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Silverback新作ボルトアクションライフル、TAC41Pを購入、開封レビューをしていきます

記事作成日:2021年7月16日

Silverback TAC41Pがいつの間にか発売されていたので買ってみました。
以前発売されていた同社製のブルパック式ボルトアクションライフル、SRSA1がかなり優秀だった上に、TAC41P発表時点でのギミックに興味を惹かれたので、期待度は結構高め。

箱の裏面にパーツリストが書かれているという、かなり独特な箱に入っています。

尚、TAC41Pは黒、OD、FDE、WGの4色がラインナップとして展開されていますが、今回購入したのはWG(ウルフグレー)です。
ぶっちゃけどの色もカッコいいんで、結構悩みFDEかWGのどちらかに絞り、最終的にWGにしました。

箱を開けるとこんな感じで、ボルトハンドルが外された状態で梱包されています。

銃本体以外の付属品はこんな感じ。
ボルトハンドル、スプリングガイドストッパー、チークパッドの延長パーツ3枚、マガジン、ラバーパッチ、説明書といった感じ。

説明書は日本語化されており、CG付きで説明されています。
日本語がちょっと怪しい感じですが、まあ普通に読解は可能です。

とりあえず説明書通りにボルトハンドルを組み立てていきます。

まず、チークピースを外して中から工具を取り出します。

続いて、ボルトハンドルを取り付けてスプリングガイドストッパーを差し込みます。

こんな具合で、ボルトハンドルを差し込んでスプリングガイドストッパーを差し込むだけなので簡単に組み立てられます。

細部を見ていく前にストックの色について紹介します。
ウルフグレー、いわゆるグレー系の色では有るんですが、手持ちのグレー系ボルトアクションライフルを並べてみると色が全然違うんですよね。
上から順に、ゴーストグレー、グレー、グレー、ウルフグレーです。

こういう色付き製品って写真を見ても色がよく分からなかったりするんですよね…。
「写真見て選んだのに届いたら想像とぜんぜん違う!」って事はよくある話です。

ちなみに、TAC41Pの色は事前に確認して購入してるので想像どおりと言えば想像どおりでしたが「グレー…?」って感じです。(ちょっと緑寄りなんで、グレー感が薄い印象)


という訳で、そんなTAC41Pの細部を見ていきます。

まず、アウターバレルはかなり太めでブルバレルという訳ではないのですが、先端が23.3mmあり、マズル部は26.5mmのカバーが付いています。
14mmネジとかでは無いので、よくあるエアソフトガン用マズルデバイスは取り付ける事が出来ないです。

ストックの前側、側面にはM-LOKが5コマとQDスイベルホールが左右に付いており、下側にはM-LOKが2コマ付いています。
下部のM-LOKはバイポッド用ですかね。

また、ストック下部には違和感のある形でナットが埋め込まれているんですが、これはカメラの雲台を固定するのによく使われる、1/4インチのネジ穴になっています。
つまり、TAC41Pは三脚に直接取り付ける事が出来る訳です。

HOP調節ダイヤルはバレル上部に付いており、0〜9までの数字が書かれています。
ダイヤルはクリック感があり、1つの数字間で5段階、1周で50段階の調整幅があります。

バレル基部にはバレルを固定する為に使われている、3つのネジ穴が空いています。
ストックでバレルをクランプする、SRSに近い固定方法ですが、SRSがネジ4本+半回転させて固定するロック機構なのですが、TAC41Pはこの3本のネジのみです。

ちなみにこの銃、フリーフローティングバレルのようなデザインをしているのですが、本当に構造的にもフリーフローティングです。

正直エアソフトガンではかなり珍しいタイプの構造をしており、アウターバレルがレシーバー基部のみで固定されています。
エアソフトガンの場合、フリーフローティングっぽい形でも構造は違ってたりするのが多いですからね。

マグウェルはこんな感じ。

マグウェル内側の前側には給弾ルートの入り口(オレンジ色の部分)が確認出来ます。
TAC41Pは東京マルイ M40A5みたいな感じで、ストック内部にBB弾が溜まる仕様になっています。

ルート内にBB弾が溜まるとこんな感じで、赤い部分を押すと中に入っているBB弾が落ちてきます。

TAC41Pのマガジンはこんな感じ。
結構小さいマガジンですが、装弾数は48発と中々な大容量ですが、ストック内に20発程度の弾が溜まるので、実際撃てるのは28発程度です。
マガジンを差し込んだ後、再度給弾するのが良いでしょう。

ちなみに、別売りの予備マガジンはバイトとかエンドミルとかが入ってそうな箱に入っています。

マグウェルにマガジンを差し込むとこんな感じ。
ショートマガジンなので結構短いです。
そのうちロングマガジンとか出るんでしょうかね。

Silverbackは純正オプションパーツのバリエーションが豊富なメーカーでもあるので、期待です。

レシーバーはこんな感じで大型のエジェクションポートと一体型の20mmレールが特徴です。
また、エジェクションポートの前側にはTAC-41、後ろ側にはT41-74720と刻印が入っています。

尚、エジェクションポート後ろ側の刻印は説明書に記載されているシリアルNOと一致していたので、ユニークなシリアルNOのようでした。
シリアルNOが深堀り刻印されてるって凄く無いですか…?

反対側はこんな感じ。
こちら側には刻印などは無く、シンプルな感じです。

ボルトハンドルはこんな感じで、大型で操作性が高いハンドルになっています。
右利き用の配置にしていますが、反対側に向かせる事も出来ます。

ボルトハンドルを上げるとこんな感じ。

ボルトハンドルを引くとこんな感じ。
ストローク量はVSR10よりも少し短い程度。

セーフティレバーは独特な操作感で、手前に引っ張ると安全状態、押すとセーフティ解除です。

トリガーはこんな感じで、薄め。
中央に謎の突起があります。点字みたいな役割…なんでしょうか…?
普通に素手でこのトリガーを引くとめちゃくちゃこの突起が違和感です。

尚、トリガーの初期位置やストロークなどは下部からのネジで調節する事が出来ます。

グリップは滑り止めのシボ加工が施されており、かなり角度の浅いタイプ。
握り込むタイプのデザインでは無いですね。

ちなみにグリップ下部はスカスカです。

ストックの後ろ側はこんな感じ。
可動式のチークピースと、QDスイベルホールが付いています。

チークピースは無段階で調整可能で、動かすとこんな感じになります。
一番低い状態でも十分覗きやすい高さなんですが、高くするとかなりのハイマウントベースが必要になる高さになりますね。

ちなみに、チークピースの内側には2種類の工具が収まっています。
1つは一番最初に行うシリンダーの取り付けで使います。
ここに収まっている工具だけでシリンダーの着脱、アウターバレルの着脱、トリガーストロークの調整が粉得ます。

バットプレートは程よい硬さとグリップ力があります。
タイヤのトレッド部みたいな溝が掘られています。

TAC41Pのストックは、付属のこういうスペーサーを差し込む事で長さを調整する事が出来ます。

スペーサーを差し込むにはバットプレートを固定しているネジ2本を緩めて、ストックとバットプレートの間に差し込むだけです。
尚、表裏があるので向きには注意です。

スペーサー1枚辺りの厚みは10mmで、3枚付属するので最大30mmストックを長くする事が出来ます。
1枚入れるとこんな感じ。

箱出し状態での初速について

という訳で、箱出し状態での初速を見ていきます。
HOP量が6の状態で最大初速になっていたので、この状態で計測します。
東京マルイ 0.20g 樹脂弾を使って下が92.95m/s、上が93.99m/sといった感じで1m/sちょっとのブレがありました。

ボルトハンドルの動きも少し渋かったですが、各部のすり合わせ調整をしたりグリスアップをする事で動作は改善されるような気がします。
箱出し状態だとグリス不足な感じもしましたし。

簡単な分解について

Silverback TAC41Pの良い所は各部の分解が簡単という点です。
また、分解に必要な工具は全部ストック内に収まっているので別途工具を持ち運ぶ必要が無いというのも良いですね。

スプリングガイドストッパーを外す時に使ったレンチはアウターバレルを外すのに使えます。

アウターバレルを外すにはまず、ストック側面に付いているネジ3本を緩めます。

ネジを緩めるとアウターバレルが少し時計回りに回せるようになるので、回してから引き抜きます。

こんな感じでTAC41Pは付属の工具のみで分解する事が出来ます。
アウターバレルを抜く事により、持ち運び時の荷物をコンパクトにする事が出来るのが良いですね。
ちなみにストック単体での長さは約80cmでした。

ちなみに、冒頭で「本当のフリーフローティングバレル」と紹介しましたが、この通り給弾ルートとチャンバーすら接触していません…。

という訳で、Silverback TAC41Pの開封レビューは以上になります。
後は分解して、調整という感じですね。

この銃はパーツ点数がかなり少なめで分解・組み立てしやすそうなのが良いですね。