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外径3.9mmで1280x720px解像度の極小USB ファイバースコープを買ってみた

記事作成日:2024年8月23日

今まで外径5.5mmのファイバースコープを使っていたのですが、最近3.9mmという更に小型な製品が出てきたようなので、買ってみる事にしました。
また、今まで使っていたファイバースコープはWiFiでスマホと接続する仕様の製品だったのですが、自分の用途的にPCに繋げれた方が便利だと思ったので、今回はUSB接続の製品を購入しました。

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取扱説明書にも記載されていますが、対応デバイスはAndroid、Windows、macOSの3機種
AndroidとWindowsは専用のアプリをダウンロードして使い、macOSはプリインストールアプリであるPhoto Boothを使用するようです。

尚、試した所普通にWebカメラと同じデバイスとして認識していたので、QuickTimeで見る事も出来ました。

ちなみにiPhone 15からUSB-Cが採用されているので使えそうに思えるかも知れませんがiOSはそもそもUSB経由でのカメラの使用が許可されていないのか未実装なのか、カメラデバイスを繋いでも認識しないので使えません。
カメラ周囲のLEDが光るだけですね。

Android用アプリと同じメーカー・名前でアプリがリリースされているので、iOS側が対応すれば使えるようになるのかも知れませんが、現状iOSデバイスで有線接続のカメラを使うにはラズビジョンを使うしか無い気がしますね。

という訳で、本製品の細部を見ていきます。
USB端子部はUSB Type-A/microUSBとUSB Type-Cに対応しています。

USB-AからUSB-Cが生えてる
横から見るとこんな感じ

USB-AからUSB-Cが生えているような見た目をしていますが、これはUSB-AがmicroUSB両対応の端子になっている為です。
これなら根本をUSB-CにしてUSB-A変換を付けた方がシンプルなのではとも思いますが、ちゃんとUSB-IFの規約を守っているからこういう形になっているのでしょうか。

USB-Aの先端がmicroUSBになっている
これでUSB-Aとしても使える

USB端子側には輝度調節用のダイヤルが付いています。
ここでカメラの外周に付いているLEDの輝度を調節する事が出来ます。

カメラ側はこんな感じで、ステンレス製のシールドで覆われています。

先端はこんな感じで、超小型のカメラの周囲にこれまた小型のLED素子が6個付いています。

LEDは最大輝度〜消灯状態まで無段階で調節が可能となっています。

最大輝度(めっちゃ明るい)
輝度を下げた状態
消灯状態

という訳で、とりあえずmacOSに繋いで映像を確認してみます。
今回はQuickTime Playerを使っているので、『ファイル>新規ムービー収録』をクリックした後、『HD Camera』を選択します。

ファイル>新規ムービー収録
『HD Camera』を選択

カメラのフォーカス距離は固定で、かなり近い距離に合う仕様になっています。
適切な距離は被写体から3〜4cm程度のようで、この距離であれば印刷時のインクのかすれ具合とかも認識出来る程度の解像度があります、
ただし、映像全体にピントが合っている訳ではなく周囲は少しぼやけてしまっています。

距離が近すぎたり遠すぎたりするとすぐにピントが合わなくなります。

近づける(2cm程度)とこんな感じでぼやけます。

遠ざけるとこんな感じで、こちらもぼやけます。

普段ファイバースコープを使う用途であるインナーバレル内の状態確認ですが、これに関しては問題なく行えそうな感じでした。
今まで使っていたファイバースコープは640x480pxの解像度だったので、1280x720pxに上がった事でより高画質になって良い感じです。

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