキを抑える事にしました。
というか、普通に考えてノズル長がボルトハンドルの位置によって1mm前後にズレるって事になりますからね…良いはずが無い。

なので、1mmのシムを削ってレシーバーに貼り付けました。
本来は1mmのアルミ板をいい感じに削って作った方が良いのですが、手元に素材が無かったので、シムを使いました。
一応、ボルト閉鎖時に引っ駆らないように先端を斜めに削ったり工夫はしています。

これでボルトハンドル閉鎖状態でのガタツキが無くなりました。
赤矢印の所に詰まっているのがシムです。

バレル・チャンバー周りの調整

次にバレルとチャンバー周りの調整です。
まずインナーバレルですが、側面に付いている溝がかなり独特な仕様の為純正を加工する事にしました。

元々色んな所に溝が刻まれている、VFC製のインナーバレル(GBB/AEG共用の奴)を使おうと思ってたんですが、0.5mm位溝の位置が違っており正しく取り付ける事が出来なかったので、純正を加工する事にしました。
この銃、社外バレル選びが大変そう。

一応取り付けられるには取り付けられるんですが、窓の位置が合わなくなったりノズルとの兼ね合いがおかしくなったりしそうです。

まず、インナーバレルは250mmまで短くしました。
シリンダー容量を減らした理由もインナーバレルを短くする予定があった為です。

一時期長いバレル使ったり、極端に短いバレルにしたり色々試したんですけど、結局の所、無理に長い/短いインナーバレルを使うより好みのバレル長さの方が当たるんですよ…。
撃ち方の癖とか、HOPの掛け方の好みとか色々な兼ね合いだと思います。

バレルカット後にバリとかを整えつつ、クリーニングしてた時に気づいたんですが、POSEIDONのエアクッションバレルと同じような感じでバレル下部に溝が付いていました。
ほんの僅かに溝が左側にズレてる気もしましたが、他のバレルの選択肢も無かったので「まあいっか」って感じでこれを使う事に。

Double Eagleは最近POSEIDON製品と同じ工場で電動ガンを作っているのですが、もしかしたらMagpul Pro 700も同系列の工場を使っているのかも知れないですね。
まあ、Double EagleがPOSEIDONのノウハウをコピーして別の工場に指示して作ってるという可能性も十分にありますがね…(本当、中華メーカーってそういう事をよくやるので怖い…)

という訳で、インナーバレルの準備が出来ました。

続いて、チャンバーパッキン。
純正の宮川ゴムっぽいパッキンは使わず、メイプルリーフ ディセプティコン シリコン 60度を選択。
最近出たばかりの新作で、初めて使うのですが、今までウレタンゴムだった物がシリコンになりました。
金型も一新されており、綺麗なパッキンです。

パッキン上部、HOPの突起が付いている部分は四角い窪みが付いています。
HOPの突起はウレタン時代のディセプティコンと同じ三角形状です。

ちなみに、ディセプティコンの対になるような仕様の製品でオートボットという物もあるのですが、個人的にHOPを強めにかけてBB弾をぶっ飛ばしたいならオートボット、HOPを緩めに掛けて精密射撃するならディセプティコンって印象があったので、今回はディセプティコンを選択しました。

バレルにかぶせるとこんな感じ。Cクリップは一応付けておきました。
比較的透明度が高いのでインナーバレルが透けて見えます。

そして、HOPアジャスターは自作しました。
メイプルリーフのHOPパッキンに最適化できるように形状を調整して、しっかり面押しできる形状にしています。

多分メイプルリーフ以外にも面押しとの相性が良いHOPパッキンならだいたい使えると思います。
魔HOPとか宮川二点長掛けとか…。

純正のアジャスター以上のタイトさにしており、ガタツキは一切ありません。
スムーズに上下に動く程度の寸法にしています。
Double Eagle Magpul Pro 700のチャンバーから採寸しているのでこのチャンバー専用設計となっています。

ノンHOP状態だと一切HOPの突起が出ませんが、HOPを強くしていくとHOPの突起がしっかり出てくるようになっています。
これだけしっかり突起が出るなら問題は無さそうです。

というわけで、バレル・チャンバーはこれで完成。

一旦この状態で初速チェックをしました。

チャンバーに弾を1発入れ、バレルをシリンダーに押し付けて動作チェック。
ホップはノンHOPです。

とりあえず初速は問題無さそうなので、このまま組み立てを続けます。(初速調整は後からやるつもりです)

可変HOPを16段階から無段階仕様に

続いて、バレル・チャンバーをアウターバレルに差し込んで、HOPダイヤルを取り付けていくのですが、この時に可変HOPを無段階仕様にしました。
電動ガンならある程度妥協しちゃうんですが、ボルトアクションは細かいHOP調整がしたいので…。

Double Eagle Magpul Pro 700の可変HOP機構はダイヤル内側にボールが付いており、ダイヤル側の窪みにこのボールが入る事によってクリック感が出る仕様になっていました。

なので、ダイヤルの窪みを削れば良いじゃんと思って削ったんですが、削ってから「ボール外すだけで良かったわ」って気づきました。
結局無駄に削って、ボールも外す事に。尚、Oリングで緩みを防止する仕様にしています。

組み立てて初速チェック。
HOP最低(ノンHOP状態)で86m/s程度、HOP真ん中で88m/s程度、HOP最大で81m/s程度といった感じで、ある程度までは初速が上がっていきますがHOPを強くし過ぎると減速していく仕様ですね。

尚、弾棒でのノズル長とHOP量の確認は問題無しでした。
ノズル長調整が不要だったのは意外でした。これは楽で良い…。

後は他のパーツを組み立てて行きます。
ここまで組み立てたらマガジンを差し込んでの動作確認ができるので、各HOP量での初速チェックや慣らしを兼ねて只管撃ってました。

暫く撃ってたら初速もかなり安定してきたので「これで良いや」となり、最後のパーツを取り付ける事に。
それは短くしたインナーバレルからマズルまでの間に取り付けるスリーブです。
これまた3Dプリンタで専用のアタッチメントを作りました。

こんな感じでマズル〜インナーバレルの間を外形10mm、内径7mmのアルミパイプで覆う感じです。
実質ちょっと広めの段付きテーパーなので、整流効果があるかな〜と淡い期待も持っています。

あと、ストックのガタツキも直しました。
まず、ヒンジ部分にはビニールテープを貼り付けて閉じた時のガタツキを抑制し、連結部にはシールテープを巻いてかなりタイトにしました。

これでガチガチになりました。
これで安心というか安定した構えが出来るようになりました。

という訳で、完成後の初速は0.20gで最大91m/s程度になりました。(計測中にACETECHの弾速測定器がおかしくなったので、XCORETECHで計測)
慣らし動作中に2m/s程度初速が上がり、スリーブをかぶせた事によって1m/s程初速が上がったので特に初速調整は要らないかな?といった感じ。

もしかしたら暫く撃ってたら後1m/s位上がるかもしれないので、一旦このまま要素を見る事にしました。
この状態でレンジに持っていって要素を見てみようと思います。

曲がるような弾道になってたらインナーバレルの下側の溝が悪さしてると思うので、インナーバレルを変えようかなと…。