ELEGOO Mercuryが壊れたので、SK本舗 3Dプリンター用 UVレジン二次硬化器を買いました
記事作成日:2022年9月21日
1年ほど前に購入した新型のELEGOO Mercuryの調子が数ヶ月前から悪くなってきました。
起きている症状はUVライトの輝度低下です。
そして先日、ついに全然光らなくなりUVライトも片側が全く点灯しなくなりました。
どうもライトの接触不良が起きているようで、ライトの一番下を強く押すと点灯しました。
点灯させるには指が痛くなる程かなり強く押す必要があります。
この状態では何分間UVライトを照射しても半乾きというか、半硬化状態のままでうまく固まってくれませんでした。
ちなみにこれと全く同じ問題が初期型のELEGOO Mercuryで起きていたので、共通の持病だったりするのかも知れません…。
共に購入して1年程度でUVライトの輝度低下が起きていました。
仕方がないので、友人が使っていて調子が良いらしい『SK本舗 3Dプリンター用 UVレジン二次硬化器』を買ってみる事にしました。
SK本舗 3Dプリンター用 UVレジン二次硬化器 SUNLU_SKCURB01
パッケージ裏面にスペックが書いていますが、タイマー設定は秒単位で1〜600秒(10分)、波長は405nmとなっています。
大抵のUV硬化レジンはこの波長で硬化し、ELEGOO Mercuryもこの波長のUVライトが搭載されています。
組み立て式の製品で、パネル1枚1枚が丁寧に梱包されています。
内容物は非常にシンプルで、パネルが6枚と電源、リミットスイッチ、固定用のゴムリング、ドライバー、取扱説明書となっています。
取扱説明書が無くても組み立てが出来る程度には簡単ですが、丁寧に日本語で説明が記載されています。
底部のパネルにはモーターとターンテーブルが設置されており、電源コードとUVライト、扉の検知スイッチに接続する為のコードが伸びています。
右側面のパネルには扉の検知スイッチが付いています。
背面のパネルにはUVライトが付いています。
UVライトの数は6個。
パネルはすべての面が白色で、UVライトの光が反射するようになっています。
電源とリミットスイッチはそれぞれこんな感じ。
リミットスイッチにはUVライトのON/OFFスイッチとタイマー設定の+-ボタンが付いています。
パネルに空いている穴にパネル端の凸を差し込んだ後、ゴムリングを取り付けます。
電源コードは底面に空いている穴に逃がす必要もあるので、組み立て前に確認しておく必要があります。
これを忘れて組み立ててしまうとパーツを外さないといけないので、注意が必要です。
組み立て時にターンテーブルが付いている下部パネルから伸びているコネクタにUVライトや扉検知のスイッチを接続します。
組立自体は数分で完了します。
特に問題無く組み立てる事が出来ました。
組み立てた状態のSK本舗 3Dプリンター用 UVレジン二次硬化器のサイズとELEGOO Mercuryを比べるとこんな感じでかなり大型です。
蓋を開けるとこんな感じ。
ELEGOO Mercuryはカバーを取り外す形になりますが、SK本舗 3Dプリンター用 UVレジン二次硬化器は手前側に扉が開くスタイルなのでより大きくなります。
ターンテーブルの大きさは共に同じですが、装置の内寸はSK本舗 3Dプリンター用 UVレジン二次硬化器の方が大きいので、より大型な造形物に対応しています。
最近まとめて出力したり大きな造形物を扱う事も増えてきたので、これは良いなと思ってました。
コンセントに接続するとリミットスイッチにタイマー設定が表示されます。
この状態で+-スイッチを押して秒数変更を行います。
写真は300秒(5分)に設定した状態です。
尚、このタイマーは毎回設定する必要は無く、タイマーの停止と同時にリセットされます。
ELEGOO Mercuryでは毎回照射時間を設定していたので、これも嬉しい仕様ですね。
リミットスイッチのON/OFFボタンを押すとタイマーは動作し初めますが、UVライトの点灯は蓋の検知スイッチによって行われるので、蓋が開いた状態ではUVライトは消灯、蓋を閉じると点灯します。
蓋を任意の位置まで閉じるとライトが点灯します。
尚、UVライトは十分に明るいですし、パネルの反射によって360度全ての方向が明るい状態になっているので、ライトが1箇所でも十分硬化させる事が出来ると思います。
ターンテーブルもあるので均等に光を当てる事は十分に可能でしょう。
ちなみに動作中は箱全体がうっすら光ります。
光が漏れている都合上、3Dプリンターからは離した方が良い気がします。
購入から何十個か出力した物を硬化させていますが、今の所使用上の問題は起きていません。
このままノントラブルでずっと使い続ける事が出来れば良いのですが…。