SYSTEMA PTW INFINITYキットの調整を行っていきます(メカボックス、シリンダーの調整) | エボログ

SYSTEMA PTW INFINITYキットの調整を行っていきます(メカボックス、シリンダーの調整)

2021年9月17日

先日開封レビュー記事を書いたSYSTEMA PTW INFINITYキットですが、調整を行っていきます。

尚、INIFINITYは流速ポン(流速チューンではない)に組み込もうと思っているので、この銃に合わせた調整を行っていく為、一部のINFINITY純正パーツは使用しませんので、ご了承ください。

素体になる流速ポン

メカボックスの調整

という訳で、まずはエジェクターピンによって出来たメカボックス内側のバリの除去から。
サンギアが擦れる程度には飛び出していたので、目の細かいスポンジヤスリを使ってギアと接触する恐れのある部分を削りました。

続いて、モーター用のボールベアリングとカウンターギア用の削り出し軸受をメカボックスに接着しました。
軸受を接着するか、接着しないかは賛否両論あるようですが、個人的には軸受が回ってしまいメカボックス側を削ってしまうのはよろしくないと思うので、固定する派です。
接着剤はロックタイト638。はめあい用接着剤です。

接着剤が硬化するには暫く時間が掛かる(固着20分、完全硬化24時間)ので、その間にギア周りを弄っていきました。

まず、4つ入っているプラネタリーギアの角を丸めます。
これをするだけでプラネタリーギアシムの消耗をかなり抑えられるのと、「シャリシャリ」という独特のギアノイズを抑える事が出来ます。
本来は旋盤を使って作業するのがベストなんですが、旋盤取り出すのが面倒だったので電動ドリルを使いました。

続いて、サンギアとカウンターギアのかみ合わせの悪さを解消する為に、ギアの歯を全体的にスポンジヤスリで軽く削ってバリを除去しました。
地味に手間の掛かる作業ですが、一部の歯同士のかみ合わせが悪かった問題が改善しました。

ギアを組み立てていきます。
グリスはG.A.W. Gグリースを使用。
プラネタリーギアには少し多めにグリスを塗布しておき、ギアを回しながら余分なグリスを拭き取っていくスタイル。
雑ですが、これが一番手っ取り早いと思います。

ちなみにここのグリスを多くしすぎると単純にグリスが抵抗になって動作が鈍くなる上に、吹き飛んだグリスが基板に付着して動作不良の原因になったりします。
もっとも、INFINITYはセクターギアの検知方法が磁気検知になっているので、大きな影響は受けないと思いますが、無駄なグリスがあるのは良いことでは無いですからね…。

プラネタリーギアには毎度恒例ですが、0.1mmのシムを入れます。
ここにシムを入れる事によりサンギアベアリングの摩耗を防げるので、テンプレ的な感じで自分のトレポンには入れています。

続いて、カウンターギアとサンギアを取り付けます。
カウンターギアの方にはシム不要でしたが、サンギアの方はガタガタだったので0.25mmのシムを1枚入れました。

この状態でメカボックスを閉じてギアを指で回し、抵抗無くスムーズに回るかをチェック。
※接着した軸受は一晩放置して完全に固着した状態になっています。

続いて、モーター側のギア部分のみを取り付けて動かしていた所、モーターを軸受け側に押し付けながら回した時に軸受とギアが擦れる感触があり、ちょっと気持ちよくなかったので、0.1mmのシムを入れておきました。

動作中のモーターが大きく飛び出す事はまず無いとは思うので、あくまで念の為、保険がてら入れておいた程度のシムです。

という訳で、全てのギアがスムーズに動き、メカボックスに擦れているような感触も無かったので、ギア周りの調整はこれで完了です。

続いて、トリガーの組み込みです。
トリガーはSYSTEMA純正ではなくちゅんちゅん工房製 G社Superdutyタイプトリガーと同工房製のチュプリングを流速ポンから移植します。

トリガーの組み込みにあたって、左側のメカボックスにピンが通らなかったので、ピン穴を拡張しました。
右側のメカボックスは無加工で取り付ける事が出来たので、このピン穴左右で大きさ違うんですね…。

仮組みした所、セレクターラックがSAFEに入らない事が判明。
トリガーのセレクターラックに干渉する部分を削りました。

一旦この状態で仮組み、動作テストを行ないました。
セレクターラックを両面テープで仮止めして動かします。

特徴的な動作音と共にちゃんと動きました。
ちなみに、箱出し状態で一切動作させていないので、地味に不安ではあったんですよね…(もし動かなかった場合、不良個体だったのか分解時にやらかしたのかが分からない)
あと、箱出し状態からどういう変化があったのかが全くわかりません…。

とりあえず動作音の殆どがモーターの駆動音(ピュン!っていう音)なので、変なギアノイズは無さそうです。

ちなみに、INIFINITYはメカボックスを閉じなくても動かす事が出来ます。
特に意味ないですが…こんな事が出来る電動ガンはとても珍しいので…。

動かしていてトリガーフィーリングが気になったので、微調整を行ないました。
瞬間接着剤を使ってトリガーの引きしろとスイッチが押されるタイミングを調整、トリガーの初期位置は変えていません。

接着剤による微調整は見た目悪いですけど、削ったり盛ったりと細かい調整がやりやすいので便利

元々「後でやれば良いや」って思ってたんですが、やっぱり動かしてると「これじゃない」ってなったので、このタイミングでやりました。

尚、従来のPTWではメカボックスを閉じた後にトリガー基板を差し込むのですが、INFINITYではトリガーとトリガー基板の組み込みは同タイミングになります。

先にトリガー基板を取り付けてしまうとトリガーが組み込みにくくなるので、先にトリガーを付けてから、トリガー基板を取り付ける手順が良いと思います。

続いて、メカボックスを閉じてセレクターラックの取り付けです。
プランジャー側にほんの少しだけ動かせる余地があったのでセレクターラックのクリック感を少しでも強くする為に、ほんの僅かですが、セレクターラックの窪みを深くしてみました。

結果、あんま変わらなかったんですがね…。

という訳で、メカボックス側の調整は以上になります。

シリンダー側の調整

続いて、シリンダー側を弄っていきます。
こちら側に関しては多くの部分でINIFINITY付属のパーツを使いません。

というのも、流速ポンではシリンダーASSYとチャンバーASSYにおいて、かなり細かい所まで調整をしており、これ以上弄りたくないからです。

まず、ピストンから。
ピストンにはVCW ブレナイナーを組み込みました。
とりあえず入れておくと給弾不良とか二重給弾、弾砕きなどのトレポンでありがちな多くのトラブルから開放されます。
後、ピストンヘッドがシリンダーに擦れる事によるキズがつきにくくなります。

ブレナイナーを組み込むにあたって、ピストンヘッド側をバラしました。
こちら側のネジはかなり硬かったです…。

という訳で、ネジロック剤(ロックタイト263)を塗布しつつブレナイナーを組み込み。
ピストンはこれで完成です。

尚、ピストンヘッドのOリングは純正が若干タイト気味だったのでG.A.W. FRUS Oリングの丁度よいサイズの物に変更しています。

ちなみに、この記事を書いているタイミングで思い出してしまったのですが「ピストンからラックギアが飛び出して、ピストンヘッドに干渉してないか」を確認するのを忘れていました…。

ラックギアが飛び出していると、ピストンヘッドのピストンに面する側がキズだらけになるんですよねぇ…。

まあ、時既に遅し。
仮に確認して飛び出していたとしても、完全硬化したロックタイト263を剥がすのはかなり大変なので、この個体のピストンヘッドには犠牲になってもらう事にします…。

最後に、ピストンヘッド内側のOリングにグリスを塗布しておきます。
ラベルも無く、何のグリスかよく分からないんですが、シリコンを侵食させないやつです。

シリンダーヘッドは流速ポンから拝借。
純正ヘッドにでりのづるを組み込み、更にノズルを絞った奴です。

まあ、このノズルの絞りはBB弾の停弾位置微調整用なんで、別にシリンダーの内圧を上げる為の物じゃ無いんですがね…。

続いて、ピストンスプリングを用意します。
純正のM130だと硬すぎるのは明らかなので、少し柔らかめの物を用意。
DEFCON1で売られていたM110です。

硬さは肌感で「この構成ならこれくらいの硬さでちょうど良いだろう」で選びました。
純正スプリングよりも少し短いです。

スプリングガイドにはスプリングのネジレ防止用にスラストベアリングを入れました。
DSGなのでスプリングガイド側に入れるタイプを選択。(SSGでここにこのサイズのスラストベアリングを入れるとピストンが衝突します)

という訳で、これでシリンダー側の調整は完了です。

使用するチャンバーASSYについて

チャンバーASSYについては全て流速ポンからの流用で、一切手を加えません。
というのも、このでりのづる付きシリンダーと組み合わせて運用する為だけに微調整しまくったチャンバーASSYなので、これ以上何もやりたくないです。

尚、このバレル長は155mm(SYSTEMA純正加工)なので、INIFINITY付属のインナーバレルよりも5mm長いです。

INFINITYに付属してきたチャンバーASSYはとりあえずバラバラのまま補修パーツの在庫として置いておく事にします。


メカボックスとシリンダーの調整は以上になります。
予想はしてましたが、やっぱり色々と手を加えるべき箇所がありますね。
特にバリ取りやギアのかみ合わせが悪い箇所の調整とシム調整は必須だと思います。
これらは個体ごとで要調整箇所が変わってくるので、当記事で説明していない所を調整する必要がある個体もあると思います。
話を聞く限り、メカボックスの個体差は結構激しそうなので…。

という訳で、次の記事ではレシーバーへの組み込みを行っていきます。

ちなみに組み込みにあたって、割と加工しました…。
内部の調整とレシーバーへの組み込みを分割して正解だったと思える程度にはボリュームがあります。