
中々な雨風の中開催された修善寺虹の郷 広域ファスガン夜戦に行ってきました(2025年6月14日〜15日)
記事作成日:2025年6月16日
2025年6月14日〜15日にて開催された修善寺虹の郷 広域ファスガン夜戦に行ってきました。
虹の郷 広域ファスガンゲーム自体は何度か行っており、今回は撮影ではなく普通にプレイヤーとして参加してきました。
プレイヤー参加故、ゲーム中の写真は全くと言って良いほどありません。(ゲーム中の様子はサーマルの撮影機能で撮った物がほとんどです)
なにせ虹の郷の夜戦は暗すぎてNVG無しでは何も撮影出来ない状況ですので…。
当日のコンディションについて
という訳で、現場の天候ですが、ガッツリ雨。
前回もかなりの大雨でしたが、今回もしっかり雨+風でした。
特に風が凄くて、草木は激しく靡き、着ているレインコート・ポンチョも激しく暴れる状態でした。



一時的に雨風が止んだタイミングもありましたが、ほとんどのゲームは雨の中行われました。(一時期は嵐のような天候)
色々とこじらせてる虹の郷常連勢にとって、「いい天気」と言えるでしょう。
フィールドマップとゲームルールについて
今回の虹の郷 広域ファスガンのフィールドマップはこんな感じ。(緑と紫が立ち入り禁止エリア、オレンジが道、1〜4の数字がフラッグの場所)

今回のゲームは3チームに分かれて行われる大将戦で、大将のみ復活リモコンを所持。
味方がやられると大将が復活させる事が可能(1人2回のみ復活が可能)で、大将がやられるとそのチームはゲーム終了(負け)。
45分のゲーム時間内に自陣地以外のフラッグを何個落とせるか、敵大将を倒せるかというのを競うという物でした。
普段撮影しに虹の郷の広域ファスガン夜戦ゲームに参加している私がプレイヤーとして参加した最大の理由は「サーマルイメージャーの仕様解禁」があったからです。
今までは一部のGM軍とサーマルドローンでのみ解禁されていた物が、普通に使えるようになりました。
ただし、サーマル持ちに対してはえげつないデバフ設定が加えられています。
逆に裸眼はかなり強いバフ設定が加えられています。
ざっくり下記のような感じ。
【裸眼(ライトのみ)】
- ヒットポイント:5
- 1発当たりのダメージ量
ライフルマン・マシンガンナー:1
スナイパー:5 - 判定方式:イージーモード
- マガジン弾数
ライフルマン:30
スナイパー:5
マシンガンナー(重量6㎏以上):100 - 総弾数
LMG以外:180
LMG:400 - 防御設定:25%の確率で1ダメージ分防御
- 制限
ライフルマンはセミオート射撃縛り
【ナイトビジョン装備者】
- ヒットポイント:5
- 1発当たりのダメージ量
ライフルマン・マシンガンナー:1
スナイパー:3 - 判定方式:ハードモード
- マガジン弾数
ライフルマン:15
スナイパー:3
マシンガンナー(装備を含めた重量20kg以上):100 - 総弾数
LMG以外:120
LMG:300 - 防御設定:無し
- 制限
ライフルマンはセミオート射撃縛り
マシンガンナーは指切りバースト射撃縛り
【サーマルビジョン装備者】
- ヒットポイント:3
- 1発当たりのダメージ量
ライフルマン・マシンガンナー:1
スナイパー:3 - 判定方式:ハードモード
- マガジン弾数
ライフルマン:5
スナイパー:2
マシンガンナー(装備を含めた重量30kg以上):30 - 総弾数
LMG以外:60
LMG:120 - 防御設定:無し
- 制限
ライフルマンはセミオート射撃縛り
マシンガンナーは指切りバースト射撃縛り
徒歩限定(走れません)
FF ON
サーマル持ちはHPが低く、装弾数/所持弾数も少なく、更にフレンドリーファイアが有りで徒歩でしか移動が出来ません。
逆に裸眼は装弾数/所持弾数が多く、更に25%の確率で1ダメージ防御する事が出来ます。
まあ、これだけデバフを与えられてもソコソコな人数のサーマル持ちが居たので、サーマル使いたい>デバフって感じなんでしょう。
実際、強いですし…。
尚、大将はHPが他の人よりも高かったり装弾数・所持弾数が多かったりしているので、サーマル持ちが大将になると強くなったりします。
持っていった銃と装備品
という訳で、今回持っていったのは、前回の埼スタファスガンでテストを行ったEMG/ARES KEL-TEC RDBをベースにしたファスガン専用機。
光学機器としてはiRay Pfalcon 640+と、EoTech 552、中華IRライト(BESTSUN 850nm IRライト)を付けていましたが、途中でEoTech 552は外しました。
元々EoTech 552はサーマルが使えない状況下で照準する為につけていたのですが、それならIRイルミで照準すりゃいいじゃんとなったので…


また、かなりの雨が降るという事は事前に把握していたので、ポンチョを着て参加。
このポンチョ、IRライト反射しないんで結構溶け込めるのと輪郭をかなり誤魔化せるので割と良かった気がします。


戦闘時は銃を出す感じですね。
レンズに水が付着してしまうと鬱陶しいので、索敵や戦闘中以外はポンチョの中にしまっておきます。

装備は本当に必要最低限の物です。
ヘルメットにはNVG(PVS14)と近距離を照らす用の赤フィルター付きLEDライト、敵味方識別用として断熱シートを貼り付けています。

断熱シートはIRライトで照らされると反射して光るのと、サーマルイメージャーで見ると四角形で熱量の違いが確認出来るので、一応敵味方識別として使えそうだったので付けてみました。
味方との交信用にDiscordを使用していたので、ボイスチャット用の骨伝導イヤホン(Shokz OpenComm 2)を装着。
骨伝導イヤホンは物理的に耳を塞がないので、周囲の音の聞き取りを阻害せずに交信する事が出来るのと、Shokz OpenComm 2はマイク部にミュート/ミュート解除スイッチが付いており、任意のタイミングでミュートを解除出来るので便利です。

ウェストポーチにはスマホとモバイルバッテリー、ハンドライトを装着しています。
一応防水処理が施されているもので、表面は濡れますが内側に水が浸透しないようになっているので、この中にスマホを入れています。
ライトはクリップで引っ掛けています。

Discordの活用
毎度の事ですが、参加者は全員Discordグループに入り、運営からの連絡事項を確認したりチーム内での作戦立てなどを行います。
また、特小無線を使用する場合は各チームごとに割り当てられたチャンネルを使用、Discordのボイスチャットは各チーム用の部屋を使用します。

ゲームのタイムスケジュールもDiscord上で共有され、指定時間までにスタート地点に移動し、指定時間になったらゲームを開始し、指定時間になったら終了するという流れです。
運営からのゲーム開始・終了のアナウンスもありますが、これもDiscord上で行われます。

また、フラッグゲットや大将死亡の連絡、獲得ポイントの集計などもDiscordで行われ、休憩は任意ですが報告を行う必要があり、これもDiscord上で行われます。

虹の郷ファスガンゲームでは基本的にDiscordが連絡ツールとして使用されています。
サーマルイメージャーを虹の郷広域ファスガンで使ってみた感想
サーマルイメージャーを虹の郷のゲームで使ったのはこれが2回目で、1回目は昼広域ゲームでした。
昼戦だとサーマルイメージャーが無くても見えるので、2ゲーム位しか使いませんでしたが、夜戦だとかなり脅威でした。
まあ、今までも撮影で入った時にサーマルがどの程度脅威なのかは確認していたのですが…。
例えば、茂みの奥の方でもぞもぞ動く白い影を捉える事が出来ます。
ナイトビジョンだとまずこの茂みの奥に居る敵を視認する事は出来ないです。


こういう分かりやすい状況だけではなく、ちょっとでも白い影が見えたら「人っぽい」というのが分かります。
例えば、写真赤矢印の数ドットの白い何かですが、これだけで草の裏に人が居る可能性がある事が分かります。

この時点では「怪しい」止まりですが、この怪しさに気づけるのが重要で、こういうのを見つけたら暫く観察して、もぞもぞ動いていたら『人である』と判断が出来ます。
ただ、たまに動物も映る事があるので、しっかり観察する必要があるんですが…。(実際、何度か猫か狸らしい影を目撃しています)
メイフラワー2Fから強力なライトで照らされている状態でも、サーマルイメージャーなら関係無いです。
基本的に手だけ出してライトを照らしているのですが、たまに頭を出すのが見えるので、そのタイミングで撃つ事が出来ます。

という訳で、虹の郷広域夜戦とサーマルイメージャーの相性はかなり良かったです。