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東京マルイ サイガ-12K射撃テスト 気温が低め(マガジン温度25度以下)の状況で撃ってみました

記事作成日:2023年6月15日

先日公開した『東京マルイ サイガ-12K ガスブローバックショットガンを撃ってきました(30m集弾性・飛距離検証)』という記事で30度を超える温かい状態での飛距離やグルーピング検証を行いましたが、今度は気温が低い状態でどの程度動作するのかを見ていく事にしました。

検証場所はサバイバルゲームフィールド SAVAS。
ちょうど先日行った際の天気があいにくの雨で、気温が23度しか無い状況でした。


マガジン温度も20度と25度の間といった状態になります。
説明書上で温める事を推奨されている温度ですね。

この状態からマガジンを温めずに撃ってみました。
尚、使用したガスはHFC134A、弾はG&G 0.25g バイオBB弾で、ターゲットまでの距離は30mです。

1マガジン(45発)撃ち切る事が出来、給弾不良も起きなかったものの、30m手前で少し落ちていく感じの弾道になり、30m先の胸辺りを狙うと胴体に当たる感じの”ギリギリ30m届いてる”ような状態でした。
40mは全然届く気配がありませんでした。

尚、1マガジン撃ち終わった時のマガジン温度は15度と20度の間程度で、10度近く温度が下がっていました。
気化熱でがっつり温度が奪われていった感じですね。

マガジンが冷える速度が速い事によってガスの放出量が不安定になる影響もあってか、弾のバラケ具合が温かい状況よりも広く、20m先のターゲットを狙った時でもかなり散っていました。
特に上下のばらつきが激しく、ターゲットの下に落ちていく弾が多かった印象です。

だいたい赤丸の辺りに着弾する感じ

3発動時発射の燃費の悪さは気温が低い時の性能に直結しますね…。

リキッドチャージでサイガ-12Kを使う場合は温かい状況で使った方が良いでしょう。
寒い状況だと狙った所に飛んでいってくれないという事もありますし、ちゃんとサイト通りに狙える距離が30m程度かつかなり散るとなると、屋外のフィールドで使うにはかなり厳しい戦いになると思います。

ちなみに、マガジンが冷えた状態でもある程度は動きますがノズルから生ガスが吹き出しているのが分かる事から、気化が追いついていない事が分かります。
見栄えはカッコいいんですけどね。

という訳で、東京マルイ サイガ-12K ガスブローバックショットガンは暑い夏場にガツガツ動かす専用のように思えます。
説明書にも記載されていますが、25度を下回るような温度なら温めた方が良いですね。

「必ずマガジンを適温(25℃〜30℃)に温めてご使用下さい」との事

検証した限りではマガジン温度が40度を超えても動作させる事は可能ですし、マガジンを温めた事によって初速が異様に高くなる事も無さそうなので、夏場の暖かい時期に使うのが良いでしょうね。

という訳で、温かい環境でも寒い環境でも動作テストが行えたので、次はいよいよサイガ-12Kを分解していく事にします。

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