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APFG MPX-K GBBで弱いHOPを掛ける為のHOPアジャスターを作りました

記事作成日:2022年12月15日

APFG MPX-K GBBの純正HOPアジャスターが長掛けの面押しで、厚みもかなりある為自分で削ったりして調整しないとHOPを弱くする事が出来ない為、弱HOPを掛ける事が出来るHOPアジャスターを作りました。

日本のジュール制限下であのHOP量はかなりキツイと思いますね…。
実際、HOP量を最低にした状態でも0.28gが浮いてしまっていたので、APFG MPX-K GBBを使うにあたってHOPアジャスターの加工は必須になりそうな気がします。

という訳で、作ったHOPアジャスターはこちら。
以前、調整した時にも紹介しましたが、今回紹介するのはそれを少し改良した物になります。(基本的な形状は変えていませんが、色々なHOPパッキンとの互換性を高めています)

当初光造形の3Dプリントで耐久性的な問題は無いか気になっていた(肉薄な部分もあるパーツですし)のですが、1000発程度撃って特に何の問題も無かったので強度的な問題は無さそうな感じだったので、BOOTHへの掲載を始めました。

APFG MPX-K GBB専用 弱HOPアジャスターhttps://evolutor.booth.pm/items/4391567

尚、サポート材の位置はHOPアジャスターの動きに支障の無い部分にしています。
尚、BOOTH販売分に関してはサポート材の痕が大きく飛び出してしまっている場合は軽く削って整えています。

サポート材の痕

APFG MPX-K GBBにこのHOPアジャスターを組み込むには一旦チャンバーを完全分解する必要があります。
とは言え、この分解作業はかなり簡単です。

まず、ハンドガードを外した状態でバレル基部に付いているネジ2本とピンを抜いた後、バレルを前側に引っ張ります。
これでバレルASSYを取り外す事が出来ます。
尚、バレルを抜く際にノズルに負荷が掛かる可能性があるので一応ホールドオープン状態にしておいた方が良いと思います。

APFG MPX-Kのアウターバレルは基部とエクステンションに分かれているので、まずエクステンションを外します。
エクステンションを外す時に小さなOリング(インナーバレルのガタ取り用)も外れるので無くさないように注意が必要です。

あとは下部のネジを外す事でアウターバレルを真っ二つにする事が出来ます。

ちなみに、純正状態だとこんな感じのパーツ構成になっています。
純正状態のパーツ構成が気になる方は分解レビュー記事をご参照ください。

この銀色のパーツが純正HOPアジャスターになるのですが、HOPパッキンを押し下げる面のサイズが幅4.76mm、長さ6.18mmというとんでもない長掛け面押し仕様になっているのです。
インナーバレルに付いているHOP窓を完全に覆い隠すようなサイズです。

面の長さが6.18mm、幅が4.76mmのアジャスター
HOP窓の端から端まで押せる

このHOPアームを今回作成した『APFG MPX-K GBB専用 弱HOPアジャスター』に置き換える事で面押しをやめ、押し下げる量も大幅に減らす事が出来ます。

アジャスターに付いている突起の一部分しかHOPパッキンには接触しない
横から見ると面押しのようにも見えるが、実際HOPパッキンに接触しているのは後ろ側の一部のみ

ちなみに、APFG MPX-KにはHOPアジャスター用のリターンスプリングを組み込めそうなスペースが存在しているのですが、これはあっても無くてもどちらでも良いと思います。
有り無し両方で試しましたがあんまり違いを感じませんでした。

入れたい人は適当なサイズのスプリングを入れれば良いと思います。

MAPLE LEAF MACARON SUPERのような突起の大きなパッキンを使ってもHOP無し状態を作る事が出来ます。
最大HOPの時の突出量もそこまで大きくはなりません。

HOP最低の状態
HOP最大の状態

一応、MAPLE LEAF MACARON SUPER 60°と東京マルイ GBB用HOPパッキンの2種類で試してみましたが、MAPLE LEAF MACARON SUPER 60°は0.20g〜0.28gまで使う事が出来、東京マルイGBB用HOPパッキンは0.20g〜0.25gまでといった感じでした。(0.28gはHOPの突出量が足りず少しドロップ気味になる)

というわけで、APFG MPX-K GBB専用 弱HOPアジャスターの紹介は以上になります。

APFG MPX-K GBB専用 弱HOPアジャスターhttps://evolutor.booth.pm/items/4391567