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新発売されたZERO EXPERT 0.25gとZERO Basic 0.25gの最新ロットを買ってみたので比較レビューをします

記事作成日:2021年6月24日

4年位前にレビューして以来、ずっと愛用しているZERO Basicに新バージョンが出るという情報は前から耳にしていたのですが、遂に新バージョンが発売されたので早速買ってみました。
一緒に、ZERO Basicの方もリニューアル?というか、パッケージや内容量が変更されて発売されたので、一緒に購入しました。

ちなみに、従来のZERO Basicは今年の4月21日に購入して使っていましたが、特に問題はなく普通につかえていたので長期間に渡って安定して使えている、コストパフォーマンスの高いBB弾という感じでした。

Amazonの購入履歴を見てると大体年1で買ってる感じです。
いかんせん、4000発もあると半年近く持つのと、他のBB弾もちょくちょく試してるので、これくらいの購入頻度になりますね。

ZERO Basicの方は従来と同様に透明のパッケージですが、内容量が1kgから900gになり、ラベルも変わっています。

値段は985円(1発単価0.274円)。
従来はスタート時点は1kgで999円、途中から1,230円に値上がりして販売されていましたが、100g減った事により値段が元に戻った感じですね。

ZERO Basic 生分解性バイオBB弾 0.25g 900g/約3600発入Amazonで購入する

ZERO EXPERTの方はZERO Basicとは全然見た目が違っており、黒い不透明袋でカッコいいロゴが印刷されています。
また、こちらは真空パック仕様になっています。

値段は900gで1570円(1発単価0.436円)と、ZERO Basicと比べると倍近い値段になっていますが、東京マルイ 0.25gの1300発1000円(定価:1発単価0.769円)、4000発3000円(定価:1発単価0.75円)に比べるとだいぶ安いです。

ZERO EXPERT 生分解性バイオBB弾 0.25g 900g/約3600発入Amazonで購入する

共にパッケージ裏面に小さなポケットが接着されており、注意事項が書かれた紙とステッカーが1枚入っています。

この仕様は従来から同じですが、注意事項が書かれた紙は名刺サイズになり、シンプルになっていますね。
また、今まで2枚付属してきたステッカーは1枚になっています。

ラインナップも書かれていますが、ZERO Basicには蓄光0.20gが、ZERO EXPERTには0.28gがあるようです。
蓄光0.20gは発売されていますが、ZERO EXPERTの0.28gは記事を書いている時点ではまだ商品ページには載ってないみたいです。

表面を見ていきます

という訳で、BB弾を見ていきます。
左がZERO Basic、右がZERO EXPERTです。
ZERO Basicは従来品と同様に白色をしていますが、ZERO EXPERTは茶色です。
表面処理は共にきれいなワックスが掛かっていて光沢感があり、手触りも滑らかです。

茶色系のBB弾は色々なメーカーから出ていますが、ZERO EXPERTの茶色は東京マルイ 0.25gの茶色と全く同じ色でした。
質感も色も同じなので、混ぜると分別不可能だと思います。

BB弾の重量について

という訳で、BB弾の重量を図っていきます。
いつもどおり、袋から適当に10発摘んで測りにかけていきます。

まずはZERO Basicから。

非常に安定している感じで、誤差も0.003gに収まっています。
正直、これだけ安定してれば十分じゃないですかね…。

特性としては従来のZERO Basicと同じで、0.25gよりも重めなようです。

続いて、ZERO EXPERTです。

こちらも非常に安定していますが、ZERO Basicよりも若干重めの弾が少ないというだけで、振れ幅は似たような感じでした。

誤差はZERO Basicよりも多い0.004gですが、1発だけ検出された0.256gのせいなので特に気にするような物では無いですね。

直径計測

続いて、弾の大きさを調べていきます。
使用するBBゲージはKSC製の5.98mmと5.95mmで、適当な数をにBB弾をゲージに通していきます。

まずはZERO Basic。
5.98mmのゲージを通過しなかった弾は39g、通過した弾は104g。
5.95mmのゲージを通過した弾は2gという感じだったので、殆どの弾は5.95mm〜5.98mmの間に収まっていますが、大きめの弾が多い感じ。

続いて、ZERO EXPERTです。
5.98mmのゲージを通過しなかった弾は33g、通過した弾は103g。
5.95mmのゲージを通過した弾はありませんでした。
小さめのBB弾は少なそうな感じですが、こちらも大きめの弾の方が多い感じです。

こんな具合で、重量と大きさの比較をしてみた限り、ZERO BasicとZERO EXPERTで大きな差は感じませんでした。
今の所、違いは見た目(色)のみ。

加熱テスト(ワックス剥がし)

BB弾を加熱してワックスを剥がしてみました。
まず、ZERO Basicは加熱しても表面の光沢が消えるだけで、大きな変化はありませんが、ZERO EXPERTはモンスターボール化します。

ZERO Basicで加熱した時に光沢が消えるだけなのは従来のZERO Basicと同じですが、ZERO EXPERTのようにモンスターボール化するのは東京マルイの0.25g バイオBB弾と同じ感じですね。
色々とと東京マルイの0.25g バイオBB弾にそっくりです。

という訳で、ここでこの2つの弾の違いが判明しましたね。
製造方法というか、製造時の工程が違っています。
色だけではなく、製造ラインそのものが違っている感じです。

一部でモンスターボール化を嫌う人が居るみたいですが、そもそもモンスターボールになるような温度に晒されたバイオBB弾はモンスターボール化してなくても問題が起きますし、個人的には気にするような事では無いと思っています。

気泡チェック

最後にBB弾を割って気泡をチェックしてみます。
ZERO BasicもZERO EXPERTも気泡は見当たらず、みっちり詰まっていました。

ちなみに、ZERO BasicよりもZERO EXPERTの方が綺麗に真っ二つに出来た気がします。
ZERO Basicの方は真っ二つではなく、3、4分割に砕ける事が多かった気がします。

弾上がりや初速の安定性について

最後に、手持ちのいくつかの電動ガン(トレポン、EVO3、SIG MCX)、エアーコッキングガン(VSR10、BARRETT FIELDCRAFT)に入れて弾上がりや初速の安定性について見てみました。

まず、弾上がりについては特に問題は無く、比較的給弾がシビアになりがちなトレポンのマガジンでも問題なく使えました。
また、BB弾とのチャンバーの相性問題が起きやすいASG EVO3でも特に問題はありませんでした。

また、ZERO BasicもZERO EXPERTも初速に関しては大きな違いは無く、誤差レベルで、共に81m/s前半〜81m/s半ば位で安定しています。(計測はこちらの記事で組んだトレポンで検証、HOP量は0.25gでの適正HOP)

尚、参考までに東京マルイ 0.25g バイオBB弾での初速はこんな感じで、こちらも81m/s前半〜81m/s半ば位で安定しています。

東京マルイ 0.25g バイオBB弾で安定しているなら、そのままZERO BasicやZERO EXPERTに切り替えても問題なく使えそうです。


という訳で、ZERO BasicとZERO EXPERTを比較しながら同時にレビューしてみました。

追々、シューティングレンジに行く機会があればグルーピングの差とかも測ってみようと思いますが、ファーストインプレッション段階では正直な所敢えてZERO EXPERTを選ぶ大きな利点は感じませんでした。

結局分かった違いは小さすぎる弾が少ないっぽい?という事と製造工程が違っている位で、ZERO Basicでも十分安定していますし、見た感じ変な弾も無かったので従来品同様普通に常用出来るバイオBB弾だと思います。

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