Logitec LHR-2BDPU3ES HDD/SSDコピースタンド を購入、HDDの移管作業を行いました
記事作成日:2024年9月12日
最近、撮影した動画系のデータ保存用に使っているWestern Digital Green 6TB HDDの調子が悪くなってきて、ファイルのコピー中にフリーズしたり表示出来ないデータがあったりと、破損というかセクター不良っぽい挙動をしていたので、HDDを交換する事にしました。
ちなみにMac OSのエラーチェック・修復機能であるFirst Aidではエラーは検出出来ませんでした。
※USB外付けHDDなのでSMARTの値は確認出来ない。
今回は全部で5.81TBのデータ量があり、更に一部のデータは表示させると基本Finderがフリーズ、最悪の場合OSを巻き込んでクラッシュする事があり、かなりの作業時間を要する事が想定されたので、HDDの中身をごっそりコピーしつつエラーも自動でスキップしてくれるコピースタンド、Logitec LHR-2BDPU3ESを試してみる事にしました。
内容物について
内容物はコピースタンド本体と説明書、AC電源、USBケーブルです。
AC電源は12V/3Aの製品で、丸型プラグ仕様です。
USBケーブルはUSB3.1 Gen1のUSB-A→USB-B仕様です。
Logitec LHR-2BDPU3ES本体の紹介
コピースタンドはこんな感じで外装はプラスチックで出来ています。
色はブラウン系で安っぽさを感じない良い質感をしています。
左側にはLEDインジケーターとコピー時に使用するボタンが付いています。
SATA端子部にはカバーが付いており、ホコリなどが侵入しないような仕様になっています。
3.5インチドライブ用カバーに2.5インチドライブ用のカバーが付いています。
前後はこんな感じ。
正面にはLogitecロゴとSATA3 & ERROR SKIP 2Bay Duplicatorと製品の特徴が記載されています。
裏面にはUSB-B端子とAC電源端子、電源ボタンが付いています。
買ってきたHDD(Western Digital WD80EAAZ-AJP)の紹介
今回用意したHDDはこちら。
Western Digital WD80EAAZ-AJPという8TBのHDDです。
コストパフォーマンスが高いWD Blueの1製品で、ディスクの回転数は5400rpm、キャッシュは256MBの製品です。
接続端子はSATA、その脇にジャンパスイッチが付いています。
このジャンパスイッチをジャンパピンでショートさせる事で転送速度を落とし、古いハードウェアでも使えるようにする為の物のようです。
昔は8本位端子が付いていたのですが、今は2本だけなんですね。
という訳で、元々使っていたWD60EZRXからWD80EAAZに置き換えます。
WD60EZRXはかれこれ9年ほど使い続けていたので、まあ結構長持ちしたんじゃないですかね。
まず、スロットAにコピー元のHDD、スロットBにコピー先のHDDをセットして電源を入れます。
AとBのランプがオレンジ色に点灯すればOKです。
続いてCLONEと書かれたボタンを長押しします。
そうすると100%のランプが点滅するので、そしたらボタンから指を離してもう一度長押しします。
少し分かりづらい操作手順ですが、誤操作防止の為でしょうね。
コピーが始まると25%のインジケーターから点灯します。
進捗が進むと50%、75%、100%とインジケーターが点灯していき、100%になるとコピー完了という感じです。
ちなみに25%から50%に進むのに4時間ほど掛かったのと、途中で25%のランプが点滅している事に気づきました。
25%のランプが点滅するのはセクター不良が検知された事を意味するようで、コピーする事が出来なかったファイルはスキップされる仕様になっています。
深夜からコピーを始めて朝になっても終わっていなかったのでそのまま会社に行き、帰ってきたら100%になっていました。
コピーが完了したらHDDケースに入れて結果を確認します。
ファイルのコピーに加えてディスク名からパーティションまでコピーされている事が分かります。
パーティションごとコピーされているので、8TBなのに6TBしか使えず2TBが無駄になっています。
これ自体は想定しており、「後からパーティション広げれば良いや」程度に思っていたのですがこれが失敗でした…。
Mac OSのディスクユーティリティからHDDのパーティションを広げる事が出来るのですが、8TBに広げようとすると拡張が出来ませんでした。
昔同じような事をやった時は普通に広げられたんですけど…。
尚、7.9TBとか少しサイズを減らしてあげると生成出来るのですが、そうすると数百MBの空きが生まれてなんか気持ちが悪いです。
コマンド叩いてHDDの実行容量を調べたりしたのですが、HDDの容量ぴったしでの拡張は出来なかったので諦めてパーティションを削除してフォーマットし直す事にしました。
再フォーマットしてるので、当たり前ですがデータは消えています。
その為、結局6TBのHDDから手動でファイルをコピーする事にしました。
ちなみにファイルのコピーはTeraCopyを使用しています。
Logitec LHR-2BDPU3ESはコピーだけではなくシンプルなお立ち台としても使う事が出来ます。
ディスクにアクセスがあるとスロット名が記載されている所のオレンジ色のランプが点滅します。
ちなみに、ファイルコピー中に「そういやHDDの容量が埋まる前にHDDの読み書き速度を測っておこう」と思ったので、コピーを止めて計測しておきました。
SSDに比べると遅いですがそれでも半分位の速度は出るんですね…。
最近のHDDは速くなりましたねぇ…。
という訳で、結局Logitec LHR-2BDPU3ESを購入したメリットはありませんでしたがLogitec LHR-2BDPU3ESの紹介でした。
この製品を使うなら同じ容量のストレージを使った方が良さそうですね…。
Windowsだとまた話は変わってきたりするのかも知れませんが…。
今回は有効活用出来ませんでしたが、パーティションごとコピー出来る為バックアップ用のHDDを作る時に便利そうです。
PCに繋がずにスタンドアローンな状態で動かす事が出来るというのも良い点ですね。