
マルゼン CA870 TAC-10 エアーコッキングショットガンを買ってみた
記事作成日:2025年6月19日
マルゼン製のエアーコッキングショットガン、CA870シリーズの最新作(とは言え、発売は3ヶ月前ですが…)、CA870 TAC-10を買ってみました。


本製品はファスガン専用機として使おうと思って購入しています。
また、CA870は昔友人が所有していたCA870 ソードオフとCA870 タクティカル、CA870 チャージャーをちょっと触ったことがあり、一時期所有もしていたのですが、いかんせんかなり昔なのと実際に自分で新品を購入した事は無かったというのもあり、本製品を購入した次第です。
何なら初めて触ったCA870は固定HOPモデルでしたね…。
マルゼン (Maruzen) ショットガン CA870 TAC-10 18歳以上 ガスショットガン
付属品について
内容物は銃本体とフロントサイト、L字レンチ、ローダー、説明書類のみのシンプルな仕様。


説明書はCA870共用の冊子が入っており、TAC-10専用の物が別紙になっています。
基本的なスペックはCA870の可変HOPモデル(ニューホップアップシステム)と同じですが、TAC-10から採用されているショートマガジンの操作方法と、フロントサイトの取り付け方などが記載されています。



ローダーはシンプルな棒状の物が付属、フロントサイトは銀色の玉が付いているビーズサイトが付属しています。
このフロントサイトは両面テープでバレルに貼り付ける仕様です。


CA870 TAC-10の外観レビュー
という訳で、銃本体の外観を見ていきます。
本製品は同社のCA870のハンドガードをMAGPULっぽい樹脂製のM-LOKハンドガードが装着されており、ソウドオフグリップが付いているモデルになります。
また、従来のCA870の標準マガジンはレシーバーから飛び出しているロングマガジンしかありませんでしたが、TAC-10ではレシーバーに埋め込まれるショートマガジンが同時発売され、標準で装着されています。


尚、CA870用のショートマガジンはG&PやS&Tからも発売されていましたが、それとは構造が全く異なる仕様の物になっています。
マズルはこんな感じ。
CA870ソードオフやブルドッグなどと同じ長さのバレルが付いており、奥まった所にインナーバレルの先端が確認出来ます。


ハンドガードに隠れて見えませんが、シェルチューブキャップのデザインも従来品と特に変わりありません。
尚、CA870リーズは基本的にこのシェルチューブキャップの所にスリングスイベルが付いていますが、本製品はハンドガードに干渉する影響もあってかスリングスイベルが付いていません。

尚、このシェルチューブキャップをしっかり締め込まないとバレルがガタつくのですが、締め込みすぎるとバレルが傾いてしまうので、程よい締め込み量に留めておく必要があります。
ハンドガードはこんな感じで、MAGPUL製品っぽいデザインの物(レミントン M870用のMOE M-LOKフォアエンドに良く似ている)が付いています。
M-LOKスロットが側面に3ポート、底面に4ポート付いています。


アウターバレルの根本には穴が空いており、ここに六角レンチを差し込み回す事でHOP量を調節する事が出来ます。

レシーバー上部はこんな感じで、反射防止用のスリットが付いています。

底部及びマグウェル部はこんな感じ。
TAC-10付属のマガジン底部はショットガンのエレベーターっぽいデザインになっています。


マガジンを取り外すにはマガジン底部のエレベーターっぽいデザインのパーツを下げるだけです。
前側がちょっと出っ張っているので、そこに指を引っ掛ける事も可能でマガジンの着脱は見た目以上にやりやすいです。
また、マガジンはスプリングテンションで飛び出します。


マルゼン CA870 TAC-10付属のショートマガジンはこんな感じ。
20連ショートマガジンとして単品販売されている物で、マガジン後部に大きな出っ張りが付いているのが特徴です。
この出っ張りにはスプリングが仕込まれており、マガジンを抜く際のアシストをしてくれます。


マグウェル内側はこんな感じ。

エジェクションポートはこんな感じで、ボルトを模した装飾が施されています。
尚、この装飾はモールドでコッキングしても稼働しません。


レシーバーに入っている刻印はこんな感じ。
CA870という製品名と、シリアルNO、MARUZEN SHOTGUN MADE IN JAPAN JASG 6mm BB CALIBERと入っています。

トリガーガード周りはこんな感じ。
滑らかな曲線を描いたトリガーガードが付いています。


セーフティレバーはトリガーガード根本に付いています。


グリップはこんな感じで、CA870ソードオフとは異なるデザインの、ソードオフグリップが付いています。
中腹部がくぼんでおり、握りやすくなってはいますが、それなりに滑りやすいです。


グリップ底部にはスリングスイベルが付いています。
本製品のスリングスイベルはここにしか付いていないので、おそらくここにワンポイントスリングを取り付ける想定なのでしょう。

箱出し状態の初速について
初速を測ってみます。
検証に使用したBB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾、HOP量も箱出し状態(ほとんど掛かっていない状態)です。
初速は低めなものの、割と安定しており、87m/s台をキープしていました。
尚、HOPを強くしていくと初速は下がっていき、不安定になるギリギリまで掛けると50m/s台まで低下します。

尚、CA870の特徴とも言える「ビィーン!」という独特なバネ鳴りは健在です。
数十年経っても、これは変わらないですね。
という訳で、マルゼン CA870 TAC-10 エアーコッキングショットガンのレビューは以上になります。
今後、ファスガン専用機として色々弄っていこうと思っていますが、途中で方向転換してBB弾撃つ用の物にするかも知れません…(まだ弄り初めて無いので、未定)
