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東京マルイ パトリオット プラスにPERUN AB++を取り付けました。

記事作成日:2024年2月16日

東京マルイ製のPLUSシステム搭載電動ガン、パトリオット プラスに社外製FETを取り付けた記事を以前書きましたが、当初の予定通りPERUN AB++を取り付ける事にしました。

という訳で、到着予定から2週間近く遅れて到着したPERUN AB++です。
内容物はステッカーと説明書類(説明書はQRコードを読み込む仕様)、シリアルNOが印刷されているカード、信号線、コネクタ(モーター用)、熱収縮チューブ、PERUN AB++本体です。

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QRコードをスキャンするとPDFのマニュアルが表示されます。
日本代理店側で用意しているQRコードからは日本語マニュアルを閲覧する事も出来ます。

PERUN AB++はこのような外付けタイプのFCUで、一般的なFETと同じ6線仕様となっています。

こちらの製品の機能は下記の通り。

  • 2~5点バーストの設定(フルオート時に適応)
  • 5段階のアクティブブレーキ設定
  • 8段階のプリコッキング設定(セミオート時に適応)
  • 5段階の発射サイクル設定(フルオート時に適応)
  • 5段階のDMRモード
  • リポアラーム
  • デジタルヒューズ

初代のPERUN ABとはもはや別物ですね。

制御の正確さやレスポンスの高さに関しては内蔵式のFCUには及びませんが、メカボックスの形状関係無しに様々なメカボックスに組み込めるのが当製品の利点になると思います。
また、組み込み難易度に関しても内蔵式の物に比べるとかなり低いでしょう。

そして、今回PERUN AB++を取り付ける、東京マルイ パトリオット プラスは箱出し時点でトリガーから信号線が伸びており、モーターに繋がる配線もコネクタになっているので、PLUSシステムをPERUN AB++に置き換えるだけで使える状態になっています。
※ハンドガード上部レールを外して、PLUSシステムを覆っているカバーは外す必要があります。(分解レビュー参照

取り外したPLUSシステムの基板

PERUN AB++の配線は予め基板にはんだ付けされており、長さ調整が出来るようにかなり長く(50cm程度ある)なっています。
今回はこんな長さ必要じゃないので思いっきり切りますが…。
また、バッテリーコネクタはディーンズコネクタが付いています。

基板はこんな感じで、PERUNのロゴやAB++と印字されている他、設定用のスイッチとLEDが確認出来ます。

という訳で、こちらのPERUN AB++を東京マルイ パトリオット プラスに繋げる準備をします。
PERUN AB++の配線はこのように取り付けます。
パトリオット プラスはVer2メカボックスの製品ですが、今回はスイッチに直接取り付ける使い方をしないので、『STANDARD CONNECTION』の方の通りに繋げます。

まず、信号線を取り付ける為にB2B-ZRコネクタを小さく切ったユニバーサル基板にはんだ付けします。
端子が小さすぎてここに直接配線をはんだ付けするのが難しかったので、ユニバーサル基板を使っています。
最後に熱収縮チューブを被せて信号線用のコネクタは完成。

ユニバーサル基板にB2B-ZRコネクタをはんだ付け
信号線をはんだ付け
熱収縮チューブで覆って完成

尚、当記事で使っているB2B-ZRコネクタは以前紹介したモノタロウで買ってきた物になります。
外観は違っていますが、端子部分のサイズは同じなので使えます。

続いて、ー側の配線を付属の圧着端子で普通にカシメて、B2B-ZRコネクタから伸びている信号線を+側の配線と一緒にカシメます。
また、配線が暴れないように熱収縮チューブを巻きました。

また、バッテリーコネクタをディーンズからXT30に変更しました。

という訳で、これでPERUN AB++側の準備は完了です。

後はパトリオット プラス側から伸びているコネクタに繋げるだけです。
写真を撮りながら作業しても組込時間は10分程度でした。

動作テストも問題無かったので、配線を束ねて結束バンドでアウターバレルに固定します。
PERUN AB++の基板はPLUSシステムの半分くらいの大きさしか無いので、かなりコンパクトに収まります。

尚、ミニSサイズのLiPoバッテリー(MS LiPoバッテリーよりも若干大きいサイズ)がピッタリ収まります。

続いて、設定をしていきます。
今回行った設定は下記になります。

  • バースト:OFF
  • アクティブブレーキ:5
  • プリコッキング:7
  • DMRモード:OFF
  • LiPoアラーム:ON

また、家では説明書やカードを見ながら設定すれば良いですが、外でもサクッと調整が出来るように一応設定マニュアルのステッカーをハンドガード内側に貼りました。

動作の様子はこんな感じ。
こんな気軽にプリコッキングが出来るとは…PERUN AB++、東京マルイのPLUSシリーズとの相性がかなり良い気がします。

もっとも、最後の1枚だけが金属歯になっている樹脂ピストンでプリコッキングをするのはラックギアの消耗が激しくなってしまうので、あまり推奨されない使い方ではありますが…。

プリコックの解除は基板に付いているスイッチを押しながらトリガーを引くだけなので、基本的に使い終わったら直ぐにプリコックを解除するようにした方が良いでしょう。

尚、11.1Vでも問題なく運用する事が出来ます。
発射サイクルの設定(ROF REDUCTION)を行う事でフルオート時のピストンクラッシュのリスクも抑えられるので、よりレスポンスを上げたい場合は11.1Vを使うのも有りだと思います。
尚、こちらは11.1V 450mAh 75CのLiPoバッテリーを取り付けた状態で、アクティブブレーキ設定5、プリコック設定5になります。

という訳で、東京マルイ パトリオット プラスにPERUN AB++を取り付ける紹介でした。
P90プラスはパトリオット プラスと違ってスイッチ部に信号線がはんだ付けされているので、パトリオット プラスと違って気軽に付け外しが出来る訳では無いですが、同じ事が出来るでしょう。

また、今後発売される予定のG36Cプラスの仕様がもし同じ感じであれば、同じようなカスタムが出来そうです。
もしコネクタの仕様まで同じなら、別途PERUN AB++を買わなくても使う時だけパトリオット プラスから交換すれば良いという…。

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