
HTGベーシックのPTW(トレポン)用ギアボックス、ETU、無限ブラシレスモーターを買ってみた
記事作成日:2025年11月25日
『HTGベーシック CNCギアボックス PTW電動ガン用』が発売されたので、新しくロアレシーバーを増やそうかと思い、HTGベーシックブランドで発売されている各種SYSTEMA PTW(トレポン)用のパーツを買ってみました。
今回購入したのは下記3製品です。


という訳で、まずはそれぞれの製品を紹介していきます。
HTGベーシック MUGEN 無限 ブラシレスモーター PTW 電動ガン用モーター
こちらのモーターはスタンダード電動ガン用としても販売されているブラシレスモーターシリーズ、『無限ブラシレスモーター』のSYSTEMA PTW用モデルになります。
モーター軸には逆転防止機構(特許第6620956号使用許諾済み)が内蔵されており、プリコッキングも可能な仕様となっています。

内容物はモーター本体と1.27mmの六角ドライバー、ピニオンギア類、オーナーズガイド、カスタマーサポートに関する冊子とステッカーです。
HTGベーシック MUGEN 無限 ブラシレスモーター PTW 電動ガン用モーター 【回転数/起動トルク自由設定/逆転防止機構標準搭載(特許使用)】電子トリガー対応
付属のピニオンギアはSYSTEMA PTW純正ベベルギアに対応しているストレートタイプのピニオンギアと、A&K STWやSHS製、同社製CNCギアボックスなどのベベルギアに対応しているスパイラルタイプのピニオンギアの2つに加え、調整用のシム4枚とボールベアリングが付属しています。

1.27mmの六角レンチはピニオンギアを固定する際に使用するイモネジを締め込む為の物になります。
普段、あまり使わない小さなサイズの六角レンチなので付属するのは有り難いですね。

無限モーター本体はこんな感じで、黒色のハウジングに金色のアクセントが入っているのが特徴のモーターです。
ハウジングにはH.T.G. Basicのロゴと無限(MUGEN)のロゴ、『11.1V 43000RPM』と印字がされています。


モーターシャフトはこんな感じで、イモネジを締め込む為の窪みが付いています。
この窪みはSYSTEMA純正モーターよりも若干幅が広く、ピニオンギアの上下位置を微調整出来るようになっています。
また、軸の根本には逆転防止機構として使用されているワンウェイベアリングが固定されています。


エンドベル側はこんな感じ。
ブラシレスモーターなのでブラシホルダーなどは無く、モータピンが出ているだけです。
モーターピンの脇には極性を示す+・ーの表記が入っており、モーターピン自体には赤と黒の熱収縮チューブも巻かれています。
また、エンドベル中央には溝が掘られており、配線をここに逃がす事が出来る仕様になっています。


尚、無限ブラシレスモーターは無限コネクトという専用コントローラーを使用する事で回転数と起動トルクを調節する事が可能です。
出荷状態の設定では回転速度が43K(最大値)、起動トルクが60%となっていました。

49,500円(2025年11月時点)と、これ単体で見るとかなり高価な製品ではありますが、SYSTEMA 490 KUMIモーターが44,000〜45,000円という事を考えるとそんなに高くは無いかなという印象はあります。
逆転防止機構や回転数・トルクの変更が出来るという変更も加えられていますからね。
HTGベーシック 電子トリガーユニット PTW電動ガン用
続いて、電子トリガーユニットの紹介です。
こちらは無限ブラシレスモーターや同社のギアボックスに対応しているETU(制御基板)、MOSFETモジュール(SWD)、セレクターボードのセットで、SYSTEMA純正ギアボックスやブラシモーターで使う事も可能です。

製品の特徴としては、プログラミングモードが付いており、セミオート・フルオートポジションの射撃制御(バイナリトリガーや3〜6点バースト設定など)や、プリコッキング設定(セミオート時のみ有効)が行えます。
尚、ETUとMOSFETモジュールはセットで使用する必要があり、SYSTEMA純正基盤と組み合わせて使用する事は出来ません。
内容物はこんな感じで、ETU(セレクターボード接続済み)と、セレクターボード用の両面テープ、ETUとMOSFETモジュール(信号線接続済み)、MOSFETモジュールを繋ぐ信号線(予備)です。

ETUはこんな感じで、セクターギアを検知する為のセンサーとトリガーを検知するスイッチ、ボルトリリースボタンを検知するスイッチが付いています。
尚、純正基盤はセクターギアに開いている穴の位置を検知して動作を停止させる仕様ですが、本製品はセクターギアの歯を検知する方式のようです。


尚、センサーが内側に傾いていて気になったので、真っ直ぐにしておきました。
別に多少角度がおかしくても検知はしてくれると思うのですが、たまにセクターギアに接触してセンサーが壊れるという事もあるので、異常に曲がって付いてる場合は直してあげた方が良いと思います。


セレクタースイッチはこんな感じ。
こちらは予めETUに接続された状態になっており、セレクターラックを検知する為の小型なスイッチが2つ付いており、ギアボックスに固定する為の穴4つと両面テープが裏面に付いています。

MOSFETモジュール(SWD)はこんな感じで、青色のアルミ製のヒートシンクで覆われています。
ヒートシンクにはH.T.G. Basicのロゴが入っており、反対側は放熱フィンになっています。


モーター用の配線側には信号線が固定されており、コネクタが抜けないようにグルーガンのような物が付着していました。
また、バッテリー側の配線はかなり太いですね。


バッテリーコネクタはAmassのディーンズコネクタが使われています。

尚、信号線の両端のコネクタはこんな感じで信号線はかなり細く、7ピンの非常に小型なコネクタが付いています。
片側はMOSFETモジュールに固定されていますが、もう片側は自分でETUに接続する必要があります。


SYSTEMA純正の信号線と比べると、全然形(コネクタの仕様や信号線の数)が違うのと非常にコネクタが小さい事が分かると思います。

また、接続される配線の数が4本と7本という違いがあるのに、束になってる部分はHTGの方が細い事から、信号線がどれだけ細いかというのが分かると思います。
尚、信号線は先述の通りMOSFETモジュールにくっついた状態になっていますが、予備として1本付属しています。

ついでに、ヒートシンクを外して基盤を見てみました。
RS6G120BGというMOSFETが3つ配置されていますね。

尚、ETUの設定マニュアルはPDFで配布されており、H.T.G.の通販ページから確認が出来ます。

本製品に関しては17,600円で販売(2025年11月現在)されており、SYSTEMA純正の電装系パーツに比べるとかなり安いです。
SYSTEMA純正で揃えようとすると、FETが付いている「スイッチングデバイス(SWD)」は42,000〜43,000円、検知基板(SECU)は43,000〜44,000円、セレクタースイッチ基板は6,200〜6,300円と合計で92,000円程度掛かります。
HTGベーシック CNCギアボックス PTW電動ガン用
最後に、CNCギアボックスを紹介していきます。
こちらはSYSTEMA PTW用の高精度ギアボックスセットで、全切削加工と最適な材料選定により、駆動効率の向上・静音化・高精度化を実現しているのが特徴です。
付属品はギアボックスの外側に加え、ギアセット(ピニオンギア、ベベルギア、プラネタリーギア、サンギア、セクターギア)、ピニオンギア用のイモネジ、アンビセレクターギア、アンビセレクターセットプレート、SYSTEMA純正ETU互換コネクタのセレクタースイッチ基盤、トリガーロック(スプリング付き)です。


外観や付属品から分かる通り、アンビセレクターレバーに対応しているギアボックスになります。
付属のトリガーボードはコネクタの仕様がSYSTEMA純正になっているだけで、それ以外は電子トリガーユニットに付属しているトリガーボードとの違いは無さそう。
今回は、H.T.G.のETUと組み合わせるので、ギアボックスに付属している方のトリガーボードは使用しません。

ピニオンギアはこんな感じで、スパイラル仕様のギアが付属しています。
こちらはSYSTEMA純正の490/7511モーターなどのピニオンギアを置き換える形で取り付ける想定の付属品で、無限ブラシレスモーターに付属してくるスパイラル仕様のピニオンギアと同じだと思います。


トリガーボードとピニオンギアに関しては、SYSTEMA純正のETUやモーターを流用する形で、ギアボックスだけ交換する人用の付属品といった感じですね。
ギアボックス本体はこんな感じで、『CNC-PTW』とH.T.G. Basicのロゴが印字されています。
材質は7075アルミニウム合金でCNC切削加工が行われています。
表面はマットな黒色のアルマイトが施されています。


SYSTEMA純正のギアボックスは新品状態で反ってたり歪んでたり(恐らく金型から抜いた時、冷却時に変形してる)し、悲惨な事になっている事が少なくはないのですが、本製品はCNC切削なのでそういう事は起きる事は無いでしょう。
予めギア類は組み込まれており、そのまま使えそうな状態になっていますが、セレクターラックやセレクタープランジャー、トリガーなどのパーツは付属していないので、これらは別途用意するか、移植する必要があります。


尚、セクターギアやサンギアのガタツキはSYSTEMA純正よりも少し控えめでした。
こちらのギアボックスの特徴は、ギアボックスをロアレシーバーに固定する為のリング部が左右に分かれていないという点です。
この仕様のギアボックスは昔ZCやPTSなどの一部メーカーからも発売されていましたが、SYSTEMAは長らく左右分割式でネジを締め込むと開いていき、何度も分解・組み立てをしているといずれ割れるという問題を抱えていました。


ネジをゆるく締めると動作時の振動で緩んでしまいますし、締め込むとメカボックスが破損するという厄介な部分だったのですが、H.T.G.のギアボックスではそれが改善されています。
何度も分解・組み立てを行うユーザーからすると有り難い仕様になっています。
ギアボックスを固定しているネジを外し、中身を見ていきます。
ネジは全てT10のトルクスネジが使用されています。

ではギアを外していきます。
まず、サンギアギアシャフトはこんな感じで、ステンレスで出来ており、シムが1枚入っていました。
サンギアギアはサンギアと接触するギアが圧入+溶接で固定されている仕様です。


プラネタリーギアシャフトを固定しているベアリングプレートに当たるパーツはかなり特殊な形状をしており、ギアボックスに挟み込まれて固定される仕様になっています。
尚、サンギアギア用のベアリングは付いていないので、『ベアリングプレート』とは言えなくなってる気がします。


アンビセレクターギアはこんな感じ。
これはSYSTEMA純正のギアと同じような感じですね。

ベベルギアはこんな感じで、軸受はボールベアリングになっています。
シャフトには真鍮製のカラーが付いています。
また、ベベルギアはスパイラル仕様のピニオンギアに対応する形状になっている為、SYSTEMA純正形状のピニオンギアを使う事は出来ません。



SYSTEMA PTWの特徴的なパーツでもあるプラネタリーギアとセクターギアはこんな感じ。
プラネタリーギアシャフトは先端に切れ込みが入っていないタイプなので、SYSTEMA純正とは仕様が異なっていますね。


尚、プラネタリーギアの内側にはグリス溜まりは設置されていませんでした。
個人的にはプラネタリーギアのグリス溜まりはプラネタリーギアシャフトを削る原因にもなるので無い方が良いのでは…と思っていました。

セクターギアシムはこんな感じで、これもSYSTEMA純正と同じ形状をしていますし、互換性もありました。
ここも地味に消耗品になるパーツなので、互換性があるのは良いですね。



セクターギアはこんな感じで、SYSTEMA純正のセクターギアと比較すると結構形が違っている事が分かります。
とは言え、歯の大きさや枚数、検知穴の位置など基本的な要素は同じなので純正セクターギアに置き換えたりDSGを組んだりといった事は出来そうです。


尚、本製品のギアの素材はステンレス製(SUS420)でHRC40-45の硬度があります。
最後に、トリガーロックです。
このパーツはSYSTEMA純正の物よりも少し凝った構造になっており、外れにくくなっていました。
トリガーを組み込む際にズレたりしてイラッとする事も起きにくいでしょう。


本製品は35,200円で販売(2025年11月現在)されていますが、ギアボックスやギアなど一通りのパーツが入った状態でのこの価格は安いと思います。
ギアも精度は悪く無さそうですし、ギアボックス自体も純正よりも優れている箇所が多いのが好印象ですね。
尚、SYSTEMA純正でMAX2ギアボックスを組もうと思うと、5万円程度掛かりますからね。
HTGのギアボックスに付属しているセレクター基板とかピニオンギアとかも追加すると6万円近くになります。
調整と組み込みについて
という訳で、これらのパーツを調整しながら組み込んでいきます。
まず、プラネタリーギアとベアリングプレートの間の隙間が結構大きかったのと、長く使っているとベアリングプレートを削ってしまう可能性がありそうだったので0.5mmのシムをそれぞれに入れました。
0.5mm足しても若干遊びがある状態でした。

一旦プラネタリーギアとセクターギアをグリスアップ。
薄くG.A.W. Gグリースを塗布していきます。

トリガーはとりあえず余ってた物を使いました。(多分A&K STW用のトリガー)
トリガーに関しては組み込みたい物が別にあったので、とりあえず動作確認出来れば良いやと思い、転がってた物を使ってます。


ETUを仮組みしてスイッチが押せるかどうかの検証。
これをやっておかないと、全部組み込んでから「スイッチが押せない」とかになると面倒ですし、トリガーとスイッチが干渉してしまい、「ETUを差し込んだたらタクトスイッチが壊れた」なんて事になったら悲しすぎるので、確認しておきます。

結果、スイッチは押す事が出来ませんでした。
なので、SYSTEMA PTWのトリガーを部屋中探し回って見つけ出し、交換しました。
SYSTEMA PTWのトリガーであれば無事スイッチが押せましたが、トリガーストロークはかなり長いので結構ギリギリ押せてる感じです。
という訳で、他のギア類も組み込み一旦ギアボックスの調整は完了。
サンギアにも0.25mmのシムを1枚追加しましたが、ベベルギアやセレクターギアはグリスアップしただけで特に弄っていません。

続いて、ETUとセレクタースイッチを取り付け、セレクターラックとセレクターレバーを取り付けました。
これでセレクターギアの位置調整と、セレクターレバーを回した際にスイッチがちゃんと押せるかどうかを確認します。


セミオート、フルオートはそれぞれこんな感じ。
ちゃんとスイッチは押せてますね。


尚、セレクターレバープランジャーが入っていない状態なので、セレクターレバーはユルユルです。
無限モーターの方にはスパイラル仕様のピニオンギアを取り付け、シムとベアリングを一旦全部入れました。
まだ調整が発生する為、一旦ピニオンギアを固定するイモネジはまだネジロックはせず簡単に外せる程度のトルクで締め込んでいます。
気持ちピニオンの飛び出し量が大きいかなといった印象。


という訳で、これで一旦今回購入した中身の組み立てが完了しました。

ロアレシーバーへの組込
という訳で、一部パーツはまだ揃っていませんがロアレシーバーへの組み込みを行い、動作テストをしていきます。
今回使用したロアレシーバーはSYSTEMA純正のロアレシーバーです。(今回用に新調しました)


ギアボックスはすんなり収まり、キツくもなく緩くもなく丁度良い感じでした。
また、メカボックスが壊れる心配が無いので、固定用のネジをしっかり締め込めるのも良いですね。


尚、信号線を固定する為の樹脂パーツは、信号線を覆う熱収縮チューブの太さの問題で取り付けるのが難しかったです。
変に配線を折り曲げてしまう恐れがあったので、取り付ける事は断念。

まあ、これに関してはレシーバーを閉じる時に気をつけてれいれば、無くても良いパーツですし…。
続いて、モーターに配線をつなげていきます。

本来、SYSTEMA PTWの配線はモーターピンにはんだ付けするのがセオリーですが、無限コネクタを用いた無限モーターの設定が行えるようにコネクタ式(ファストン端子)にしました。
尚、ファストン端子や熱収縮チューブなどは製品に付属しないので別途用意する必要があります。


ファストン端子を使用し、抜き差しが出来るようにした事で無限コネクタを用いた設定が簡単に行えるようになります。
という訳で、一旦動作テスト(7.4V LiPoバッテリーを使用)

動作はこんな感じでした。
7.4Vでも結構速く回ってますね。
また、見ての通りトリガーを引いたタイミングでETUが緑色に光ります。
11.1Vでブラシモーター(490KUMIモーター)の構成と比較してみます。
※比較対象の構成はSYSTEMA純正構成に『Siegetek Concepts x G.A.W. G1T7 Timing Adjustable Sector Gear』と『G.A.W. SYSTEMA 490モーター用逆転防止モーターヘッド』を組み込んだ構成なので、純粋なSYSTEMA PTW純正構成ではありません。
セミオート時のセクターギアの停止位置は共に安定していますが、フルオート時の停止位置の安定性に関してはHTG構成に軍配が上がる感じで、セミオートとフルオートのギアの停止位置が殆ど変わらない状態でした。
アッパーレシーバーを取り付けての動作はこんな感じ。
こう比較すると、490KUMIの構成も結構ギアノイズ静かになるように調整はしているのですが、ブラシモーターの方はそれ以上に静かですね。
というか、本当に簡単に静かなトレポンが作れますね…。
これ、仕様通りに組んだだけの素組に近い状態でこれですから…。
また、ブラシモーターの強みはそれだけではありません。
軽量なトレポンを使っていたり、トレポンで精密射撃をした事がある人なら経験があると思いますが、SYSTEMAの490モーターや7511モーターなどはその起動トルクの高さ故に慣性が強く働き、銃がブレるのですが、ブラシレスモーターである無限モーターではそれがかなり抑えられています。
全く無い訳では無いのですが、ほぼ感じられないレベルです。
まあ、これと作動音が静かになるお陰で「トレポン撃ってる感」ってのが無くなるんですがね…。
SYSTEMA INFINITYを初めて使った際と同じ感覚です。
尚、起動トルクの設定を上げればブレは若干大きくなり、下げればより小さくもなります。
回転数が43000RPMの状態だとフルオートの発射サイクルが早すぎてBB弾を入れた際に弾砕きマシーンになりかねない(下手したらクラッシュする)ので、調整しました。
モーターピンにはんだ付けしてたら大変だったのですが、今回はコネクタを使っているので簡単に調整が出来ます。
一旦一気に減らして回転数は30K、起動トルクは50%にしてみました。
正直トルクは高い状態で良いと思いましたが、プリコッキング設定時に再度調整する事にします。

この後も色々と動作テストを行い、もうちょっとピニオンギアの当たりを調整した方が良いかなと思ったので、ピニオンギアを再調整しました。
見てみると、ピニオンギアの後ろ側に大きな当たりがあり、少し深く入り込みすぎているような感じだったので、シムを2枚抜きました。


これで多少音は静かになりました(スマホの録音だと殆ど差無いレベルですが…)。
ただ、ヘリカルギアしかりスパイラルギアは当たりが出て慣れるまでの間は若干高音のノイズが出る事があり、それに似た現象は起きているので暫く使った結果再度ピニオンギアの位置を調整するかも知れないです。
これに限らず、トレポンのピニオンギアの微調整、弄ってるうちに結局何が正解なのか分からず無限に時間が溶ける気がします…。
ブラシモーターの時も何度もピニオンギアの位置調整してたので、ある程度で見切りをつけた方が気持ち的に楽かなと思っています。
という訳で、これでピニオンギアの調整は完了したので、ネジロック剤を塗布して固定、モーター固定用のピンも仮止めではなくしっかり入れました。

グリップは余らせていたMAGPUL K2タイプのグリップを取り付けました。


尚、H.T.G.のMOSFETモジュールは小型なので普通にストックチューブインサイズのバッテリーを入れる事が出来ます。
例えば自分がよくトレポン用として使っている11.1V 1200mAhのLiPoバッテリーは問題無く入れる事が出来ます。


ETUのプログラムについて
冒頭で紹介した通り、H.T.G.のETUにはプログラミングモードが付いており、セレクターレバーの設定やプリコッキング設定などを行う事が出来ます。
セレクターレバーに関しては普通にセミ・フルで良いので特に変更はせず、プリコッキングだけ変更しました。
プログラミングモードに入るにはボルトリリースボタンの下側を押し、弾切れ検知状態でトリガーを8秒間引き続けます。
そうすると「ピピ」とビープ音が鳴り、赤色のLEDが光ります。
これでプログラミングモードに入ります。
プリコッキング設定は4項目目なので、4回ビープ音がなるまでトリガーを引き、項目を切り替えていき、トリガーを長引き。
その後、プリコッキング設定を行っていきます。
尚、プリコッキング設定は12段階ありますがフルストロークのピストンをギリギリまで後退させる程の量は無いようで、無限モーターの出荷状態設定(回転数43K、起動トルク60%)+11.1V 1200mAh LiPoバッテリーを使用し、停止位置を2ずつ動かした様子はこんな感じ。
1はセクターギア前進状態(プリコッキング無し)です。

大きくセクターギアの停止位置を動かせるのではなく、細かく移動させる事が出来るような感じで、プリコッキングさせても停止位置はかなり安定していました。
これもセクターギアの歯を検知している恩恵でしょうか。
プリコッキング設定の最大値である12に設定してもセクターギアは中腹程度の位置になります。
アッパーレシーバーを取り付けての動作だと抵抗が大きい分、もう少し手前で止まります。
このプリコッキング量はノズルが後退状態で停止する量になります。


プリコッキングでギリギリをせめたい場合は、セクターカットかDSGの組み込みを検討した方が良さそうな印象があります。
ただ、ノズル前進状態で保持したい場合はノズルの解放タイミングを早めるとかの調整が必要でしょうね。
今回組み込んでいる『HTGベーシック 電子トリガーユニット PTW電動ガン用』の仕様(セクターギアの穴ではなくギアの歯を検出する方式)上、検知穴を変更してもギアの停止位置は変わらなさそうなので、歯の枚数を変えるしか無いかなと思います。
試しにセクターギアの表裏を変えて動かしてみましたが、特に停止位置の変化はありませんでした。
後は『HTGベーシック 電子トリガーユニット PTW電動ガン用』の対応電圧が14.8Vまであるので、14.8Vで駆動させればもっと後退量は増やせると思いますが、流石にその電圧のバッテリーを使う事は自分は考えていないですし、その場合でもそんなに劇的に後退量を増やせる訳では無いと思います。
尚、プリコッキングはセミオート時にのみ有効となります。
フルオート時はピストン前進状態で停止するので、フルオートで1回撃てばプリコッキングが解除出来ます。
その後の微調整について
とりあえず、トリガーのストロークが長すぎるのが少々気になったので、トリガーの前側に接着剤を盛り、トリガーストロークを短くしました。


また、セレクターレバー用のプランジャーに代用できそうな物が見つかったので、これも組み込みました。


しかし、FCC製のセレクターレバーとの相性が悪いようで、そもそもアンビセレクターギアのかみ合わせが悪く動きが渋かったり、アンビ側がポロポロ脱落してしまったりと問題が起きたのでSYSTEMA純正のアンビセレクターレバーに交換しました。


SYSTEMA純正のセレクターレバーを使う事で、渋さやアンビ側が脱落する事は起きなくなったので、本当に相性問題だったようです。
尚、構造自体はSYSTEMA純正のアンビセレクターと同じなので、右側のセレクターレバーは基本的には操作しない方が良いと思います。
また、バッテリーコネクタは普段使っているXT30に変えました。

その後テストや調整を行い、最終的に無限モーターの設定は回転数は34K、起動トルクを70%にしました。

動作はこんな感じ。
しっかりした起動トルクがある為プリコッキング最大の状態でもプリコッキングさせていない状態でもそんなに大きな違いは無い感じでした。
その為、ラックギアに当たった瞬間に止めるような感じにしてみました。
こういうセッティングも有りかなと。

という訳で、色々と間に合わせなパーツが多い状態で、まだ全てのパーツが組み込まれた訳では無いですが、一旦HTGベーシックのPTW(トレポン)用ギアボックス、ETU、無限ブラシレスモーターの組み込みは完了です。

この後各種パーツを買い揃えていき、最終的にロアレシーバーを慣性させていこうと思います。
これでトレポン用アッパー3つ、ロアー2つになりました。
組み換え遊びが捗ります。

HTGベーシック MUGEN 無限 ブラシレスモーター PTW 電動ガン用モーター 【回転数/起動トルク自由設定/逆転防止機構標準搭載(特許使用)】電子トリガー対応