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ファスガン初心者必見、基礎知識とファスガンがもっと面白くなる情報

記事作成日:2025年9月29日

自分はかれこれ20年近くエアソフトガン・サバイバルゲームという趣味をしていますが、最近はもっぱらファスガンにハマっており、徐々にサバイバルゲームに行く頻度よりもファスガンに行く頻度の方が増え、ここ数年サバイバルゲームをしない程になりました。(フィールドに行っても撮影か、シューティングレンジで的あてしてるだけな事が多い)

自分がファスガンを初めて体験したのは2020年の9月
ちょうど5周年なので、この5年で経験したファスガンについての情報をまとめてみました。

尚、当ブログにはファスガンカテゴリを設けているおり、YouTubeチャンネルにも再生リストを作っているので、ゲームの様子やレポート記事はこちらからご確認頂けます。

ファスガンとは?光線銃とは?

ファスガン、そもそも光線銃という単語について説明します。
あまり詳しくない方は「ファスガン」という単語を聞いたことがあったと詳しい事は知らないと思うので、まずは基本的な所から説明していきます。

まず「光線銃」という用語があり、これは一種のカテゴリの名前で、「レーザータグ」と呼ばれる事もあります。

光線銃・レーザータグ運営会社について

「光線銃」「レーザータグ」を扱う会社は日本国内だけでも複数社存在し、会社によって方針は様々です。

スポーツに特化している会社、子供・ファミリー向けとしてゲーム性が高くライトな遊戯として提供している会社、ミリタリー・サバゲーマー層向けの会社など様々で、製品も多種多様でそれぞれの特徴が存在します。

会社によっては製品自体の販売を行っている会社もあれば、専用の銃の形をしたデバイスをレンタルやリースしている会社、専用の遊戯施設でのみ遊べる形態の物もあります。
中には一般向けではなく法人向け、遊戯施設へのレンタル・販売のみに絞っている会社もあり、『日本レーザータグ協会(略称:JLTA)』という協会もあります。

ファスガン以外の光線銃・レーザータグの例として、日本国内の会社や運営団体としては、『ブラスターシューティング』というサービスを提供しているHotSprings株式会社、法人向けに『K-FLASHレクリエーション』というサービスを提供している株式会社K-7、LaserWar社の日本代理店で各地でレーザータグイベントを開催、運営しているLazer Zone Japanなどが存在します。

※例として3社紹介しましたが、他にも沢山ありますし、遊戯施設も多数存在します。

ファスガンについて

ファスガン』とは、光線銃のレンタルサービスを行っているFirstSniper社が開発・レンタルを行っている光線銃デバイス及び、そのサービスの事です。
製品の販売は行っておらずレンタルのみでの提供となっています。
既存のエアソフトガンに取り付ける事が出来るのが特徴ですが、イベントによっては専用銃とのセットレンタルも行っています。

ファスガンは「光線銃」「レーザータグ」デバイスの中ではミリタリー寄りの製品で、使用するにはエアソフトガンが必要になります。
また、参加者のほとんどはサバイバルゲームをやっていた事がある人な印象があります。

似たような製品としてB2i社のB2i製品がありますが、こちらはデバイスが販売されている物になります。
主催者によってはレンタルが行われる事もありますが、基本的にはデバイスを購入し、スマートフォンアプリと連携して使用する形の製品になります。

このB2iを使用したイベントも色々な所で開催されていますが、ファスガンとは別物の製品になります。

”光線”について

尚、「光線銃」に使用される”光線”の種類はメーカーや機器によって色々あるようですが、赤外線を用いた機器であるのが共通しています。
ファスガンでも赤外線を使用します。

基本的な原理はテレビのリモコンと同じで、放たれた赤外線の信号をレシーバーが読み取り、処理が行われます。

バトラー/MILESとの違いについて

ミリタリーに詳しい人なら実際の軍・自衛隊で使用しているレーザー交戦装置(自衛隊ではBATRA/バトラー、米軍や諸外国軍ではMILES)をイメージして貰えるとイメージしやすいかも知れません。

こういった軍用の訓練用装置に比べると光線銃、レーザータグで使用される機器は非常にシンプルで遊戯用に最適化されている物になります。
BATRA/MILESの方が圧倒的に高度かつ複雑な装置なので、ファスガンとレーザー交戦装置は似て非なるものですが、表面的な仕組み的には似ていると言って良いと思います。

例えば、バトラーは体の各部にセンサーを取り付けて、どこに被弾したのか、負傷なのか死亡なのかの判定を行ったりしますが、遊戯向けに作られているファスガンではゲームのダメージ計算と同じで、ヒットポイントで管理されます。

体の各部にセンサーを取り付けようとすると装備の自由度が下がってしまい、準備も大変になってしまうので遊戯としてのハードルがかなり上がってしまいます。
体中にセンサーを取り付けるという参加者のハードルもありますし、センサーを取り付ける為の装具をどうするのか、もし装具もレンタルだとしたら運営側も装具・デバイスの管理が大変になってしまいますね。

もし、そういう遊戯に需要があるのであれば、よりバトラーやMILESなどの装置に近い物を開発する会社が現れてもおかしくはないのですが、現状そういう物は無いので、遊戯に特化させるなら、デバイスをシンプルな形にした方が良いという事なのでしょう。

ファスガン会場での主な流れについて

ファスガンで遊ぶ時はある程度決まったタイムスケジュールがあります。
サバイバルゲームの定例会における、「受付→HOP調整→弾速チェック→全体でレギュレーション説明」みたいな感じのフローを先に説明をします。
今回紹介するのはあくまで一例であって、ゲーム内容や場所によって若干変わる事はあります。

  1. 【受付】
    サバイバルゲームフィールドの受付と基本的には同じですが、基本的にファスガンは完全予約制なので、予約時の名前を伝えて参加料を支払います。
    団体で申し込む場合は代表者1人が受付をするだけの場合があります。
  2. 【デバイス受取】
    受付後にデバイスの受取があります。
    デバイスは事前に机の上などに並べられており、参加者が自由に取っていくスタイルの場合と、運営が手渡しするスタイルがあります。
  3. 【デバイスの取り付け】
    自分の銃やヘルメットなどにデバイスを取り付けます。
    取付作業は基本的に各人で行いますが、初めてで分からない人は運営スタッフが手伝ってくれる場合もあります。
    デバイスの取り付けには2mmの六角レンチを使用するので、持参するとスムーズですがレンチの貸出もあるので、工具を持ってこなくても大丈夫です。
  4. 【ゼロイン調整】
    デバイスを取り付けたエアソフトガンのゼロインを調整します。
    ファスガンではゼロイン調整をしっかりやっておかないと楽しみ半減どころかまともに遊べないので、非常に重要です。
  5. 【全体ルール説明】
    当日行われるゲームの基本ルール説明が行われます。
    サバイバルゲームの朝に行われるレギュレーション説明と同様に、参加者全員が集まって話しを聞きます。
    当日行われるルールや施設利用の注意事項、ファスガンについての説明などがここで行われます。
  6. 【チーム分け設定】
    ルール説明後にチーム分けが行われます。
    事前にチームが別れている場合もあれば、現場でチーム分けが行われる場合もありますが、デバイスへの設定はこのタイミングで行われます。
  7. 【兵科設定】
    個人個人の設定をファスガンでは「兵科設定」と呼びます。
    最初は全員が通常兵科(アサルトライフル設定)になっている為、スナイパーライフルやLMGを持っている人は固有の設定をする為に、個別の設定が行われます。
    運営が「スナイパーの人、ここに集まって下さい」と招集を掛け、設定を行っていきます。
    また、初心者バフ付与、経験者・装備品によるデバフ付与などもこのタイミングで行われます。
  8. 【ゲーム開始、スタート地点へ移動】
    ファスガンの設定が一通り終わったらゲームの開始です。
    各チームごとのスタート地点に移動します。(これはサバイバルゲームと同じ)
  9. 【ゲーム開始前のリセット】
    ゲームルールによりますが、時間制のゲームは開始前にリセットが行われます。
    これで全員のデバイスのタイマーやHPや装弾数の設定がリセットされ、例えば20分間のゲームであれば20分経過すると自動的にデバイスがゲーム終了のアナウンスを行い、デバイスが使用不可能(死亡状態)になります。
  10. 【ゲーム終了】
    ゲームの終了条件はルールによって様々ですが、時間切れ以外の終了条件が達成された場合、参加者や運営によってゲーム終了のアナウンスが行われます。
    時間切れの場合はデバイスがタイムアップのカウントダウンを行い、カウントダウン後に全員が死亡状態になります。

以後、8番〜10の繰り返しで、ゲームによって特殊な設定が必要な場合は都度全員が集まってルール説明と兵科設定の変更が行われる感じです。

なお、ファスガンでは営業時間外の施設や廃墟になった施設を使う事もあり、その場合は会場への入り方、駐車場の場所、立ち入り可能なエリアなどが営業時と違う場合があるので、イベントごとのルールをよく確認する必要があります。

ファスガンで使用する機器について

ファスガンで使用するデバイスとして、「マズルデバイス」と「ヘッドデバイス」の2つが存在します。
この2つのデバイスを使用する事は覚えておく必要があります。
このデバイスをレンタルして遊ぶのがファスガンです。

ファスガン マズルデバイス例
ファスガン ヘッドデバイス例

尚、マズルデバイスは初期の頃にPEQ16タイプのバッテリーケースを改造した物を使用していた事から、PEQデバイスとも呼ばれたりします。

このマズルデバイスとヘッドデバイスは無線で通信しており、ファスガンを使用したゲームの全てをこのデバイスで制御しています。
これらのデバイスの機能について、紹介していきます。

ヘッドデバイスから出る音と光りの点滅、色について

ヘッドデバイスにはスピーカーとLEDが、マズルデバイスにはLEDが付いており、基本的には状態が色と音で確認が出来ます。
※一部の新型デバイスにはバイブレーションも搭載されています。

ただし、基本的に色に関しては自分で確認する事が困難なので、色は周囲の人や敵が視認し、自分自身は基本的に音で確認する形になる事が多いと思います。

主な音と光り方のバリエーションは下記の通り。

射撃と弾切れ、リロードに関する音と光り

  • 射撃時にヘッドデバイスから「タン!」という銃声が鳴り、マズルデバイスだけが黄色く光る。
  • マガジン弾切れ時にヘッドデバイスから「チーン!」というM1ガーランドのクリップが排出された時の音が鳴る。
  • リロード時にヘッドデバイスから「カチャッコッ」とボルト操作をしたりマガジンを差し込んだような音が鳴る。
    尚、リロード時間の設定が長い場合は「カチャッ」と「コッ」の間が長く、「カチャッ………コッ」となる。
  • 所持弾数が0になった際、死亡時とは異なる警告音(低めの「プォウォウォウォ」みたいな音)が鳴る。(死亡扱いではない)
    ※ルール(設定)によってはこの音が鳴らない事もある

被弾時と死亡時に関する音と光り

  • 被弾時にヘッドデバイスに被弾音(「ウゥッ!」みたいな声)が鳴り、ヘッドデバイスが紫色に光る(最新型はバイブレーションも動く)。
  • スナイパー設定のデバイスから撃たれた場合、「スナイパー!」と声が鳴る。(ヘッドデバイスの光り方は通常の被弾時と同じ紫色)
  • 近くに着弾した際(至近弾判定)に「チュン!」という弾が掠めたような音が鳴り、ヘッドデバイスが緑色に光る。
  • フレンドリーファイアOFF設定の場合、味方から撃たれると至近弾の判定と同じ音と光り方をする。
  • 死亡時で復活可能な状態の時はヘッドデバイスが赤色で点滅し、サイレンのような音が鳴りその後「赤、赤、赤」や「青、青、青」とチームカラーのアナウンス音が鳴る。
  • 死亡時で復活も出来ない状態になった時はヘッドデバイスが赤色で点滅し、死亡時と同じサイレン音の後で「退場して下さい」とアナウンスが鳴る。

初期化、復活、弾薬回復に関する音と光り

  • 初期化をした際にヘッドデバイスがチームカラーで点滅し、「ピロロ」と音が鳴る
  • 弾薬回復時に「ピロピロピロピロ」と音が鳴り、「カチャッ」とローディング時の音が鳴る(この際、マガジン内部の弾数も復活する)
  • 復活時に「ピロロッ!赤、赤、赤」とビープ音+チームカラーのアナウンスが入り、ヘッドデバイスがチームカラーの色で点滅する。

ゲーム終了、時間切れに関する音と光り

設定されたゲーム時間終了の10秒前程度から「ピッ!ピッ!ピッ!」とカウントダウンが始まり、タイムアップすると警告音と共にヘッドデバイスが赤く点滅、その後「退場して下さい」とアナウンスが入ります。
尚、同タイミングにリセットを掛けても、人によって若干タイムアップにはズレがありますが、基本的に誰かのデバイスでカウントダウンが始まったら「もうゲーム終わるな」と思えば良いです。

デバイスのエラー表示の光り

尚、マズルデバイスとヘッドデバイスが切断状態になるとヘッドデバイスが虹色に光ります。(リンク切れ状態)
基本的に暫くすると再接続されますが、この状態になると射撃が出来なくなりゲームに参加する事ができなくなるので、運営に伝える必要があります。

こうなる原因は大きく3つあります。

1つ目はヘッドデバイスとマズルデバイスを離しすぎたときです。
先述の通り、無線で通信しているので距離が離れると通信が出来なくなり、虹色に光ります。
スマホとかで使えるBluetooth機器と同じで、2つのデバイスが一定距離離れると切断されてしまう訳です。

現行のデバイスは一度リンク切れになっても、再度デバイス同士を近づけると自動で再接続される仕様になってはいますが、再接続されない場合もある為なるべくマズルデバイスとヘッドデバイスは近くに置いておくのが良いです。

もう1つは機器同士の混線です。
デバイスを装着している人が一箇所に密集すると、稀にエラーになる事があります。
2、3人程度が集まった場合で起きる事は基本的には無く、非常に多くのデバイスが同時に1箇所に集まっている場合でのみ発生する印象があります。
その場合はエラーが起きている人に少し離れてもらう(1m、2m程度)事で改善する事があります。

最後の1つは接触不良。
機器の内部的な接触不良が原因で起きる事が稀にあります。
こちらも暫くすると再接続されて問題無く使えるようになる事もあれば、運営側が操作を行わないといけない場合もあります。

先述の通りヘッドデバイスの色に関しては自分では気付けない事も多いので、周りにヘッドデバイスが虹色に光ってる人が居たら「リンク切れエラー出てますよ」や「デバイス虹色に光ってます」と声を掛けてあげると良いと思います。

という訳で、光り方や音は他にもあるかも知れませんが、ぱっと思いつくのはこれ位かなと思います。

兵科設定とHP・ダメージ設定

デバイスには個別で設定可能なソフトウェア設定があり、『兵科設定』とも呼ばれたりします。
これはHPやダメージ量、回避率、多弾ヒット判定、装弾数、所持段数などの設定を反映させる物になります。
基本的に現場で細かな調整を行う事は出来ず、事前に主催者がFirstSniperさんと連絡を取り、必要な設定をお願いする形になります。(数十個のプリセットを用意する事が可能との事)

基本的な兵科は下記の3種類

  • 通常兵科(アサルトライフル設定)
  • スナイパー(ダメージ量が高く、装弾数が少なく、ロリード時間が通常兵科より少し長い)
  • マシンガンナー(装弾数が多く、リロード時間が通常兵科よりもかなり長い)

主催によって、これらの設定を変更している事もありますし、追加で別の兵科設定やバフ設定・デバフ設定が用意されている場合もあります。

なお、「アサルトライフル」「スナイパー」「LMG」などと銃の種別で分けられていますが、通常兵科は基本的に単発のオートマチックの製品が該当します。

例えば、電動ハンドガン、ガスブローバックハンドガン、セミオートマチックの狙撃銃も通常兵科になります。
スナイパーはエアーコッキングのハンドガンやポンプアクション・レバーアクションなどの製品が該当します。
LMGは基本的にそのカテゴリの銃であれば該当しますが、基本的にボックスマガジンを装着している場合に限る事が多いです。
M249 MINIMIにM4マガジンを取り付けた状態や、M4A1にボックスマガジンを取り付けた状態ではLMG扱いにならない場合があります。

自分の銃がどの兵科設定になるのかを詳しく知りたい人は、主催に問い合わせて貰った方が良いでしょう。

なお、ファスガンの設定で可能な項目は下記の通りで、基本的に数値を設定します。(他にもあるかも…)

  • ヒットポイント:体力、HP。0以下になると死亡判定。
  • 1発辺りのダメージ量:1回の被弾でヒットポイントが何ポイント減らせるかの設定。
  • 防御設定:何%の確率でダメージを防ぐのかという設定。
  • 判定方式:イージーモード/ハードモードの2択。イージーモードは1発ごとにダメージを判定し、同時に4つのセンサーが反応しても1回の被弾として計算されるモード、ハードモードは被弾判定になったセンサー全てでダメージ計算されるモードで、4つのセンサー全てに同時被弾した場合、4倍のダメージになる(多弾ヒットとも呼ぶ)。
  • マガジン弾数:マガジン内の最大装弾数。例えば30発と設定された場合、10発まで減らしてリロードした場合、20発足されて30発になる。
  • 総弾数:所持している全ての弾数、携行弾数の事。
  • リロード時間:再装填に掛かる時間、短い、中ぐらい、長いの3択で、原則使用する銃の種類に依存する。(アサルトライフルは短い、スナイパーライフルは中ぐらい、LMGは長いなど)
  • リロード方法:弾薬が切れた時に自動的にリロード処理が掛かる「オートリロード」と手動でリロード処理を行う必要がある「マニュアルリロード」の2つの設定があり、基本的にマニュアルリロードは常に可能、オートリロードが無効になっている場合がある。
  • フレンドリーファイア:フレンドリーファイアを有効にするか、無効にするか。
  • 赤外線の拡散具合:いわゆる絞りの設定。物理的・電子的な調整が可能、電子的な調整は現場での微調整もある程度可能。

例えば、FirstSniperさん主催のゲームでは下記のような形で今回行われるゲームの兵科設定が応募サイトに掲載されます。
他の方主催のゲームでは主催によって告知方法が異なります。

チーム分け設定について

ファスガンには4種類のチーム分け設定が存在します。
最大で赤チーム、黄色チーム、青チーム、水色チームの4色に割り当てる事が出来ます。

2チームのチーム分けになっている事が多いですが、人数が多かったりフィールドの構造によっては三つ巴、四つ巴な設定になる事もあります。

また、フレンドリーファイアをONにする事でバトルロワイヤル形式のような1 vs 1 vs 1みたいな構図も可能となっています。

「こういうゲームルールで遊びたい」という要望があれば、FirstSniperさんに相談する事で、どのような設定にすれば実現出来るのかというのを詰める事が出来るでしょう。(もちろん、技術的に不可能な事もありますが…)

役職設定、特殊設定について

役職ごとの特殊な設定もいくつか存在します。
大将」や「盾兵」などHPが高い設定の物やゲームルール上強い装備を持っている人へのデバフ設定(HPや装弾数が少ない、その人だけフレンドリーファイア有効など)があります。

特殊兵科の『盾兵』と戦っている様子

他にも、

  • 狐狩り戦(狐役のHPが非常に高い)
  • ゾンビ戦(撃たれると一定時間後に敵チームとして復活する)
  • 色替え戦(ヘッドデバイスが常時点灯状態になり、撃たれると撃たれたチームに色が変わる)

などの特殊ルールで使用する設定もありますが、それらの設定はイベントごとに細かなルール説明が行われるので、事前に公開されるレギュレーションでルールを確認したり、当日のルール説明をよく聞く形になります。

また、過去に修善寺虹の郷で行われたファスガンゲームでは、ライトのみの裸眼に装弾数及び防御設定のバフが、ナイトビジョン所有者にデバフが、サーマルイメージャー所持者に非常に大きなデバフが加えられた事もありました。

オーダー次第では細かな設定が可能なのがファスガンの面白い所だと思います。

この辺りは主催がFirstSniperさんとの相談の上で実装される特殊設定になります。

ファスガンデバイスの設定は多種多様ですが、基本的に「こういう設定がある」というのを知っておくと、どういう装備でファスガンに参加しようか、どうやって立ち回ろうかなどいろいろ事前に考えておく事も出来るので、より楽しみが深まると思います。

ヘッドデバイスの取り付けについて

ヘッドデバイスはその名の通り、頭に取り付けるデバイスになります。
取り付けるには大きく分けて2つの方法があり、1つはベルクロ付きのバンドを使用する方法です。

このバンドはレンタル品ではなく、1個300円でFirstSniperさんから購入出来ます。
ベースボールキャップやブーニーハットなどの帽子をかぶる際や、メスのベルクロが付いていないヘルメットを被る際や、頭に直接デバイスを取り付けたい時はこれを使用します。

もう1つはヘルメットのベルクロを使用する方法です。
最近のヘルメットカバーにはメスのベルクロが付いている事が多く、ここにセンサー類を取り付けたり、後頭部のNVG用バッテリーポーチにデバイスを収めるという方法があります。

ヘルメットカバーのベルクロに貼り付けたセンサー
バッテリーポーチに収まっているデバイス

どちらのヘッドデバイスにも共通して言える事ですが、4つのセンサーを対角上に設置する必要があるという点に注意が必要です。

これはゲーム性を保つ為の配慮で、極端に被弾しにくい面を作らない為に、対角上にセンサーを配置するようにします。
これであれば360度どの方向から撃たれてもどこからしらのセンサーには被弾判定が出るようになります。

また、後頭部に取り付けるデバイスには上下の向きが存在するので、これも気をつける必要があります。
上下の向きはデバイスに記載されている他、デバイスの左側からカールコードが伸びるようにレイアウトをする事で、正しい向きで付いている状態になります。

マズルデバイスの取り付けについて

ファスガンは先述の通り、既存のエアソフトガンに取り付けるデバイスになります。
「マズルデバイス」という名の通り、フラッシュハイダーやサプレッサーなどのように銃のマズルに取り付けるデバイスになります。
注意点もあるので、それも踏まえて紹介します。

マズルデバイスの安全対策について

マズルに取り付ける事で物理的に銃口を塞ぎ、「BB弾が銃口から出ない」という状況を作っています。
物理的にBB弾が出ない事が第三者から見て明らかになるというのがこのマズルデバイスの目的でもあります。

これはエアソフトガンを使用するファスガンとして行っている安全対策の1つですね。

ファスガン会場では原則、BB弾は使わないで下さい(持ち込まないで下さい)

尚、BB弾が入った状態でファスガンデバイスを付けて撃ってしまうとBB弾によってセンサーが故障したり、詰まったBB弾によって空気圧の検知が出来なくなる、電動ガンの場合ピストンクラッシュが起きる等色々な問題があり、デバイス破損時には弁償などが発生する可能性もあるので、絶対にBB弾が入らないようにユーザー側も気をつける必要があります。

特に「サバイバルゲームで使った後のマガジン」など、BB弾が残っている可能性がある物を使う場合は念入りに確認しておく必要があります。

意図せずBB弾を撃ち出してしまうという事でありがちなのは、

  • 空にしたつもりの多弾数マガジンの給弾ルートや巻き上げ機内にBB弾が残っている
  • 装備品のマガジンポーチに入っていたマガジンにBB弾が残っている
  • 弾抜きをしておらず、チャンバー内にBB弾が残っている

などがあります。

また、これはマズルデバイスとは関係無いですがファスガンで使用する施設によっては落ちてるBB弾が見つかると大問題になる事もあるので、参加者はそういう点でも十分に気をつける必要があります。

この場合は「持って行くカバン・ガンケース・装備品の中にBB弾が無いか」なども要確認になります。
カバンを開けた際、ポーチを開いた際にポロッと1発BB弾がこぼれ落ちるだけで問題になる可能性も有りえます。

この辺りは主催側からアナウンスがある事が殆なので、参加時のレギュレーションをよく確認する必要があります。

また、原則として参加者もBB弾を使う事を前提としていないので、思わぬトラブル・事故が起きる可能性があります。

マズルデバイスの構造について

こちらのデバイスはこのような構造になっており、「マズルデバイス」本体と、マズルデバイスと銃身の間に挟まるアダプターと2つのパーツに分けられています。
マズルデバイス、アダプター共に2mmの六角レンチを使ってイモネジを締め込んで固定する仕様となっています。

マズルデバイスは中央にアルミ製の筒が付いており、そこが赤外線照射部になっています。
銃身から真っ直ぐの位置に赤外線照射部があるので、銃身が著しく変形しているような製品では無い限り、赤外線は真っ直ぐ飛ぶようになっています。
筒の脇には大きな箱が付いており、ここには基板やセンサー、バッテリーなどが内蔵されており、マズルフラッシュLEDもこの箱に付いています。

マズルデバイス取付時の箱の向きはどちら方向でも良いです。
また、照射部の蓋には赤色と黄色のキャップが付いていますが、基本的にここの色でチーム分を行うという事は無いです。 (そういうルールになっているファスガンゲームもあるかも知れませんが…)

また、赤外線照射部には物理的な絞りが付いており、ここである程度赤外線の拡散具合を調整する事が出来ます。
絞りが広いと広範囲にダメージ判定が入り、狭いとダメージ判定のエリアが狭くなります。

この絞りは運営側で調整を行うので、「あまりに着弾点が狭すぎる or 広すぎる」という事があれば運営に報告をするのが良いでしょう。

マズルデバイスを取り付ける為の、アダプターについて

アダプターは基本的に14mm逆ネジ、正ネジ(M14のピッチ1mm)用が用意されています。(逆ネジアダプターの方が個数は多い)

デバイスの受取時に「正ネジです」「逆ネジです」と伝えれば、このアダプターを借りる事が出来ます。

このネジピッチはエアソフトガンでは一般的なサイズのねじ切りなので、大抵のエアソフトガンで使用可能なようになっていますが、そもそも14mmネジが付いていない製品への取り付けは基本的に出来ないので注意が必要です。

14mmネジが付いていてもファスガンが取り付けられないケース

14mm正ネジ・逆ネジが付いていてもファスガンを取り付けられない場合があります。

1つは14mmねじ切り部からインナーバレルが大きく飛び出している製品です。
インナーバレルがマズル(14mmねじ切り部)から大きく飛び出しているとマズルデバイスとインナーバレルが干渉してしまい、取り付ける事が出来ません。

FirstSniperオフィシャルの説明だと『マズルからインナーバレルの露出は15mm以内に抑えるようにして下さい。』となっているので、自分がファスガンで使用しようと思っている銃は事前にマズルデバイスをはずし、ファスガンデバイスの取り付けが可能か状態になっているのかを確認しておいた方が良いでしょう。

また、マズルがハンドガード内側に張り込んでしまっており、デバイスとハンドガードが干渉してしまうような場合もファスガンの取り付けは不可能です。

ざっくり下記3つの条件に当てはまるエアソフトガンであれば、ファスガンデバイスの取り付けは可能になります。

  • 14mm正ネジ・逆ネジが付いている製品
  • マズルからインナーバレルが大きく飛び出していない状態
  • マズルがハンドガードから飛び出している状態
VFC FNC GBB
Double Bell M700
ARES KAC STONER LMG

特殊形状の専用アダプターについて

尚、『14mmネジが付いていない製品への取り付けは基本的に出来ない』と紹介しましたが、例外も少なからず存在します。
それは専用アダプターがいくつか存在する為です。

専用アダプター
クランプして固定出来る専用アダプターの一例

専用アダプターを使う事で、14mmネジが切られていない物への装着も可能になりますが、専用アダプターは数が極端に少ない上に対応製品も限られている(1サイズ1、2個しか無い)ので、必ず事前にFirstSniperさんもしくは主催に確認しておく必要があります。

アダプターの固定について

アダプターは14mmネジに取り付けた後、緩み止めとしてイモネジを締め込む必要があります。
この緩み止めがしっかり行われていないと使用中にデバイスがガタついたり回転してしまったりして、ゼロインが狂う可能性があります。

尚、一般的なフラッシュハイダーの固定でもイモネジは使用されるので、そこまで特殊な感じはしないと思いますが、イモネジによってねじ切り部が変形してしまう事があるので、このような溝が掘られているタイプだと安心です。

特にスチール製のアウターバレルに付いている14mmネジ山だとイモネジを締め込んだ際にネジ山が変形して噛み込んでしまった結果、アダプターを取り外す事が出来なくなるという事もあるので、気をつけておいた方が良いでしょう。

マズルデバイスの特殊な使い方と専用機について

また、マズルデバイスの少し特殊な使い方として「イヤホンジャック」の存在があります。
これは全てのデバイスに装着されている物では無く、使うのにも工夫が必要なのでどうしても特殊な製品を使いたかったり、ファスガン専用機を作りたい人はFirstSniperさんに詳細を確認して下さい。

ファスガンを普通に使う場合は、空気圧検知を使用します。

尚、空気圧(厳密には気圧の変化を計測している)はかなり微弱な物でもデバイスは反応し、対象年齢10歳以上用のような弱いエアーどころか、ティッシュがふわっと揺れる程度の空気圧でも検知されます。

その為、電動ガンのセクターギアを3枚まで減らした電動ガンや、極端に柔らかいピストンスプリングにしたファスガン専用銃を作っている参加者もいらっしゃいます。
※専用機は実機テストが必要なので、試す場合は万が一使えなかった時の事を考えて普通のエアソフトガンも持っていった方が良いです。

ファスガンで使用するエアソフトガンの注意点

先述の通り、ファスガンデバイスを取り付けられない銃は基本的にファスガンでは使用できませんが、それ以外にも注意点があります。

空打ち出来ないエアソフトガン

ファスガンでは空打ち出来るエアソフトガンを用意する必要があります。
大抵のエアソフトガンは空打ちが出来ますが、初心者が遭遇しがちな「持ってきたけど使えない」例を紹介します。

  • 空打ちモードが付いていないガスブローバック製品
  • SYSTEMA PTW(トレポン系全般)、GBLS DAS/GDR15、一部の次世代電動ガン、一部の電子トリガー製品

まず、空打ちモードが付いていないガスブローバック製品は、そのままだとボルトストップが動作してしまい使えません。

例えば、M4系ならボルトリリースボタンを押しっぱなしにする事で空打ちは出来ますが、構え方に制限が加わるので、自由に使えないので、空打ちモードが付いていない銃は、マガジンや銃本体を加工したり空打ち出来るようにフォロワーに詰め物をする(空打ち用ストッパーなど市販品を使う)など、対応する必要があります。

SYSTEMA PTWやGBLS DAS/GDR15、一部の次世代電動ガンや電子トリガー製品も同様で、空のマガジンを挿すと空打ちが出来なくなる機種も注意が必要です。
これらの電動ガンの場合はマガジンを刺さずに使うという方法もありますが、マガジン内バッテリーや、マガジンを刺さないと動作しないような制御が行われている製品は、事前に何かしらの対策が必要です。

また、空打ちによって製品本体に大きなダメージを与えてしまうような、高負荷なセッティングになっている銃もなるべく使わない方が良いかも知れません。

マズルデバイスを取り付けた状態の空打ちは、ただの空打ち状態と違って、銃口が塞がっている事から多少負荷は抑えられていますが、それでもとんでもない硬いピストンスプリングや重たいピストンを使っている場合、メカボックスなどに大きな負荷が掛かり、メカボックスが割れる可能性もあります。

例えば、フルシリンダーでバレル長5cmみたいな電動ガンをファスガンで使うのはオススメしません。

そんな極端なセッティングになっていないなら、特に気にせず使えると思って良いと思います。
自分も相当数(なんならBB弾を入れて撃つよりも多くの数)、空打ちで動作させていますが、問題が起きた事は無いです。

バレルがガタガタ・グラグラのエアソフトガン

ファスガンデバイスはマズルに取り付けるデバイスなので、銃の剛性の高さが重要になります。
例えばバレルがガタガタで、バレルを触るとカタカタ動いてしまうような状態の銃、樹脂製アウターバレルなどで負荷を掛けるとバレルが曲がってしまうような銃はオススメ出来ません。

マズルデバイスもそれなりに重量があるので、バレルの強度が極端に低いと撓んでしまい、真っ直ぐ付かず、狙った所に飛ばない、構える度に着弾点がズレるという事があります。

遊べない訳では無いですが、ファスガンを楽しみたいなら剛性の高いエアソフトガンを持ってくるのが良いでしょう。

ファスガンのリロードについて

ファスガンは弾切れになると「チーン!」というM1ガーランドのクリップが排出される音が鳴り、それ以降に撃っても射撃は行われなくなります。(ただの空打ちになり、デバイスも反応しない)

弾切れ後はリロードを行う必要があり、ファスガンのリロードは2種類の方法があります。

オートリロードについて

1つがオートリロード。
これは設定されたマガジン弾数が0になると自動的にリロード処理が行われるモードです。

「チーン!」という音がなったら自動的に「カシャコン!」とリロード音が鳴り、リロードが完了します。

マガジンの残弾を打ち切ったら自動でリロードされるので、残弾数の把握とか細かい事を考えずに遊べるモードで、レギュレーションによっては経験者は無効化されている事があります。

マニュアルリロードについて

もう1つがマニュアルリロードです。
これはマガジンに貼り付けた磁石(ネオジウム磁石推奨)をマズルデバイスに近づけてリロードを行うモードです。
ルールによってはオートリロードがOFFになっており、マニュアルリロードのみという事があるので、レギュレーションを確認し、必要に応じて磁石を用意すると良いでしょう。

マニュアルリロードであれば任意のタイミングでマガジン弾数を補充出来るので、「戦闘一段落したけど、残弾数10発だから補充しとこう」という事が出来るようになります。

ファスガンのリロードの仕組みは「所持弾数の総数 – マガジンに補充される弾数」という、シンプルなFPSゲームでよくある計算方法で、マガジンごとの残弾数カウントは行われていません。
例えば残弾数20発のマガジンの状態でリロードを行っても、どこかのタイミングで残弾数20発のマガジンが装填される事はありません。
なので、マニュアルリロードは出来るタイミングでどんどんやった方が良いです。

なお、所持弾数が無くなるとマニュアルリロードを行ってもリロード処理は行われません。
所持弾数が空になっているかどうかはマニュアルリロードを行った際に音を聞いて、リロード処理が行われるか、行われないかで判断すれば良いと思います。

リモコンについて

ファスガンを楽しむ上で覚えないといけないのは「リモコン」の操作です。

ファスガンではこのようなリモコンをよく使用します。
こちらは学習リモコンのボタンに機能が割り当てられている物になります。

参加者が触るリモコンの種類は大きく3種類

  • ゼロインリモコン
  • 弾薬回復リモコン
  • 復活リモコン

です。

弾薬回復リモコンと復活リモコンはその名の通り、所持弾数を回復出来るリモコンと、HPを回復出来るリモコンの事で、ゼロインリモコンというのは「ゼロインモード」という機能を使う為のリモコンです。

リモコンの操作方法は基本的にリモコン裏面に記載されていたり、シールで色分けされており、ゲームで使用する場合はゲーム前に操作説明が入ります。
また、復活リモコンなどの操作は運営スタッフ側が行う場合もあります。

ゼロインリモコン
復活リモコン

ゼロインリモコンについて

ゼロインモードがONになっているデバイスは0.5秒ごとに自動的に射撃する状態になり、トリガーを引いて撃たなくてもサイトを覗きながらエレベーション・ウィンテージダイヤルを回して調節が出来るようになる、便利なモードです。

使用中はヘッドデバイス側から「コッ…コッ…コッ…コッ…」とマズルデバイスの照射に合わせて音が鳴ります。

基本的にゲーム前の準備時間中にゼロイン調整を行うのみ使用します。

弾薬回復リモコンについて

弾薬回復リモコンは、所持弾数・装弾数を回復させるリモコンです。
所持弾数も装弾数も無くなってしまうと、何もできなくなってしまうので、このリモコンを使って装弾数を回復させます。

このリモコンを使用すると所持弾数が全回復する上に、マガジン内の弾数も回復するので、弾薬回復リモコン使用後にリロードを行う必要はありません。

復活リモコンについて

復活リモコンは死亡者を復活させる為のリモコンです。
ただし、死亡回数がルールで設定された数を超えて死亡している場合はこのリモコンでは復活出来ません。

基本的には所持弾数も一緒に回復する(弾薬回復リモコンと同じ効果もある)のですが、ゲームルールによっては復活リモコンで復活するのはHPだけという事があります。

このルールの場合、復活リモコンを使うとマガジン内に1発弾が入った状態で復活する事になるので、1発撃つと弾切れ状態になります。

その他のリモコンについて

これ以外にも運営スタッフがゲームスタート前に利用するリセットリモコン(弾薬、HP、復活回数、タイマーなどをリセット出来る)、FirstSniperオーナーがデバイスの細かな設定に使用する、通称「神のリモコン」などもあります。

ファスガンのゼロインについて

続いて、ファスガンのゼロインについて紹介します。
正直、ゼロインさえちゃんと出来ていれば、ファスガンは楽しめますがこれが出来ていないと何も楽しく無いのがファスガンです。

ファスガンで何故ゼロインが重要なのかと言うと、BB弾と違って「弾道を見ながら調整する」という事が出来ない為です。
サバイバルゲームを経験していても、ちゃんと狙って撃つという事を経験していない人がファスガンをやると困るのがこのゼロインです。

BB弾のように弾道が見えないので、ゼロインがうまく出来ていないと「狙った敵に当たらない」というのが当たり前のように起きます。
ファスガンのゼロインはBB弾のゼロインに比べると結構雑にやってもある程度当たるので、普段からゼロインに慣れている人なら1、2分程度で作業は終わると思いますが、慣れていないと何十分も掛かったりします。
なので、ファスガンで遊ぶ前にちゃんとゼロインの練習はしておいた方が良いでしょう。

調整不可能なアイアンサイトの場合は、着弾点がどの辺りなのかを理解して使う必要があります。(アイアンサイトを使う場合は可能な限り、調整可能な物を選んだ方が良い)

尚、銃身が伸びている方向にほぼ真っ直ぐ飛ぶ特性上、ボアサイトを使って事前にゼロインしておくとファスガンデバイス装着後のゼロイン調整がスムーズだったりします。
※レギュレーションでレーザーサイトの使用が禁止されているルールの場合、誤解を生まない為にも現場に持ち込むのは控えた方が良いと思います。

ファスガンのゼロインにはこのような『ゼロインターゲット』を使用します。
このターゲットは4×4マスのセンサーが付いており、着弾点が光る仕様になっています。

このターゲットの発光はヘッドデバイスと同じ仕様になっており、紫色が被弾判定、緑色がかすり判定となっています。

狙った所がちゃんと紫色に光るようにゼロインを調整出来ればOKです。
リモコンの説明で紹介した、ゼロインモードを使えばスムーズに調整が出来ます。

もし、「なかなか当てられない」「着弾点が分からない」という場合は、一旦ターゲットに近づいてゼロインを合わせた方が良いです。
例えば30mの距離で上手くゼロイン出来ない場合は10mまで近づいて、ゼロインを調整した後、20m離れて撃ってみる、30m離れて撃ってみるといった感じで距離を伸ばしていくのが良いと思います。

また、しっかりゼロイン出来たかどうかを確認するにはターゲットの四隅を撃って確認すると良いです。
例えば、中央を撃った時に6つのセンサーが反応する場合、四隅を撃った際に端にあるセンサーが2〜3個安定して光る状態であればしっかりゼロイン出来ているという事になります。

尚、ゼロインを行う場所にはFirstSniperさんから三脚+ホグサドルの貸出もあるので、銃を安定させた状態でゼロインを行う事も出来ます。

尚、ゼロインターゲットの数には限りがあり、基本的にゼロインレーンは混み合っている事が多く、列に並んで順番待ちをします。
あまりにゼロインに時間が掛かってしまうと他の人の迷惑になるので、最近だと1人5分が上限となっている事があります。

ファスガンの射程距離について

ファスガンの射程距離は『昼間で200mの射程を確保し、太陽光の影響を受け辛い夜間では800mの射程を誇ります』とオフィシャルの情報として掲載されています。

実際に昼間であれば200m程度の距離の射撃は可能でしたので、オフィシャルの情報通りの射程距離はあると思います。

普通に100mオーバーの距離を狙えるので、サバイバルゲームでは使い物にならないような高倍率スコープをちゃんと使えるのも、ファスガンの良い所だと思います。

もちろん、ガク引きしたり雑な撃ち方をしたら当たらないので、しっかり構えて丁寧にトリガーを引く必要があります。

狙う場所について

ファスガンはヘッドデバイスに付いている4つのセンサーを使って被弾判定を行うので、なるべく頭を狙った方が良いです。

サバゲーでは「近い距離だから痛くないところを狙おう」という配慮がありますが、ファスガンでは至近距離になればなるほど、頭を狙った方が良いです。

胸辺りでも被弾判定が出る事はありますが、例えば至近距離で足を撃っても被弾判定は出ません。

「バリケードから足だけ見えている」というシチュエーションはよくあると思いますが、そこを撃ってもファスガンでは意味はありません。

また、設定で極端に拡散具合が絞られている場合は距離によっては「頭」みたいなざっくりした狙い方ではなく、ピンポイントでセンサーを狙う必要がある場合もあります。

また、被弾時にヘッドデバイスが光る事から「直撃を食らわせた(ダメージを与えた)」「至近弾でダメージが入っていない」「倒した」という事が撃った側から見えるようになっています。

1つのセンサーに被弾
2つのセンサーに被弾被弾

敵を撃つ場合、狙う場所だけではなく相手のデバイスが何色に光っているのかをしっかり確認する事も重要になります。
何発撃っても緑色にしか光らなかったり、何も光らなかったらダメージが入っていないという事になり、自分の残弾が減るだけです。

また、フレンドリーファイアがOFFの場合、何発撃っても緑色にしか光らない場合、確実に直撃のハズなのに緑色にしか光らない場合は味方を撃っている可能性があります。

フレンドリーファイアについて

フレンドリーファイアの設定は先述の通り、有効・無効の設定があり、有効の場合は普通に敵に撃った時と同じ挙動になります。

フレンドリーファイア設定が無効の場合、味方に撃つとヘッドデバイスが緑色に光り、かすり判定(至近弾判定)と同じ扱いになります。
また、フレンドリーファイアのかすり判定も同様に緑色になります。

その為、味方が密集している所の後ろから撃つと味方にかすり判定が入ってしまう事があるので、注意が必要です。

銃口の斜め前に居る味方にかすり判定が入ってしまっている

昼間だとそんなに大きな問題は無いのですが、夜間で隠密行動中の場合は味方の位置をバラしてしまう事にも繋がるので注意が必要です。

ファスガンで隠れながら撃つ際の注意点

ファスガンとサバイバルゲーム、及び実践的な訓練では隠れ方や構え方、動き方に細かな違いが存在します。

薄い構え方と顔の出し方について

ファスガンは頭にセンサーが付いているので、バリケードに体を極限まで隠した状態にする、俗に言う「薄い構え方」をしても体をガッツリ出してもそんなに大きな差はありません。
もちろん、薄い構え方をする事で目立ちにくくなるというメリットはありますが、被弾面積を小さくするというメリットはありません。

なぜなら、頭に付いているセンサーが1つ見えている状態であれば、それ以外に体をどれだけ露出させても被弾面積は変わらないからです。

また、サバイバルゲームだと「BB弾を見て避ける」という事が出来ますが、光りの速度で飛んでくるファスガンでは「射撃を見て避ける」という事は不可能なので、無闇に顔を出すのも控えた方が良いでしょう。

光は反射します、赤外線も反射します

ファスガンは赤外線、つまり不可視光とは言え光を使用します。
そして光は反射します。

その為、ファスガンで隠れる場合は近くに反射する物が無いかを考えながら隠れる必要があります。
森林系フィールドだとそんなに気にする必要はありませんが、屋内だとこれがかなり重要になってきます。

例えば白色で光沢感のある壁が自分の後ろ側にあると、このように完全に体が隠れているのに被弾してしまうという事が起きます。
サバゲーで言う跳弾HITみたいな物ですね。

なので、敵がどこに居るのかが分かっている場合、自分の周囲に反射する物が無いかを意識しながら隠れるのがポイントです。
これで予期せぬ場所からの被弾を防ぐ事が出来ます。

なお、意図的な反射狙いはゲームルールによってはNGなる場合がありますが、許可されているケースもあります。
許可されている理由として、意図的な反射狙いなのか、偶然発生した物かの判定が出来ないという事や、ゲーム性的に著しい問題が発生しないと運営側で判断しているという理由があります。

光りはガラスやメッシュを貫通する

また、同様の理由でガラスやネット(メッシュ状の物)など光が透過する(後ろが透けて見える)ような物も貫通します。
すりガラスのような物でも場合によっては貫通する事があります。

サバゲーにおいて、こういう半透明の物は奥を確認出来つつ被弾のリスクが無いという便利なポイントですが、ファスガンにおいてはバリケードとして使いものにならないので、そういう場所に隠れても意味はありません。

同様に、スノコのように隙間のあるバリケードから覗いて索敵するという事がありますが、スノコの隙間からセンサーが見えていると被弾してしまいます。

アンブッシュについて

基本的に撃てばデバイスが光ってしまう為、完全な形でのアンブッシュが困難な仕様になっています。
また、バリケードに隠れながら撃つ行為はリスクもあり、それは先述の「反射」が自分のデバイスに反応してしまう事がある為です。

これは暗闇の中の敵が撃ってきた直後の様子です。
隠れているバリケードの反射によって、敵自身がフレンドリーファイアの判定を受けている上に、マズルフラッシュの光が見えます。
この直後、自分は反撃する前に死亡しましたが、反撃のチャンスはあったと思います。

このように、暗がりや茂みの中で隠れていても撃つとマズルフラッシュによって位置バレする可能性がありますし、どれだけ静かな銃を使ってもヘッドデバイスから銃声が鳴るので位置バレします。(そんなに大きな音では無いので10mも離れてれば気付けないですが…)

ファスガン使うアプリケーションについて

これは全てのファスガンゲームで使用する訳ではありませんが、ゲームによってはスマートフォン用アプリを使用する事もあるので軽く紹介しておきます。

ここではよく使うアプリを紹介します。

Discord

テキスト・ボイスチャットツールとして有名なDiscordを使う事があります。
Discordでは主にゲームルールの説明や施設利用上の注意点、運営とのルールのすり合わせ(質疑応答など)、連絡に加え、チームごとのグループが作られて作戦会議を行ったりボイスチャットを使用したりします。

尚、Discordのボイスチャットには骨伝導イヤホン(Shokz OpenComm 2)を使っている人が多いです。

骨伝導イヤホンは物理的に耳を塞がないので、周囲の音の聞き取りを阻害せずに交信する事が出来るのと、Shokz OpenComm 2にはマイク部にミュート/ミュート解除スイッチが付いており、任意のタイミングでミュートを解除出来るので便利です。

AlesAlpha

位置情報をリアルタイムで共有出来るアプリで、味方が今どこに居るのかを確認出来るほか、GM(運営)の位置を確認する事が出来ます。
特殊なルールで「一定時間敵の位置が分かる」や「大将の位置が分かる」、「要救助者の位置が分かる」などの設定もあったりします。

基本的には味方の位置、大将(リーダー)の位置を確認するのに使います。

広大な場所で遊ぶ場合「あそこに居るのは敵なのか?」という事が分かりにくいのですが、AlesAlphaを見て「あそこに味方は居ないから敵だ」「あそこに味方が展開しているから味方の可能性がある」という事が分かったりします。

13TAK(ビータック)

デジタルフラッグを用いたゲームで使用するGPS連携のWebアプリで、マップ上で指定されたフラッグの近くに行くとフラッグを獲得出来るようになります。
物理的なフラッグを占拠するのではなく、このアプリ上で表示されたフラッグを占拠します。

このWebアプリによって、フラッグ獲得時間と何時間占拠出来ていたのか、各チームの獲得ポイントなどが確認出来るようになるので、フラッグを取った、取り返されたという遊びがより高度になります。

Googleカスタムマップ

ゲームによっては運営側からマップの使用可能エリアが示されたマップが提供される事があります。
これを事前に確認しておき、フラッグの位置はここ、スタート地点はここ、ここは通れる、ここは通れないなどの情報を頭の中に入れておく事で、ゲームをスムーズに進める事が出来ます。

また、このマップにUTMグリッドのような線を引いた物をDiscord上で共有し、印刷したりスマホに入れた物を使って現場で作戦会議に使う事もあります。

その他、ゲームで使用する特殊なデバイス、ツール、車両について

その他、ファスガンのゲームで使用する or 使用した事のある特殊なデバイスについても説明しておきます。

ドミネーションフラッグデバイス

最近追加されたデバイスで、ドミネーションフラッグ用のデバイスです。

このフラッグを攻撃する事で、ランプの色が自チームの色に変わります。
逆に敵に攻撃されるとランプの色が敵チームの色に変わるので、防衛する必要もあります。

この特殊なフラッグは、ドミネーションフラッグ戦でたまに使用されます。

LEDランタン

過去にはLEDランタンがフラッグ代わりになっていた事があります。
色が変更可能なLEDランタンで「この光り方にするとフラッグゲット」という感じで、LEDランタンを操作してフラッグをゲットするルールの事がありました。

キッチンタイマー

フラッグポイントに設置されたキッチンタイマーを操作して、一定時間経過後フラッグゲットとなるゲームルールの頃がありました。

専用リモコン

復活・弾薬回復専用のリモコンが過去に存在していました。
この専用リモコンは復活回数や弾薬回復回数の上限や、一度リモコンを使用したら再度使用可能になるまで一定時間が掛かる(クールダウンタイムがある)など、学習リモコンでは出来ない追加要素がありました。

最近このリモコンを使う機会は無いですね。
復活にも弾薬回復にも、汎用的な学習リモコンを使う方が多いです。

ステータス確認用デバイス

自分のチームやマガジン弾数、所持弾数、復活回数などゲームで使える様々なステータスが確認出来る小型端末もありました。

台数を揃えたり運営が大変になる、ベルクロバンドの洗濯が大変など運用上の問題があり、使わなくなりましたが、ファスガンがよりコンピューターゲームっぽくなる面白いデバイスだと思いました。

車両

広大なフィールドを使用する場合は車両が使われる事があります。

例えば、ゴルフ場ファスガンではゴルフカートを使用して遊びました。
修善寺虹の郷で行われるファスガンゲームでは軽トラックなどが登場、スタート地点やセーフティエリアまでの移動やゲームルールによってはファストトラベルに使用可能な場合があります。
また、GM車両と呼ばれる第三勢力が使う場合もあります。

GM車両だったり敵が搭乗していた場合、無差別に攻撃を受ける可能性があるので、虹の郷で車両が近づいてきたら警戒する必要があります。

この辺りはゲームルールやゲームの進行状況によって色々変わるので、毎度確認が必要です。

般若の面

近づかれたら範囲攻撃かつ即死攻撃を受けます。最強です。

ファスガンへの参加・主催について

ファスガンの開催はFirstSniperさんのオフィシャル情報、『ファスガン イベント・オープン貸切情報』を見て貰えればいつに、どこでゲームが開催されるのかが分かります。

開催場所は関東圏近郊(千葉県、神奈川件、静岡県が多い)ですが、山形県や京都府、福岡県などでもちょくちょく開催されています。

誰でも参加可能なオープンな物から公募していないクローズドな物まで様々ですが、基本的にオープンな貸し切りゲーム、及びFirstSniperさん主催のファスガンゲームであれば自由に参加が可能です。(一部、参加に条件がある場合もあるので、説明をよく読んで参加して下さい。

主催をしたい場合はFirstSniperさんとコンタクトを取って、条件を詰めていきます。
開催場所、レギュレーション、デバイスの設定、費用などいろいろな事を詰める必要があります。

基本的に費用は施設利用料+ファスガンレンタル代になります。
それ以外に諸経費が掛かる場合はその費用も足されると思います。

自分は2025年11月30日にサバイバルゲームフィールドSAVASさんにて自由参加の貸し切りゲームを主催しています。
誰でも参加可能なので、ファスガンにご興味のある方は是非ご参加下さい。


という訳で、自分なりにファスガンについて情報をまとめて見ました。

ゲーム中の雰囲気とかは当ブログの記事YouTubeチャンネルの動画をご確認頂ければと思います。
サバイバルゲームフィールドのような遊戯施設として作られた場所だけではなく、商用施設や廃墟などで遊ぶ事が出来るのがファスガンの魅力の1つで、自分はドハマリしてます。