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Globamill Re Voltage 11.1V 1200mAh 45C-90C 高CレートLiPoバッテリーのレビュー

記事作成日:2023年5月4日

Globamillさんが販売を行なうLiPo バッテリー、Re Voltage 11.1V 1200mAh 45C-90Cを送って頂いたのでレビューしていきます。
販売価格は予価になりますが2800円、販売方法は通販になるそうです。

内容物はバッテリー本体と説明書です。

外観の紹介

電圧は11.1V(3セル)で容量は1200mAh、Cレートは定格45C、バースト90Cの高CレートLiPoバッテリーとなっています。

表面には電流や電圧とCレートの表記が、裏側には注意書きが記載されたシールが貼られています。
内容は一般的な物ですね。

セル部分の長さは約127.5mm、厚みは約17.1mm、幅は約20.8mmと、一般的なストックチューブインサイズのバッテリーとなっています。
1セル辺りの厚みが薄いので、3セルになってもそこまで太くは無いのが特徴です。

バッテリーコネクタは黒色のXT30U(Amass製)になっています。
SYSTEMA INFINITYの標準コネクターがXT30だったり現行のMOVE製PTWの標準コネクターがXT30になっていたりするので、トレポンでの使用も想定して作られているバッテリーになります。

ストックチューブに入れた際の様子について

ストックチューブインサイズなので、このようなバッファーチューブ内にバッテリーを入れる仕様の製品で使うのがちょうど良いでしょう。
11.1Vバッテリーとしては比較的薄めなサイズなので、少し余裕があればハンドガード内だったりレシーバーとメカボックスの間などに入れる事も可能だと思います。

ストックチューブに入れるとこんな感じで余裕で入りますし、バッテリーを奥まで入れる事でコネクタやヒューズなどを逃がすスペースを確保する事も出来ます。
尚、バッテリーの脇にコネクターを逃がすような余裕は無いので、配線の取り回しやヒューズの位置などには注意が必要です。

バッテリーは余裕で入れる事ができる
奥まで入れる事でコネクタやヒューズを逃がすスペースをある程度確保できる

内部抵抗について

とりあえず充電を行い、内部抵抗を計測してみました。
結果セル1が13mΩ、セル2が13mΩ セル3が13mΩと比較的内部抵抗は低めで、安定しています。
全体で39mΩという十分に優秀なバッテリーですね。

電動ガンに繋いだ際のサイクルや電流値について

という訳で、こちらのバッテリーを電動ガンに繋いで動かしていきます。
今回は7.4V 1200mAh 45C-90C以外にも色々なバッテリーをお送り頂いたので共通して検証が出来るようにJefftron Leviathan-V2 OPTICALを組み込んだLCT LK-53を使って検証していきます。

7.4V用で組んではいますが、セッティング的に11.1Vで回しても問題が無い製品ですし、Leviathanによって正確な電流値やサイクルなどを計測出来るので最近はLiPoバッテリーの動作検証用に使っています。
尚、銃本体の端子がXT60になっているのでXT30への変換ケーブルを噛まして接続しています。

ファームウェアのバージョンは2.16、連射サイクル100%、アクティブブレーキ60%、プリコックOFF、ショット間のディレイ設定OFFの設定にしています。
プリコックをOFFにしている理由はバッテリーによって適切なプリコック設定は変わってしまう為、同条件で検証をする為にOFFにしています。

結果はこんな感じになりました。
連射サイクル:20.4rps(1224.5rpm)
セミのサイクルタイム:61ms
フルのサイクルタイム:49ms
突入電流:77.3A
セミの平均消費電流:38.7A
フルの平均消費電流:11.9A

基本的に11.1Vを普段使っていないので、あまり比較対象となるバッテリーを持っていないのですが、電流値を見る限り十分優秀なバッテリーだと思います。
サイクル速度も悪くはないですね。

RE VOLTAGE 11.1V 1200mAh 25Cとの比較

以前レビュー記事を書いた『RE VOLTAGE 11.1V 1200mAh 25C』と見た目の比較してみます。
容量自体は同じなのですが、Cレートが異なっています。
尚、セルのサイズも違っていますね。(上が今回レビューしたバッテリー)


という訳で、Globamill Re Voltage 11.1V 1200mAh 45C-90C ハイレートLiPoバッテリーのレビューは以上になります。