
ARCTURUS LWT MK-1 CQB 10″ スポーツライン電動ガン SEエディション グレーのレビュー(AT-ST01-CQ-SE-GY)
記事作成日:2026年6月24日
三山商事株式会社様よりARCTURUS製のスポーツライン電動ガン、『AT-ST01-CQ-SE-GY』をお送りいただいたのでレビューしていきます。

本製品はARCTURUS製電動ガンのスタンダードグレードであるSEエディションの製品で、以前レビューした『AT-ST01-CQ-GY』のMEエディションバージョンとなっています。


LWT MK-1 CQB 10″ SPORT AEG SE Grey(AT-ST01-CQ-SE-GY)はメーカー希望小売価格24,800円とスポーツラインらしい価格帯の製品となっています。
2026年現在のARCTURUS社製品の製品グレードは4種類あり、
- MEエディション:MOSFET搭載機
- SEエディション:SE Optical ETU搭載
- FEエディション:FE Optical ETU搭載
- PEエディション:Perun製ETU搭載
といったグレードの違いがあります。
本製品はSEエディションなので『SE Optical ETU』というARCTURUSの独自ETUが搭載されています。
多機能ETUという訳では無いですが、バースト設定やアクティブブレーキ、プリコッキングなどある程度設定を行う事が出来ます。
ETUの設定についての詳細は記事後半で紹介します。
付属品について
内容物はこんな感じで、電動ガン本体とマガジン、保証書類、ディーンズ→ミニコネクタの変換、工具類、クリーニングロッドなどが同梱されています。


説明書類はこんな感じで、初速証明書、取り扱い説明書、製品カタログ、ETUの設定マニュアルです。


尚、製品に同梱されているETUの設定マニュアルはかなり簡易的な物になっています。
恐らく持ち運びを考慮してカード形に納められている情報量になっており、詳細なマニュアルはQRコードから読み込む形になっています。



工具類はこんな感じで、マイナスドライバー付きのナット(バレルナット・ストックチューブナット用)とL字レンチ3つ、ディーンズ→ミニ変換コネクタになります。

付属のマガジンについて
付属のマガジンは本体と同じグレーカラーのポリマーマガジンで、ゼンマイ給弾式の多弾数マガジンになっています。

給弾口はマガジン上部、蓋をスライドさせてBB弾を流し込みます。


ゼンマイはマガジン底部に付いています。

マガジンの内容量は空の状態(153g)と0.20g弾を満タンに入れた際(225g)の重量差(72g)から約360発である事が分かります。


銃本体の外観レビュー
という訳で、ARCTURUS LWT MK-1 CQB 10″(AT-ST01-CQ-SE-GY)の本体を見ていきます。
本製品はハンドガード、レシーバー、ストックど一通りの外装パーツが全て樹脂で出来ている、いわゆる『スポーツライン電動ガン』のカテゴリに属する製品になります。


材質は耐熱性、機械的強度、耐摩耗性に高いPA66ナイロンとなっており、軽量であるのも特徴です。
10インチサイズの電動ガンですが、重量は2kgちょっとしかありません。

フラッシュハイダーはシンプルなバードケージスタイルの物が付いています。
ハイダーは14mm逆ネジでアウターバレル先端に固定、緩み止めとして小さなイモネジも付いています。
尚、アウターバレルはアルミで出来ています。


ハンドガードはこんな感じで、ピカティニーレールとM-LOKスロットがそれぞれの面に取り付けられています。



また、ハンドガード上面にはフリップアップ式のフロントサイトが装着されています。
サイトも樹脂で出来ており、ARCTURUSのロゴが入っています。
尚、こちらのサイトは『ARCTURUS SGR MOD1』という製品になります。


ハンドガード基部はこんな感じで、ARCTURUSのロゴが入っています。
底部には固定ナットがあり、回転止めの突起がレシーバー側に突き出しています。


レシーバーはこんな感じで、マグウェル部は無刻印仕様、ハンマーピン脇にARCTURUSロゴや『CAL. 6MM BB』とシリアルNOなどの印字がされています。
セレクターレバーにはSAFE、SEMI、AUTOの刻印が入っており、アッパーレシーバーにはフォージコードが入っています。


マガジンを挿した状態はこんな感じ。

マガジンキャッチ、ボルトリリースボタン周りはこんな感じ。
尚、レシーバーに付いている金属パーツ(亜鉛合金と思われる)は濃い灰色をしています。


エジェクションポートカバーは特徴的なデザインの樹脂製で、チャージングハンドルを引く事でカバーが開きます。


チャージングハンドルを目一杯引くとボルトストップが機能し、ダミーボルトが開いた状態で保持されます。
HOP調節ダイヤルはドラム式で、ダイヤル部には数字が入っています。

トリガーは細身のストレートトリガーが付いており、トリガーガードはシンプルな棒状です。


トリガーのストローク量自体はかなり長いですが、実際はほんのちょっと引くだけで射撃が行われます。
射撃に必要なトリガーストロークは1mm以下で、慣れれば高速なセミオート連射も可能なトリガーとなっています。


セレクターレバーはこんな感じで、可動するのは左側のみ。
右側はSEMIの向きで固定されています。


グリップはこんな感じで、前後に幅広のセレーション、左右全面にシボが入っています。
底蓋にはモーターの上下位置調整用のネジが付いています。


トップレールにはリアサイトが装着されています。
フロントサイトと同じ、ARCTURUS SGR MOD1です。


リアサイトのピープホールは大小の切り替えが可能で、サイトピクチャーはそれぞれこんな感じ。


チャージングハンドルはシンプルなデザインの物が付いています。

エンドプレートはCQDスタイルのスリングスイベル付きの物が付いています。
ここはスチールで出来ており、頑丈な作りになっています。



ストックは同社製M4でよく採用されているバッテリースペースが広い伸縮ストックが付いています。
バットプレート側にはスチールで補強されているQDスイベルホールが付いています。

ストックの伸縮は中央部のレバーを押しながら行います。
ポジション数は6ポジションです。


バットプレートは樹脂製のプレートに硬質ゴムが張り付いている仕様で、程よいグリップ力があります。
バットプレート上部にはARCTURUSのロゴが入っています。

バットプレート中央に付いているノブを90度回転させる事でバットプレートを開く事が出来ます。



開いたバットプレートからバッテリーコネクタにアクセスする事が可能で、コネクタ形状はディーンズになっています。

作動性と初速、発射サイクルについて
という訳で、箱出し状態の作動性を見ていきます。
尚、本製品は7.4Vでも11.1Vでも使用可能な仕様となっているので、両方のバッテリーで動作させてみます。
検証に使用したバッテリーは3種類。
- Re Voltage 7.4V 1200mAh 45C-90C
- Re Voltage 11.1V 1200mAh 45C-90C
- Option No1 11.1V 900mAh 20C

11.1Vに関しては低Cレートと高Cレートでフルオートの初速に関する違いが生まれたので、それぞれ検証しています。
7.4Vと11.1Vでの動作(それぞれ、Re Voltage製品)はそれぞれこんな感じ。
動作音は静かという訳ではないですが、噛み合わせが悪そうなギアノイズは無い感じで、気持ちピニオンギアの当たりがキツイかも?程度の音かと思われます。
比較的トルクが高めのモーターが組み込まれているようで、7.4V使用時のレスポンスは悪くはないです。
11.1Vで本領発揮みたいな感じですね。
続いて、初速を計測していきます。
検証に使用したBB弾は東京マルイ 0.20g 樹脂弾になります。
セミオートの初速について
HOP最低の状態での初速は85m/s真ん中当たりで安定しており、HOPを強くすると初速は下がっていき最大HOPの状態では弾つまり寸前な感じで初速のバラツキも激しくなります。
安全マージンがかなり大きめに取られている為か最大初速は少し低めですね。



適切なHOP量の範囲での初速は比較的安定しており、0.20g〜0.28g程度のサバイバルゲームでは一般的なBB弾を使用する上では特に問題になる事は無いと思います。
フルオートの発射サイクルと初速について
続いて、フルオートの検証を行います。
フルオートは7.4Vと11.1Vで差が出るのでそれぞれ紹介します。(HOPは最も低い状態で計測)
まず、7.4Vでの発射サイクルは秒間14.9発程度で、初速は初弾は以降1〜2m/s程度低めな結果になりました。

続いて、11.1Vの高CレートLiPoバッテリーでの発射サイクルは秒間22発程度で、初速はこちらも初弾以降下がる携行ですが、下がり幅がかなり大きく10m/s近く低下していました。

11.1Vの低CレートなLiPoバッテリーだと発射サイクルは毎秒21.1発程度と少し下がり、初速の低下具合も6m/s〜7m/s程度になります。

初弾は高めに計測されている事から、フルオート射撃中に初速が低下している事が分かります。
何度か計測を行ってみましたが、同じような挙動になっていました。
11.1Vでの初速低下が著しいのはBB弾がインナーバレル内で加速している最中にノズルが後退してしまい、気密が取れなくなっている可能性がありそうです。
という訳で、もし国内用の初速設定で使う場合は7.4Vの方が合っていると思われます。
尚、セクターギアに装着されているセクターチップを外す事で11.1V使用時の初速低下が解消されます。
ただし、高Cレートな11.1Vを使用している場合は初速の低下が発生した為、もし11.1Vを使用したい場合は20C〜30C程度の一般的なCレートの製品を使用しつつ、セクターチップを外して使うのが良さそうです。

ETUの設定について
最後にETUの設定について紹介します。
SEエディションに搭載されているETUは冒頭でも紹介した通りARCTURUS独自のETUで、下記で紹介する設定が可能で、設定項目はそれぞれビープ音とLEDの色・点滅で状態を確認する事が出来ます。

セレクターモード設定
セレクターレバーの各ポジションでの動作モードを切り替える事が出来ます。
SAFEポジションでは常にセーフ、SEMIポジションも常にセミオートのままですが、AUTOポジションの設定を変更可能となっています。
- フルオート
- 2点バースト
- 3点バースト
- バイナリー(引いて射撃、離しても射撃)
- セミオート
アクティブブレーキ設定
カットオフ後にモーターを急制動させる機能で、ギアの停止位置の安定やオーバーラン対策を行う事が出来ます。
- OFF
- 50%
- 100%
100%にするとかなり急激にモーターが停止するようになるので、オーバーラン対策になるとは思いますが、モーターのコミュテーターやブラシの消耗が激しくなる可能性があるので、注意が必要です。
バッテリー電圧低下警告設定
バッテリーの電圧が低下した際にアラート音を鳴らす設定です。
- OFF
- ON
プリコッキング設定
ピストンの停止位置を後退させ、トリガーを引いてからBB弾が発射されるまでの時間を短くする設定です。
本製品は2段階での設定が可能となっています。
- OFF
- レベル1
- レベル2
自動プリコッキング調整ではなく、レベル1、レベル2それぞれのプリセットが用意されている仕様なので、ドンピシャな位置に合わせるという事は出来ません。
レベル2を設定してオーバーランしてしまうようならレベル1にするみたいな感じの調整になります。
出荷状態へのリセット
ETUの設定を工場出荷状態に戻します。
設定の様子について
ETUの設定方法はバッテリーを取り付けた状態でセレクターレバーをSEMIに入れます。
その状態でAUTO→SEMI→AUTO→SEMIと素早く切り替えます。
そうするとビープ音が鳴り設定モードに入ります。
後はセレクターレバーをAUTOとSEMIの切り替えを行う度に設定の大項目が切り替わり、トリガーを引く事で詳細な設定を切り替えます。
トリガーを長引きする事で設定が保存されます。
特殊な操作感ではありますが、マニュアルを見ながらビープ音の回数を聴きながら作業をすれば問題は無いと思います。
という訳で、ARCTURUS LWT MK-1 CQB 10″ スポーツライン電動ガン SEエディション グレーのレビューは以上になります。
尚、本製品は分解も行って良いとの事なので後日分解レビューも投稿予定です。
