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東京マルイ 次世代MP5SD6の内部カスタム(リコイルオミット、固定ストック取り付け、後方配線化)

記事作成日:2022年12月28日

東京マルイ 次世代MP5SD6の内部を弄っていきます。
尚、開封レビューと分解レビューはそれぞれこちらの記事をご参照ください。

今回のカスタムでやろうとしている事は下記

  • リコイルオミット
  • ピストンヘッドの打撃音低減
  • 初速微上げ
  • 固定ストックの取り付け(MP5SD5にしたい)
  • 後部配線化

基本的にパーツの交換はせず、なるべく純正パーツを使う感じで弄っていこうと思います。
まあ、純正状態で優秀な物をわざわざ弄る必要は無いですからね…。

ただ、1つだけパーツは交換しました。
ピストンヘッドのOリングだけは好みなサイズにしたかったので、G.A.W. FRUS Oリングにしました。
これだけは欠かせない。

続いて、ピストンヘッドの打撃音低減です。
当初いつも通りピストンヘッドにゴムワッシャーを取り付けてAOE調整と打撃音低減を行うつもりだったのですが、『DCI Guns ピストンヘッドダンパー スポンジタイプ』という物を見かけたのでこれを買ってみる事にしました。
今回購入したのは厚さ3mmの物で、2枚同梱されているので他の製品にも使う事が出来ます。

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スポンジとは言ってもスカスカでふわふわした物ではなくハネナイトみたいな密度の高いもので、ゴムよりかは柔らかいですが復元力は高そうな印象があります。

また、裏面には両面テープが付いておりそのままピストンヘッドに貼り付ける事でダンパーとして使える仕様になっています。
組み込みが簡単なのが良いですが、ピストンヘッドの脱脂はしっかりしておく必要があるので注意が必要です。

自分はブレーキクリーナーでピストンを綺麗にしましたが、ピストンヘッドのみシリコンオフでしっかり脱脂した後貼り付けました。

次世代電動ガン MP5A5の時はG.A.W. 電動ガン用 AOEアジャストスペーサーを付けましたが、今回はこのダンパーがAOEスペーサー代わりになるので、今回は取り付けません。
尚、ラックギアの2枚目は半分削っています。

続いて、箱出し状態の初速が90m/sまで落とされていたのでもうちょっと初速出したいなと思ったので、G.A.W. ピストン/スプリングガイド共用スプリングスペーサーをピストン側に1枚入れました。
尚、次世代MP5のスプリングガイドにはシャフトの太さ的にこのスペーサーを入れる事が出来ませんでした。

後はピストンヘッドやシリンダーにG.A.W. Gグリースを塗布して組み立て。
尚、ギア周りはシムも含めて純正のままですし、グリスも純正のままです。

続いて、トリガーのショートストローク化を行いました。
こちらの調整は以前次世代MP5A5で行ったのと同じやり方でマイクロスイッチにプラ板を貼り付けました。
ちなみに前使った1mmのプラ板が無かったので、今回は1mmのアクリル板を使っているので接着がちょっと面倒でした…。

後はリコイルユニットを外した状態でメカボックスを組み立てていきます。
尚、次世代MP5ではリコイルユニットを外した場合、ダミーボルトのリターンスプリングを追加する必要があるのですが、今回は丁度よい太さと長さのスプリングが手元に無かった(当初使えると思ってたスプリングが使えなかった)ので、無理やり3つのスプリングを重ねて入れる少々強引な方法を取りました。

リコイルユニットを外して組み立て
リターンスプリングをシャフトに追加

そのうちちゃんとしたサイズのスプリングに交換しようと思っています…。

続いて、固定ストック化するにあたって後部配線化を行います。
次世代MP5の後部配線化は特に加工不要で行う事が出来ます。

まず前側に伸びている配線をこのように後ろ側に回し、純正の変換コネクタを繋げて延長させます(私は純正の変換コネクタのタミヤコネクタをXT30に変更しています)。

ロアレシーバー後ろの爪みたいな部分に配線を引っ掛け、アッパーレシーバーを取り付けます。
この際、配線がレシーバーに引っかかって引っ張られないように気をつける必要があります。(配線が引っ張られると最悪M-SYSTEMの基板が死にます)
配線は丁度伸縮ストックが収まる溝の下側にある空間に収ままるので、気をつけながら入れていけばそこまで難しい作業では無いです。

MP5SD6で追加されていた熱収縮チューブが邪魔だったので剥がしました。
MR30コネクタがギリギリ入る程度の隙間しか無いので、熱収縮チューブが入る余裕はありませんでした。

これで後方配線化の作業は完了です。
もっとスマートにやりたい場合はM-SYSTEMの基板のから配線を剥がして、長い配線に置き換えた方が良いですが、配線引き直しが面倒だったのでこうしました。

後はコネクタにバッテリーを付け、VFC MP5 GBB用固定ストックを取り付けて完成です。
ストック固定ピンは次世代MP5SD6純正のままです。

尚、このストックはだいぶ前にレビューしたVFC MP5A2 GBBに付いてきた固定ストックからリコイルバッファーの受け皿を外した状態の物です。

フロント側は配線が伸びなくなったのでスッキリしました。
ここにハンドガードを固定させるための基部を取り付けつつ、ハンドガードを戻して完成です。

リコイルバッファーを抜いて軽くなった分、バッテリー収納スペースにおもりでも入れて重量バランスを取ったりしても良い気がします。

まあ、今回は特に何もせずそのまま組み立てましたが…。
これで次世代MP5SD5(リコイルオミット仕様)の完成です。

初速は純正状態と変わらず最低HOPが最大初速で、0.20g弾で92m/s前後。
スペーサーを追加した分若干初速が上がりましたが、MP5A5よりかは全然低いですし個人的に設けている安全マージンよりも下なのでこれで良いでしょう。

という訳で、これで次世代MP5A5はリコイル有り、次世代MP5SD5はリコイル無しという感じになりました。

流石に同じ仕様の電動ガンを2つ持ってるのは面白くないですからね…。

動作の様子はこんな感じ。
若干立ち上がり直後に甲高い音が鳴っています(ピニオンギアとベベルギアで発生しているノイズ)が、ピストンの打撃音に関してはだいぶ緩和されていると思いますし、サプレッサーの影響もあって破裂音もかなり抑えられています。

ギアノイズに関しては動作音が静かだからこそギアノイズが気になってしまうという現象のような感じもあるので、まあそこまで消さなくても良いかなと。

基本的にこの銃を使うのはアウトドアフィールドなので、十数メートル先に居る撃たれている側からはこれくらいのノイズほぼ聞こえないでしょう。

という訳で、東京マルイ 次世代MP5SD6のリコイルをオミットして固定ストックを取り付ける作業はひとまず終了です。
記事中にも書きましたが、ちゃんとしたサイズのダミーボルト用リターンスプリングを組み込んだり、ハンドガード内に重りを入れて重量バランスを整えたりとかの微調整は今後やるかも知れません。

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