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動作不良を起こしていた、LayLax Dolphin FSコンバージョンキットを組み込んだ東京マルイ M92Fを調整していきます

記事作成日:2021年8月26日

3年前に友人から譲り受け、そのまま放置して先日ようやく分解したLayLax Dolphin FSコンバージョンキットを組み込んだ東京マルイ M92Fをの調整を行っていきます。

とは言え、実際に組み立てていくとこれと言って特にやる事が無かったんですがね…。

とりあえず、まずはスライド側を組み立てていく事に。
こちら側は特にやる事が無いと思ったので、パーツを洗浄した後グリスアップして組み立てるだけです。

尚、ダイカストのパーツに関してはシリコンスプレーを塗布して簡易防腐処理を行っています。(シリコンオイルが付着してるだけである程度白サビの発生を抑えられる)

まずはピストン周りから。
分解記事でも説明しましたが、ノズルのリターンスプリングが1本しか入っていなかったので、1本だけです。
1本でも機能してましたし、まあ良いでしょう…。

バレル周りもそのまま組み立て。

リコイルスプリングを組み立ててスライドは完成。
リコイルスプリングガイドにはG.A.W. Gルーブを塗布しています。

続いて、グリップ側。

まずはグリップパネルに張り付いていた接着剤を削りました。
出来れば接着剤以外の方法でなんとかしたかったので、一旦剥がすことに。

セーフティレバーはグリスをしっかり塗って、組み立てました。
尚、スナップリングの差し込みが浅いとセーフティレバーがガタガタになってしまって操作感が残念な感じになるので、限界まで深めに差し込みました。

スナップリングが浅いとレバーを動かす時の抵抗が少なく、「スッ」「スッ」みたいな感じで簡単に動いてしまうのですが、深めに入れると「カチッ!」「カチッ!」という感じで良い感じのクリック感が出ます。

続いて、ロアー側。
シアーの掛かり具合が悪かったので摩耗の可能性を考えたのですが、表面の塗装が少し剥げている程度で、大きな摩耗は無かったです。
なので、グリスを塗って終わり。
グリスはG.A.W. Gグリースを使っています。

スライドストップに関しては、なぜか組み立ては何度組み立てても少しズレた時にシャーシに当たって動きが渋くなってしまったので、スライドに引っかかる部分を斜めに削って引っかからないようにしました。

M92F純正部品の組み立てはこんな所。
スライドストップを削った位でそれ以外特に何もやらずに終わりましたね…。

続いて、Dolphin FS用のパーツを組み立てていきます。
そういえばこの後付け感がどことなくM93Rっぽいですね。(M93Rよりかは断然単純な構造ですが)

ただ、調子が悪い原因が何なのか分からなかったので、これらの部品も何もせずに、そのままグリップパネルを取り付けました。

スライドも組み立て。

スライドストップも問題なく掛かるようになりました。

動作はこんな感じ。
特に異常も無く、ちゃんと動くようになりました。
不具合の原因、単にグリス切れだったというだけなのでは…?と思います。

Dolphin FSでシアーの掛かりが悪くなったりしたらとりあえずオーバーホールしたら治るのかも知れません…。

尚、初速は元々66m/s位しか出ていなかったのが、73m/sまで上がりました
フルオートも快調で、秒間12発程度のサイクルがありました。

M92Fは東京マルイのブローバックエンジンの中でもかなり古いエンジンなんですが、全然元気に動きますね。
流石に今の最新モデルに比べるとブローバック速度は遅いですし、そんなにガツガツしたリコイルも無いですが、しっかり動いてます。