エボログ

更に改良が加わったDYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカのBlackとFDEをレビューしていきます。

記事作成日:2023年12月27日

DYTAC製のLAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカの最新バージョンをDEVILSIXさんからお送りいただいたので、レビューしていきます。
今まで2021年に最初期の製品2022年に改良版の製品をレビューしてきましたが、今回レビューする製品は2023年末に発売された最新バージョンでカラーがBlackとFDEの2色のラインナップが存在しています。

今回はBlackとFDE両方をお送りいただいたので、塗装の違いについてもレビューしていこうと思います。

という訳で、まずは何が変わったのかという点から紹介します。

  • 表面処理が変更
  • ツールマークが以前のロットに比べ殆ど無くなった
  • ロゴのかすれ具合の再現度向上
  • FDEカラー(Magpul Dark Earth)のモデルが追加

という2点です。

内容物はこんな感じ。
BlackとFDE共に内容物は同じで、DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカ本体の色が異なっているだけです。

(改善版)DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカ(マルイMWS/VFC GBB対応)を購入するhttps://bit.ly/4aA36TL

付属品の詳細について

まずは付属品の細部を紹介します。

ボルト後部に取り付ける為の延長パーツは16.7mmと15.5mmの太さ違いの物が付属してきます。
先端の太さが異なっているだけでOリング取付部の大きさは同じです。

延長パーツに取り付けるOリングは2種類の太さがあり細い方が15.5mm用、太い方が16.7mm用といった感じで、ゴムパッキンも2つ付属しています。
また、リコイルバッファーを抑えるプランジャー(ステンレス製)も付属。

Oリングを延長パーツに取り付けるとこんな感じになります。

LAW TACTICAL GEN 3-Mをレシーバーに固定する為のリングナットはMWS(ミリピッチ)用とVFC(インチピッチ)用が同梱されています。

尚、こちらのナットはVFC/MWSのネジピッチ表記が逆転してしまっている個体があるようで、VFC印字がMWS用、MWS印字がVFC用となってしまっているようです。
印字がテレコになってしまっているだけで、ピッチ自体は別物なので印字に惑わされず適切に取り付けられるかどうかを確認してから装着するのが良いでしょう。

MWSのボルト後部に取り付けるパーツも同梱されています。
こちらのパーツはMWSのボルト後部に付いている『ボルトBパーツ』と交換する為の物です。

尚、このパーツの重量は19gなのでMWSのボルト重量を大きく変えてしまうような事は無さそうです。
ただし延長パーツが若干重く、16.7mmが21g、15.5mmが20gでした。

DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカ本体のレビュー

という訳で、DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカ本体を見ていきます。
Blackは若干の光沢がある黒色、FDEはマットな茶色といった感じで表面の質感に結構差があります。
また、共に硬そうな質感の塗装になっています。

表面処理や塗装の差なのか、重量はBlackが246g、FDEが249gとFDEの方が若干重かったです。

LAW TACTICALの刻印はこんな感じで独特なかすれ具合がしっかり再現されています。
外メーカーの製品ではかすれが無い刻印の製品もありますが、かすれ有りが正しく、本製品はこの刻印の再現度の高さも特徴の1つとなっています、
尚、この刻印は白彫りなのでコントラストの問題でBlackの方がクッキリしており、FDEの方は薄い印象がありました。

上下はこんな感じ。
以前の個体は底部に若干のツールマークというか不自然な段差があったりしたのですが、本ロットでは綺麗になっています。

ストック取付部とヒンジ部はこんな感じ。

開いた状態はこんな感じ。
初期ロットではここにガッツリツールマークが残っており、前回の改善個体から綺麗になっていましたが、前回の個体以上に更に綺麗に処理されており、ツルツルになっています。

刻印部をアップするとこんな感じ。
パテント、製造国、NSNの表記部分はこんな感じで、今までの個体よりも若干文字が太くなっているようです。

「CLOSE BEFORE FIRING」の注意書きはこんな感じ。

AIRSOFT ONLYの文字はこんな感じ。
ここはBlackとFDEでフォントのサイズが異なっているようです。(FDEの方が文字サイズが小さい)

尚、これは前回の個体からの仕様変更ですが、DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカのロック部はかなり肉厚になっており、より強固な仕様に変更されています。

この穴に棒が挿さってロックされる仕様になっている為、ここにはかなり高い負荷が掛かります。
初期ロットは勢いよくストックを畳んだり、ストックに強い負荷が掛かった時に折れてしまうという事があったようなので、それを解決する為に肉厚にしているようです。

この穴に挿さるロックパーツはこんな感じ。
尚、このパーツはストックを折りたたんだ際にボルトが抜けないようにする為の抑えパーツと一体型になっています。

東京マルイ M4A1 MWS/CQBR ブロック1への取り付け

という訳で、手持ちの東京マルイ CQBR ブロック1にDYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカを取り付けていきます。

まずは、テイクダウンしてストックチューブを外します。

DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカを取り付ける前に『対応するナット』を確認します。
両方のナットを試してちゃんと奥までスムーズに取り付ける事が出来るナットを使えば良いと思います。

今回試した所、MWSの方がちゃんと取り付ける事が出来、VFCの方が途中で引っかかる感じだったのでMWSの方を使います。

MWSのナットはMWSで奥まで入った
VFCのナットはピッチが合わず途中で引っかかってしまう

対応するナットが確認出来たらDYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカのロック部を分解します。
分解しなくても取り付ける事自体は出来ますが、分解した方が楽です。
また、ナットの緩み防止用のイモネジを緩めておきます。

その後、ナットを付属の工具を使って締め込み、DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカをレシーバーに固定します。
固定後、イモネジを締め込みナットの緩みを防止します。

付属の工具を使ってナットを締め込む
イモネジを締め込み、緩み防止

ロックパーツを戻したらDYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカをレシーバーに取り付ける作業は完了です。

続いて、バッファーチューブを取り付けていきます。
ある程度バッファーチューブをねじ込んだタイミングでプランジャーを差し込みます。

その後、プランジャーを押し下げながらバッファーチューブを締め込み、バッファーチューブがプランジャーを抑える事が出来る程度の位置まで来たら位置を合わせてエンドプレート+キャッスルナットを締め込みます。
バッファーチューブを適切な角度に合わせるには、バッファーチューブ側に付いている溝とDYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカに入っている溝を合わせれば良いです。

その後、ボルトBパーツを交換します。
これはMWSに取り付ける際にのみ必要な手順になります。

このパーツには16.7mmの延長パーツが丁度良かったので、こちらを取り付ける事にしますが、このパーツはテイクダウンを行う際に取り外す必要があるパーツなのであまりにガチガチに圧入している状態にはならない方が良いです。
仮組み時にスムーズに抜き差し出来る事を確認した方が良いです。

延長パーツを外した状態のボルトをアッパーレシーバーに取り付け、ロアレシーバーと合体させます。

その後、延長パーツを差し込みリコイルバッファーも取り付けます。

という訳で、これで取り付けは完了です。
動かしてみましたが、特に動作に問題はありませんでした。

尚、DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカにはQDスイベルホールが付いているのですが、QDスイベルホール付きのエンドプレートを取り付ける事でストック基部の2箇所にQDスイベルホールを設置する事が出来るようになります。
MAGPUL製のエンドプレートのような薄い製品でもちゃんとエンドプレート側のスイベルホールを使う事が出来ました。

RARE ARMS AR15への取り付け

続いて、RARE ARMS AR15に取り付けていきます。
取り付け方法自体はMWSとほぼ同じなので、詳細は割愛しますがナットはMWS用が使えたのでMWS用を使っています。
また、レシーバーに組み込まれているプランジャーは外しました。

という訳で、こんな感じになりました。

こちらも最後にボルトを操作したり実際に動かしたりして動作に問題が無い事を確認して、組み込み完了です。

DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカ取り付け後の見た目について

DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカを取り付けるとこんな感じになります。

Blackの色味もFDEの色味も良い感じですね。
FDEはMagpul Dark EarthカラーなだけあってMagpulのFDE製品との相性も良いと思います。

ストックを折りたたんだ状態だとこんな感じ。


という訳で、2023年ロットのDYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカのレビューは以上になります。
約1年おきにマイナーチェンジ(ロットを重ねる度にマイナーチェンジ?)している当製品ですが、これよりも改善する箇所が無いのでは?と思える出来栄えになっていると思います。

初期の時は「レプリカだしまあ、これくらいは妥協出来るかな」といった感じがあったのが、去年流通している個体ではかなり良くなり、今回の個体では表面処理や刻印のアップデートによりよりリアルに近い見た目になっています。
また、FDEカラーの追加によって選択肢が増えたのも良いですね。

(改善版)DYTAC LAW TACTICAL GEN 3-Mタイプ レプリカ(マルイMWS/VFC GBB対応)を購入するhttps://bit.ly/4aA36TL