
G&P SMG 9mm(GP293)のETUとモーター交換、Option No.1製品からEshooter Kestrel V2 Basic + H.T.G. 無限モーターの構成に変更
記事作成日:2026年1月15日
Option No.1 プラグインブラシレスモーター(ハイトルク型)とOption No.1 GAP-014 電子トリガーを組み込んだG&P SMG 9mm(GP293)を久しぶりにちょっと弄っていきます。
今回行う作業は電子トリガーユニットとモーターの交換です。
以前、弄った際はOption No.1製のブラシレスモーターと電子トリガーを組み込んでいました。

当時、明確にブラシレスモーターに対応している事を謳っている製品がこれ位しか無く、有志の人で色々なメーカーの電子トリガーとブラシレスモーターを組み合わせているケースはあったものの、組み合わせや設定によっては電子トリガーやモーター自体を壊しているケースも見受けられた時期です。
ブラシレスモーターに至っては今ほど選択肢が多く無く…というか、国内流通のある電動ガン用のブラシレスモーターはOption No.1製品だけだった気がします。
このセッティングにした当時、不満はまあまああったものの、「とりあえずこれで良いや」って感じだったのですが、
- そんなに発射サイクルを上げたくないのに、モーターの回転数が高すぎ
- GAP-014のプリコッキング設定が微妙、調整範囲に不満
- 11.1Vで運用したい(最近11.1Vを使うセッティングにしている電動ガンが少なく、バッテリーを持て余してる為)
といった事もあり、今回この辺りの仕様を変更する事にした次第です。
今回組み込むパーツについて
まず用意したのはEshooter Kestrel V2 Basicです。
これは元々『AF S004 SIG SAUER MCX Rattler LT SBR』に組み込まれていた物で、今回のカスタム自体「これ余ってるから有効活用しよう」と思った事がきっかけです。

Eshooter Kestrel V2 BasicはEshooter Kestrel V2の簡略版みたいな感じで、特徴としてはカットオフ検知やトリガー検知、セレクタープレート検知が光センサーではなく物理スイッチになっていたりBluetoothによるアプリ連携が無かったりしますが、その代わり8800円と安いのが特徴です。
Kestrel V2 Basicでも一応、プリコッキング設定(5段階+無効の6段階)、セミオート/バイナリトリガー切り替え、フルオート/3点バースト切り替えなどが搭載されています。
アクティブブレーキやデジタルヒューズに関しては付いていますがマニュアル設定は無く、自動となっています。
尚、プリコッキング設定に関しては自動学習機能も付いており、例えば設定5にしてオーバーランしてしまっても何発か撃ってたらプリコッキング位置を自動調整してくれます。
正直、現存する電子トリガーの中では一番安価で多機能な製品じゃないかと思います。
個人的にはよほど凝った仕様にしない限り、電子トリガーの性能的にはこれで十分かなと思います…。
そして、モーターは『HTGベーシック MUGEN 無限 ブラシレスモーター ロング』です。
『逆転防止機構付きでメカボックスの逆転防止ラッチを無くせる』、『回転数とトルクの調整が後から行える』という点でこちらのモーターを選びました。


無限 ブラシレスモーター及び無限コネクト(プログラミングカード)のレビューは以前別記事で投稿しているので、ご興味のある方はそちらをご参照下さい。
HTGベーシック MUGEN 無限 ブラシレスモーター ロング 電動ガン用モーター 【回転数/起動トルク自由設定/逆転防止機構標準搭載(特許使用)】電子トリガー対応
ちなみにオフィシャルサイトの商品説明にも記載されていますが、無限モーターはEshooter製電子トリガーと協調開発されているとの事です。
#無限モーター はシステムとして設計されています。
— H.T.G.技術部 (@HTG_TECH) June 22, 2024
単体での導入も可能ですが。#ESHOOTER 製電子トリガーと協調開発されアップデートが続けられていますので、この組み合わせが本当の実力と使い勝手を実現します。
この組み合わせならプリコック解除もアクティブブレーキもできます。 pic.twitter.com/W4Hfyznvtb
組み込んでいきます
という訳で、『Eshooter Kestrel V2 Basic』と『HTGベーシック MUGEN 無限 ブラシレスモーター ロング』を組み込んでいきます。
まず、G&PのメカボックスにEshooter Kestrel V2 Basicを取り付けます。
特に取り付け自体は問題なく行う事が可能でしたが、ちょっとガタツキがありセクターギア検知用のスイッチの位置がズレる可能性があったので、取り付けネジはセクターギア側のネジ穴を使いました。
これで基板がズレてもそこまで大きな影響は無いと思います。

トリガーは元々位置調整用のイモネジをメカボックスを加工して仕込んでいたので、Eshooter Kestrel V2 Basicのスイッチ位置に合わせて調整。
このイモネジはメカボックスをロアレシーバーに組み込んだ後からでも調整は出来るので、この段階ではざっくり調整しているだけです。

後は逆転防止ラッチを取り外してパーツを組み直していきます。
尚、セクターギアを組み込む際はEshooter Kestrel V2 Basicのセクターギアの検知スイッチを変に押してしまわないように気をつける必要があります。
セクターギアを取り付ける際に検知スイッチを押しつぶしてしまうとサクッと壊れます。

また、セクターギアの検知スイッチはセクターギアを逆回転させてしまうと破損してしまう可能性がある構造なので、セクターギアの位置調整をする際は正回転で回して調整した方が良いです。
同様に今回は逆転防止ラッチを外した事により、ピストン後退状態でモーターを外すとギアが逆回転してしまい、セクターギア検知スイッチを破損させてしまうリスクがあります。
なので、モーターを抜く前にはピストン前進状態であるかどうかをちゃんと確認しないといけないです。(そのままモーターを抜くとスイッチが即死する可能性もあります)
不安であれば逆転防止ラッチは付けたままの方が良いですが、「まあ大丈夫でしょう(最悪壊れてもまだKestrel V2 Basicは何個か余ってる)」という事で外しました。
こういう時にちょっと物理スイッチ方式の電子トリガーは面倒ですね。
続いて、モーターの準備です。
とりあえずトルクは出荷状態のままの60%、回転数は20Kまで落としておきました。

一旦メカボックス単体にグリップとモーターを取り付けた状態で動作テストをしてみます。

特に動作に問題は無かったので、ロアレシーバーに組み込んで動かしてみたのですが、セレクターレバーの位置がおかしかったのでタペットプレートを加工する事にしました。
SAFEとAUTOは問題無いのですがSEMIのポジションが写真の位置にしないといけませんでした。

セレクタープレートにプラ板(厚さ0.3mm)を追加して、1mm程度稼ぎました。


組み込んでタペットプレートの動作に問題が無い事を確認。
問題無かったので組み込み、セレクターレバーのポジションが正常になっている事を確認しました。


この時点でモーターの回転数を24Kに上げました。
もうちょっと上げても良い気もしましたが、まあ一旦これくらいで良いでしょう。

また、元々ディーンズコネクタが付いていたバッテリーコネクタはXT30に変更しました。


今回、後方配線仕様から前方配線仕様に変更したのですが、特に問題は無く追加で何か加工したりする作業は不要でした。
また、バッテリーはハンドガードの上側に収める仕様にしました。
G&P SMG 9mm(GP293)はガスチューブが付いていないので、アウターバレル上側が開いてるんですよね。


尚、バッテリーはとりあえず11.1Vを使う想定にしています。
最初は7.4Vで試していましたが、結局7.4Vで無限モーターを高回転にするよりも11.1Vで無限モーターを低回転にした方が、同じ発射サイクルでも立ち上がりが良かったので11.1Vにしました。
組み上げた後に動作させながらトリガーストローク量の調整を行いました。
ストローク量はかなり短くなり、1mm位引けば動作するようにしました。
不意な暴発のリスクを考えるとこれくらいがギリギリですね。


動作のテストの様子はこんな感じ。(トリガーの入力が検知された際にLEDが光るので分かりやすい)
動作と初速について
という訳で、組み上げた全体像はこんな感じ。
外装は前から特に変わっていません。

初速に影響を及ぼす箇所は特に触っていませんが、一応初速チェック。
東京マルイ 0.20g 樹脂弾を使用して86m/s半ば〜94m/s前半〜半ば程度といった感じの初速でした。


発射サイクルは毎秒12発。
もうちょっとCレートの高いバッテリーとかを繋いだら13発位まで上がるかも知れませんが、まあこれで良いでしょう。
Wikiperiaによると、コルト 9mm SMGの発射サイクルは700-1,000発/分(毎秒11.6〜16.6発)らしいので、低い方のサイクルに寄った感じになっています。

かなりゆったりした発射サイクルですが、もうちょっと上げたいなと思ったらモーターの回転数を上げれば良いだけですしね。
こういう事が簡単に出来るのも、無限 ブラシレスモーターの便利な所です。
動作の様子はこんな感じ。
という訳で、G&P SMG 9mm(GP293)のETUとモーター交換、Option No.1製品からEshooter Kestrel + H.T.G. 無限モーターの構成に変更してみました。

HTGベーシック MUGEN 無限 ブラシレスモーター ロング 電動ガン用モーター 【回転数/起動トルク自由設定/逆転防止機構標準搭載(特許使用)】電子トリガー対応