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苺屋製 東京マルイ P320用 タクティカル・トリガースプリング(180%)とリコイルスプリング (125%/60%)のレビュー

記事作成日:2025年10月15日

2025年10月9日に発売となった東京マルイ製ガスブローバックハンドガン、P320 FULL SIZE GRIP MODULE:M用のカスタムパーツが早速発売されました。

東京マルイP320フルサイズ用 リコイルスプリングセット』と、『東京マルイP320フルサイズ用タクティカル・トリガースプリング 180%』の2製品をOver kill@苺屋様よりお借りしたのでレビューしていきます。

尚、トリガースプリングとリコイルスプリングのセットも販売されていますので、両方欲しい場合はこちらのセットがお買い得です。

リコイルスプリングセットについて

まずは『東京マルイP320フルサイズ用 リコイルスプリングセット』について紹介します。
こちらの製品は純正比125%の硬いスプリングと、純正比60%の柔らかいスプリングの2本セットとなっています。
短いスプリングが60%(写真上)、長いスプリングが125%(写真下)になります。
自由長に加え線径も異なっている事が分かります。

東京マルイP320フルサイズ用 リコイルスプリングセットhttps://komonono.cart.fc2.com/ca0/346/p-r0-s/

125%のスプリングは夏場、ガス圧が高い状況下におけるスライドの過度な高速動作を抑制し、耐久性を向上させる目的の製品になります。
あくまでガス圧が高い状態で使う事を前提としているパーツなので、ガス圧が低い状況だと純正のリコイルスプリングよりも作動性は低下してしまう場合があります。

60%のスプリングは冬場、ガス圧が低い状況下での作動性を向上させる為の物で、スライド後退時の燃費・動作性を向上させるのが目的の製品になります。
逆に夏場などガス圧が高い状況下においてはスライドが激しく動いてしまい、破損に繋がる可能性があるので注意が必要です。

いわゆる、夏用スプリングと冬用スプリングといった感じで考えれば良いかなと思います。

東京マルイ P320純正のリコイルスプリングと並べるとこんな感じ。
左から60%、純正、125%です。
純正と比べて60%はほぼ同じ長さですが線径が細く、125%は長くなっています。

尚、P320のリコイルスプリングはスプリングガイドを分解する必要があります。
スプリングガイドの分解をするには先端に付いているネジを外す必要があり、結構ガッチリ固定されているのでプライヤーかモンキーレンチなどの工具が必要になります。

リコイルスプリングを組み込んだ際の作動性を見ていきます。
125%に関してはスライドは明らかに重たくなっていますが、ブローバックスピードを抑え、スライドの戻りが速くなるという動きになるので、正直動画で比較してもあまり変化を感じないので記事として紹介出来る素材がありませんでした…。

ただ、60%スプリングの方は低温時の作動性向上に関しての動画が撮れたので、紹介します。

まずは純正スプリングだとギリギリ動作する温度である15〜12度位の温度だとこんな感じで、連射した後でもスライドストップが掛かる程度には動作してくれます。

これなら超低温だとどうか?と思って1度まで下げてみたんですが、流石に厳しいようで安定動作は無理でした。

ただ、5度前後あればギリギリ動作するようで、流石に連射は無理ですが数発程度であれば動作し、スライドストップもタイミングによっては掛かる程度にはスライドが後退してくれます。

安定動作という訳では無いものの、この温度でもしっかりスライドが後退してくれるようになるという事は、純正状態と比較して-5度位の状況でも使えるようになる感じですね。

尚、リコイルスプリングが柔らかすぎてスライドが閉鎖不良を起こすような事は検証している限りは起きませんでした。

タクティカル・トリガースプリングについて

続いて、『東京マルイP320フルサイズ用タクティカル・トリガースプリング 180%』の方の紹介です。
こちらは、純正よりも高いスプリングレートにする事で連射追従性を高める事を目的としている製品になります。

トリガープルに関しては人によって「軽い方が好き」「重いほうが好き」と好みが別れる物ではありますが、純正のトリガープルが軽いなと思っている人は丁度良いパーツになるでしょう。

東京マルイP320フルサイズ用タクティカル・トリガースプリング 180%https://komonono.cart.fc2.com/ca0/345/p-r-s/

純正スプリングとの違いは少し曲がってる部分が無くなっているのと、線径が太くなっているという点です。
純正スプリングの線径は0.78mm、タクティカル・トリガースプリング 180%の線径が0.90mmとなっています。

取り付けるとこんな感じ。
FCUに付いているスプリングを引っ掛ける穴のサイズ的にかなりギリギリなサイズになっています。
これ以上太くすると取り付けられないでしょうね。

尚、P320のトリガースプリングの着脱は簡単に行う事が可能です。
グリップからFCUを取り外し(説明書に記載されています)、トリガーバーの後ろ側に付いているトリガースプリングを外すだけです。
トリガースプリングに関しては、工具無しで交換が可能です。

1.グリップからFCUを取り外す
2.トリガーバーの後ろにスプリングが付いている
3.引っかかってるスプリングを外す

組み込み前と組み込み後のトリガープルの変化を見ていきます。
まずは純正トリガースプリングですが、5回計測しての最大は1.27kg、最低1.10kg、平均1.19kgでした。

タクティカル・トリガースプリング 180%を取り付けた後は、最大2.13kg、最低1.89kg、平均2.00kgといった感じになりました。

タクティカル・トリガースプリング 180%を取り付ける事で明らかにトリガーは重くなり、戻りは速くなります。
ダブルタップはかなりやりやすくなると思いますが、その半面しっかりトリガーを引いてあげないとガク引きになってしまうので、練習は必要になりそうな印象があります。

尚、SIG SAUER P320(実銃)のトリガープルは6.5ポンド(2.94835kg)となっており、こちらの製品は実銃のトリガープルに近づけるカスタムパーツでもあります。


という訳で、『東京マルイP320フルサイズ用 リコイルスプリングセット』と、『東京マルイP320フルサイズ用タクティカル・トリガースプリング 180%』のレビューは以上になります。

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