APS/EMG BARRETT FIELDCRAFTの内部カスタムを行いました(ノズル延長、バレル周り交換、トリガーショートストローク化) | エボログ

APS/EMG BARRETT FIELDCRAFTの内部カスタムを行いました(ノズル延長、バレル周り交換、トリガーショートストローク化)

2021年5月28日

以前、レビュー記事を書いたAPS/EMG BARRETT FIELDCRAFTの中身を弄っていきます。
分解レビュー記事の方でも紹介していますが、基本的にはVSR10亜種系です。

開封レビュー記事はこちら(箱出し状態での外観、初速など)
分解レビュー記事はこちら

シリンダー・ノズル周りの調整

という訳でまずはシリンダーとノズル周りから。
まず大問題である『ノズル長さが極端に短い』『ボルトがガタガタ前後に動く』という問題を解決します。

APS/EMG BARRETT FIELDCRAFTのノズルは東京マルイ VSR10のノズルよりも既に2mm程度長いので、市販のロングノズルを組み込む事による改善は見込めません。
元々長いノズルが組み込まれているのに、ノズル長が合ってないとは一体…。

左が東京マルイ VSR10、右がAPS/EMG BARRETT FIELDCRAFT

という訳で、そんなノズルから。
ノズル長が短いなら足せば良いんです。

まず、ノズルの先端部分の内径を4.5mmに拡張し、そこに外径4.5mm内径4mmの真鍮パイプを圧入します。
この際、念の為接合部分にはめあい用接着剤(ロックタイト638)を塗布しています。

こんな感じになりました。
ただし、これだと厚さ0.25mmという割と鋭利な真鍮パイプの先端がBB弾に触れる事になり、BB弾を傷つけてしまう可能性がありますし、気密も微妙な感じのままのはずです。

なので、3Dプリントで先端に被せるパーツを作りました。
ノズルは5mm延長させています。
東京マルイ VSR10純正ノズルと比較すると7mm近く伸びてるという事に…。

これでノズル長問題は解決。
次にノズル位置(シリンダー位置)の安定化です。
これはVSR10でも似たような事をするのですが、シリンダーヘッドにOリングなどを取り付けて、チャンバーとシリンダーヘッドの間のクリアランスを埋めます。

しかし、APS/EMG BARRETT FIELDCRAFTでは尋常じゃない位の隙間が空いてるので、厚み2mmのゴムワッシャー2枚+Oリングという構成になりました。

という訳で、これでシリンダーやノズル周りの調整は完了です。
BB弾の保持位置も安定しましたし、気密もしっかり取れるようになりました。

ピストンの調整

続いて、ピストンを弄ります。
まず、何のために付いているのかイマイチ分からなかった、極小エアブレーキを切除。

続いて、全然気密が取れていなかったピストンヘッドのOリングを交換しました。(純正のOリングだとスカスカ過ぎ)
まあ、いつものG.A.W. GRUS-Oリング(VSR10用)ですね。

ピストン周りの調整は一旦こんなもんです。
後で交換しますが、ピストンスプリングもとりあえず純正のまま調整を進めていきます。

バレル・チャンバー周りの調整

続いて、バレルです。
ぶっちゃけ純正バレルはそんなに悪い物じゃ無かったのでそのまま流用しても良かったのですが、個人的にちょっと純正の500mmは長いなぁ…せめてVSR10 プロスナイパーの430mm位にしたいなぁ…と思っていました。

そこで前々からちょっと気になっていた、国産インナーバレル「紅蓮弐(Guren 2) 08 VSR 430」を買ってみました。

内径6.08mm、長さ430mm(VSR10 プロスナイパーの純正バレルと同じ長さ)のインナーバレルで、素材にカーボンスチールを用いている製品です。

HOP窓は全部削り飛ばされてるGBB形状、テーパー部分は緩やかなテーパーが掛けられていました。
VSR10方式と違ってHOP窓が大きくえぐられているので、HOPパッキンの選択肢が多いのが良いですね。

まあ、このHOP窓形状は賛否両論ありますがね…。
個人的には適切なHOPパッキンを選べばどっちでも良いかなと思ってます。

ちなみに、側面はこんな感じで8個の窪みが設けられていました。
一緒に売られてた6.03mmには3個、6.05mmには5個の窪みが付いていたので、内径を表しているのだと思います。

念の為ピンゲージテスト。
まあ、流石に問題なしです。

これと組み合わせるHOPパッキンはUnicorn AirsoftのUNI-HOP。
硬度は50度。(一緒に60度も買ってるので、相性次第では交換しようと思ってます)

地味に前から気になってたんですよね。
RWAで買い物するついでに一緒にカートに入れて注文。

このような形のA+ Airsoft 魔HOPとMapleLeaf DELTAを、魔HOP成分多めで融合させたようなHOP形状をしています。

バレルと組み合わせるとこんな感じ。
まあ、特に問題はありませんでした。
流石に50度はちょっと柔らかすぎかなぁ…?とも思いましたが、まあ気になったら後で交換すれば良いだけなので今はこれでヨシ。

続いて、チャンバーに組み込んでいきます。
チャンバーに組み込む際にインナーバレルのガタツキが気になったので、チャンバー内側にアルミテープを貼り、ガタ取り。
HOPアームなどのパーツは一旦変更なしです。

後はチャンバーを組み立てて、ガタとり用のスペーサー(純正)を取り付けます。

チャンバーのセンター出しは奇跡的?なのか分かりませんが何もしなくてもど真ん中だったので特に弄らずに組み立て。

当たり前ですが、インナーバレルを500mmから430mmに短くしたので、マズルまでインナーバレルが届かなくなりました。
なので、こういうスペーサーを作りました。

連結部は3Dプリントで作った筒にガタとり用のOリングを取り付けています。
また、マズルの内径が9mmだったので9mmの真鍮パイプを差し込んでいます。

このスペーサーを組み込むとこんな感じになります。
これ、真鍮パイプを上手いこと加工したらライフリングっぽい凹凸作れるのでは…?とちょっと思いました。

トリガー周りの調整、トリガーストロークを短くします

最後にトリガー周りを弄ります。
APS/EMG BARRETT FIELDCRAFTのトリガーASSYはトリガープルが非常に軽いのが特徴なんですが、トリガーストロークが異様に長い上にシアーが落ちるタイミングが非常に掴みづらいという問題がありました。

トリガープル自体は平均が160g、最大190g、最低110g

そして、分解レビュー時点で「変なトリガー入ってるな〜これ調整出来るかな・・・」と思ってたんですが、普通に弄る事が出来そうだったので調整する事にしました。

まず、写真左がトリガーを引いていない状態、写真→がシアーが落ちる寸前位の状態です。

トリガー自体の位置を動かしてしまうとセーフティが効かなくなってしまうのが厄介なポイント。

しかし、このトリガーとシアーを抑える為のパーツはそれぞれ独立して動かす事が可能でした。

なので、トリガーにプラ板を貼って、削りながらシアーが開放されるかされないかギリギリの所に調整する事で、ショートストローク化を行う事が出来ました。

最終的にこんな感じの状態になりました。
本当にギリギリの位置にしており、ちょっとでもトリガーを引くとシアーが開放されます。

プラ板の厚みを薄くすればそれだけトリガーストロークは長くなるので、使ってみてあまりに短すぎるなと思ったら再度削れば良いかなと。

あと、手間は増えますがトリガーにタップ立ててイモネジを埋め込めば、可変にさせる事も出来そうですね。
まあ、今回はやりませんが…。

また、トリガーのガタツキがきになったのでワッシャーを追加してガタツキを取りました。

どんな銃でもそうですが、トリガーの引き心地ってかなり重要だと思うんですよね。
トリガーのガタツキを抑えるだけでも、気持ちの良い射撃が可能になります。

という訳で、これでトリガー周りも完成、組み立てます。

この後、何度か動かしていた時に気づいたんですが、どうもトリガーASSYを固定するネジが若干長すぎてシリンダーに当たってる感触があったので、先端を0.1〜0.2mm程度削りました。

ActionArmyの50連マガジンが使えるようにマグウェルを拡張

純正状態だと東京マルイ純正がかろうじて使える状態で、ActionArmyやArchiWichのマガジンを使うと抜けなくなるという問題があったので、マグウェルを削ってActionArmyの50連マガジンが挿せるようにしました。

最終確認と微調整

最後にノズル長と気密をチェック。
共に問題無し。

そして、初速チェックをしていた所、問題が発生。
動作チェックの為に数百発程度撃っていたんですが、初速が少しずつ下がっていきました。
組み上げた直後は0.20gで85m/s〜86m/s程度出ていたのが気づいたら81m/s後半まで落ちてしまいました。

元々純正ピストンスプリングは等ピッチだと思われるものの、部分的に歪な形に変形していたんですが、それが更に悪化したような感じ。

という訳で、とりあえず余り物のLayLax PSS10 for VSR10 90SPを組み込む事に。
初速は一気に上がって0.20gで93m/s前半(最大初速)で落ち着きました。

この初速はHOPを4クリックほど動かした状態になります。

という訳で、APS/EMG BARRETT FIELDCRAFTの調整は以上になります。
BB弾の保持位置の安定化+ボルトハンドルのガタツキ抑制 、トリガーストロークの調整、初速の向上という感じで当初の目的は達成出来たので、後は実際に撃って様子を見る感じです。