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中華新型レンズを組み込んだG14とPVS14を比較していきます

記事作成日:2023年12月13日

先日の忘年会で中華新型レンズを組み込んだG14とPVS14を持っていったので色々と写真を撮ってきました。

PVS14は接眼・対物レンズ共にCarson製、増倍管はOMNI7(緑管)です。
G14は先日レビュー記事を書いた新型中華レンズを組み込み、増倍管は中古で購入したFOM1600相当の中華白管です。

色々な風景を覗いた時の様子

まず、非常に薄暗く背景の街明かりによって影になっている箇所です。
明るさに関してはPVS14の方が明るいですが、これはレンズというより増倍管の性能の差が大きい印象があります。
逆に中華白管を入れたG14は暗いですがノイズは少ないですね。

続いて、木を中央に捉えて明るい方を向いて撮影した様子です。
背景が明るい分、明るさに関しては似たような感じです。
PVS14よりもG14の方がハローが小さく、明るい所の視認性が高い印象がありました。

続いて、皆でNVGを見比べたりしている風景を撮ってみました。
人のシルエットをより鮮明に映せているのはPVS14の方ですが、これくらいの差なら全然中華白管でも良いと思える位の差だと思います。

やはり差が出るのは極端に暗い環境下ですね…。

一部界隈で有名な例の水門はこんな感じ。
こちらも全体的に街明かりが届いており明るい為、色が緑色か白色か以外はほとんど同じように見えます。

IRレーザーを照射するとこんな感じ。
街明かりで起きていたハローと同様に、G14の方が点のハローが小さいです。
また、レーザーの線がG14の方がしっかり写っています。

最後に遠くを見た時の様子を撮影しました。
まずはPVS14から。
全体的に非常に明るいですが結構大きめのハローが確認出来ます。

続いて、G14。
PVS14と比べてハローは控えめ。
遠くの建物も割と鮮明に写っています。

全体的に中華レンズの性能が上がってきており、Carsonレンズとの比較を行っても「明らかにCarsonの方が良いな」と感じる事は少なくなってきている印象があります。

レンズの歪みについて

ただし、Carsonレンズが明らかに勝っているのは像の歪みの少なさだと思います。
像の歪みに関してもかなり改善されつつはありますが、まだまだCarsonの方が優秀で、特にヘッドマウントして歩いたりした時に明らかな差を感じます。

特に接眼レンズの性能はダントツでCarson製の方が優秀ですね。
歪みの少なさはもちろん、アイボックスも広いので単純に覗きやすいです。

歪みに関しては動画の方が分かりやすいと思い、動画で撮影してきました。
尚、iPhoneのカメラで撮影している事もあって、色味はちょっと違っています。