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UDAPT F25 ロープロファイル ヘルメットマウントのレビュー

記事作成日:2026年5月26日

ウクライナのNVG/サーマルデバイス用アクセサリーメーカー、UDAPT社製のヘルメットマウント、『UDAPT F25』を知人から貸して頂いたのでレビューしていきます。

本製品は、

  • ボタン操作無しで片手での操作が可能
  • ダブテール調整機能
  • ブレークアウェイシステム(強い衝撃が加わった際に首とNVG両方を保護する機能)
  • 7075アルミ、TC4チタン、ステンレス鋼を使用した強固な設計
  • アイレリーフ、傾斜角度の調整範囲の広さ
  • 薄型で軽量(カタログスペックでの重量156g)なボディ

などの特徴がある製品で、対応するヘルメットマウントはNorotosやWilcoxなどのメーカーも採用しているSTANAG 2902規格に対応したユニバーサルマウント、NVG接続側はNVG001(BNVSマウント)規格(いわゆる、ダブテール規格)に対応しています。

尚、パッケージ裏面に記載がありますが、各種Jアームのバリエーションもあるようです。

内容物について

内容物はマウント本体とL字レンチ、説明書です。

説明書は英語とウクライナ語の併記になっており、図解付きで説明がされています。

UDAPT F25本体の外観レビュー

という訳で、UDAPT F25本体を見ていきます。
この通り、全体的にゴツゴツしたデザインのマウントで、軽量化の為の肉抜きや削り込みがかなりガッツリ入っています。
それでも強度を損なわないような設計、誤操作を防止する設計が組み込まれている事がよく分かるデザインとなっています。

実測での重量は157gでした。

マウントを展開するとこんな感じになります。
ヒンジ部はロックボタン無しのテンション保持仕様(恐らくプランジャーが内蔵されている)になります。
マウントの展開にはそれなりの力が必要になります。

では細部を見ていきます。
まず、NVGの固定部はドブテール規格となっています。

こちらのマウントには自分が使っているGSCI製マウントにも搭載されているような、ドブテールのサイズ調整機能が付いており、微妙な寸法差によるガタツキを防止する事が出来る仕様となっています。
こちらのサイズ調整は付属の六角レンチを使用し、マウント側面の2本のネジを緩めて行います。

調整幅はこんな感じで、かなりガッツリ動かす事が出来ます。
これだけ調整幅が広ければ、相当な寸法差に対応出来るものと思われます。

スライド可能部を一番上にした状態
スライド可能部を一番下にした状態

ダブテールのロック解除ボタンは上部に付いているレバーです。
このレバーは誤操作防止の為にフレームによって守られており、不意にロックが解除されてしまう事を防止しています。

とは言え、指を突っ込めばボタンの操作自体はスムーズに行う事が可能で、外したい時には瞬時に外せる設計になっています。

こちらのマウントの前後位置調整は、側面に付いているレバーを回転させてロックを解除してから行います。

ロック状態
ロック解除状態

一番前にした状態と一番後ろにした状態はそれぞれこんな感じ。
可動範囲もかなり広めで、目のすぐ近くまで接眼レンズを近づける事が出来ます。
尚、調整は無段階で行う事が可能で、側面のレバーで締め込み固定する方式となっています。

角度調整レバーはヒンジ部脇に付いているレバーを回して行います。

このレバーは結構硬めで、グッと力を込めて回す必要があります。
逆に結構重ためのNVGを取り付けている状態でも衝撃で角度が勝手に変わってしまう心配はほぼ無いでしょう。

下ろした状態
上げた状態

マウントの上下位置調整は上部のレバーを回して行います。
こちらもダブテールの前後位置調整と同様で無段階での調整が可能となっています。

一番下ろした状態と上げた状態はそれぞれこんな感じ。
好みの高さでレバーを締め込み、ロックする感じです。

ユニバーサルマウント固定部はこんな感じで、ここはかなりの厚みがあります。
裏面には製造国、メーカー名、製品名、シリアルなどの刻印が入っており、ガタツキ防止用のクッションゴムも付いています。

ユニバーサルマウント規格とは言っても、メーカーやロット差による寸法差があり、相性によってはガタツキが発生するのでこのゴムは有り難いですね。
尚、こちらは硬質ゴムで出来ている為、ゴムのせいでグニャグニャ歪むような感触もありません。

ロックボタンは底部に付いているレバーを押す事でロック解除、離せばロックされるというシンプルな構造になっています。
このボタンもかなり硬めです。

尚、裏面の中央部には『BREAKAWAY』と書かれたボタンが付いており、このボタンを押す事で反対側に棒状のパーツが飛び出します。
こちらは緊急分離安全システムという物で、強い衝撃が加わった際に首を保護する為にNVGをマウントごと脱落させるシステムです。

爆発などの衝撃でふっ飛ばされたり、戦闘機のエジェクションシートによって射出された時のGで首を痛めない為の装置になり、この機能を有効にする事でユニバーサルマウントへの固定が浅くなり、脱落しやすくなる事を目的とした装置になります。

取り付けて動作を確認してみます

という訳で、実際にヘルメットに取り付けて使い勝手を確認していきます。
取り付け先のヘルメットは『TEAM WENDY EXFIL LTP』、ユニバーサルマウントはWilcox製になります。

UDAPT F25単体を取り付けるとこんな感じ。
ガタツキ防止用のゴムパーツを潰しながら固定する為、かなりグッと力を込めて固定する必要がありますが、かなりガッチリ固定させる事が出来ます。
また、ヘルメットに取り付ける事でNVGマウントの展開はスムーズに行えるようになります。

UDAPT F25の上下移動はこんな感じで、この通りダブテールとハウジングの間が広い製品だったり、ダブテールとバヨネットの変換を付けたような製品でも問題無く使えるものと思われます。

上げた状態
下げた状態

とりあえずダブテールにWilcox製Jアームと、SOTAC製TNVC TNV/PVS-14-NPBM-Dスタイルマウントを取り付けてみました。
サイズ調整を行えば共に何の問題も無く取り付ける事が可能で、一切のガタツキはありませんでした。

PVS14双眼(746g)を取り付けても全然問題ないガッチリさ具合です。
ちなみに、GSCI GR8 ヘルメットマウントにこの重さのNVGを取り付けるとジャンプした際にNVGマウントが下向きに傾いてしまいますが、UDAPT F25では大丈夫そうでした。(屋内で試した程度なので、もっと激しい動きをしたら話は変わってくるかも知れませんが…)

ヘルメットへのUDAPT F25、NVGの取り付けと跳ね上げ操作の様子はこんな感じ。
全体的に硬いですが、渋い訳ではないので力を込めればスムーズに操作する事が出来ます。

NVGを下ろした状態と跳ね上げた状態を横から見るとこんな感じ。

尚、NVGを下ろす操作は先端をちょっと押すだけで後はNVGの重量で勝手に下ります。

上から見るとこんな感じです。

上下位置調整、角度調整、前後位置調整はそれぞれこんな感じで操作出来ます。
重たいNVGを装着した状態でもスムーズに動かす事が出来ます。

上下位置調整
角度調整
前後位置調整

という訳で、UDAPT F25 ロープロファイル ヘルメットマウントのレビューは以上になります。