
ARCTURUS FEエディション AKシリーズ、Advanced Tactical AK MOD1 Carbine/PDW AEGのレビュー
記事作成日:2026年6月26日
三山商事株式会社様よりARCTURUS製のFEエディション電動ガン、『AT-ATKM1-PDW-FE』と『AT-ATKM1-CB-FE』をお送りいただいたのでレビューしていきます。
共に同型機種なので一緒に紹介していきます。


本製品はARCTURUSの上位グレード、FEエディションの製品になります。

2026年現在のARCTURUS社製品の製品グレードは4種類あり、
- MEエディション:MOSFET搭載機
- SEエディション:SE Optical ETU搭載
- FEエディション:FE Optical ETU搭載
- PEエディション:Perun製ETU搭載
といったグレードの違いがあります。
本製品はFEエディションなので『FE Optical ETU』というARCTURUSの独自ETUが搭載されています。
こちらは非常に多機能な電子トリガーで、多種多様な設定を行う事が出来る製品になります。
ETUの設定についての詳細は記事後半で紹介します。
付属品について
内容物はこんな感じで、電動ガン本体とマガジン、保証書類(上蓋に貼り付けられています)、ストックチューブキャップ、ディーンズ→ミニコネクタの変換、工具類、クリーニングロッドなどが同梱されています。


電子トリガーの設定マニュアルも名刺サイズの用紙になっていますが、かなり簡易的な物になっています。
詳細はQRコードを読み取り、PDFのマニュアルを閲覧する形になります。
尚、これらのマニュアルは全て英語で記載されています。



付属のマガジンについて
本製品に付属するマガジンはARCTURUSオリジナルデザインのポリマーマガジンで、残弾確認用の窓も付いています。
マガジンの装弾数は130発で、リアルカウント切り替えスイッチを操作する事で30発にする事も出来ます。

マガジン上部はこんな感じで、フォロワーは赤色、側面には5.45x39mmと印字されています。


残弾確認用の窓はこんな感じで、20発と30発の目盛が付いており、BB弾の残弾が減ってきた事に気づく事が出来ます。

マガジンの前後はこんな感じで、滑り止めの凹凸が付いています。


マガジン底部はこんな感じで、非常に変わった見た目をしています。
マガジンバンパーの後ろ側は角度が付いており、マグブーツのように使う事も出来るようになっています。

マグウェル前側に付いているピンを抜き、マガジンバンパーを外す事でマガジンインナーを取り外す事が出来ます。


リアルカウント切り替えレバーはマガジンインナー中腹部に付いており、このレバーを動かす事で130発の装弾数を30発にする事が出来ます。


銃本体の外観レビュー
という訳で、それぞれの外観を見ていきます。
尚、外観比較に関してはAdvanced Tactical AK MOD1 Carbine(AT-ATKM1-CB-FE)をメインに、違いがある所のみAdvanced Tactical AK MOD1 PDW(AT-ATKM1-PDW-FE)の方を紹介する形になります。
まずはAdvanced Tactical AK MOD1 Carbine(AT-ATKM1-CB-FE)から。
こちらは製品名の通りカービンレングスの製品で、AKMやAK74などのフルサイズのAK系よりも少し短いサイズになっています。


Advanced Tactical AK MOD1 PDW(AT-ATKM1-PDW-FE)はこんな感じで、PDWサイズの製品で、AKS74Uとほぼ同サイズの長さになります。


ではそれぞれの製品の細部を見ていきます。
Advanced Tactical AK MOD1 Carbineに装着されているフラッシュハイダーは三叉状のユニークなデザインを採用しており、AKMやAK74、AK12などで採用されているフラッシュハイダーと同じで左右非対称なデザインになっています。
リコイルを低減させる為の穴が右上に設置されています。



フラッシュハイダーはリアサイトに付いているプランジャーによって回転止めされており、アウターバレル先端は14mm逆ネジになっています。


Advanced Tactical AK MOD1 PDWの方は大型のマズルブレーキになっており、1/3位がハンドガードに入り込んでいるようなデザインになっています。


こちらもアウターバレルの14mmネジに装着されており、リアサイトに付いているプランジャーで回転止めがされています。

フロントサイト周りはこんな感じ。
こう見ると、AK MOD1 CarbineよりもAK MOD1 PDWの方がハンドガードが長くなっている事が分かります。


フロントサイトは回転させる事で上下の高さの調節が出来る仕様になっています。

また、このフロントサイトは倒す事が出来るというユニークなギミックが備わっています。
ドットサイトなどを低い位置で取り付けた場合、フロントサイトが邪魔になる事がありますが、この折りたたみ機能を使う事でそれを回避できます。


AK MOD1 Carbineのハンドガードはこんな感じで、左右と底面に4スロットのM-LOKが付いており、上面レールは14コマあります。



AK MOD1 PDWの方はAK MOD1 Carbineのデザインのまま短くしたような見た目になっており、左右底面のM-LOKスロットは2スロット、上面レールは5コマしかありません。



リアサイトにもレールが付いており、ハンドガード上面レールよりも1段高くなっています。
このレイアウト的に、ハンドガード側にレーザー照準器やライトなどを取り付け、リアサイト側にドットサイトなどの光学サイトを取り付けるのが良さそうです。


リアサイトはUの字の窪みがあり左右には点が掘られています。
ホワイトドットを入れる事で、より使いやすくなるデザインです。

サイトピクチャーはこんな感じで、ストックの高さに対してアイアンサイトはかなり低い位置に配置されているので、覗き込むにはストックにガッツリ頬を押し付けつつ、顔を傾ける必要があります。
特に、大きなゴーグルやフェイスガードを装着した状態でアイアンサイトを覗くのは困難なので、基本的に本製品は光学サイトを取り付けて使うのが良いと思います。

ちなみに、フロントサイトを倒した状態だとこんな感じで前側がスッキリします。
光学サイトの視界内にフロントサイトが入り込んで邪魔になる心配は無いですし、何ならライトをハンドガードの上面レールに取り付けても邪魔にはならない仕様になっています。

レシーバーに関してはCarbine/PDW共に差が無いので比較はありません。
AK74系のレシーバーデザインで、左側にはサイドレールが付いています。


レシーバー右側はこんな感じで、セレクターレバーが大型化されているのが特徴です。


フルオートポジションとセミオートポジションはそれぞれこんな感じで、しっかりしたクリック感があります。
AK系なので仕方がないですが、セレクターレバーを動かす事でレシーバーに傷(線)が入ります。


エジェクションポート周りはこんな感じで、ボルトをしっかり後退させるにはセレクターレバーをフルオートかセミオートポジションにする必要があります。
ボルトを開くとHOPダイヤルにアクセスする事が可能で、本製品のHOPダイヤルは特徴的なドラム型のデザインをしています。


HOPダイヤルの操作はエジェクションポートから行う事も出来ますが、トップカバーを外して行った方が楽だと思います。
尚、ダイアルはクリック感がありますが非常に細かな調整が出来る仕様になっています。
マグウェル部この通り、チャンバーとレシーバーの隙間に詰め物がされており、マガジンを挿入しやすい仕様になっています。

マガジンキャッチはトリガーガードと一体型になっており、レバー部のデザインは一般的なAK系のそれと同じ感じで金属で出来ています。

マガジンを装着するとこんな感じ。
ガタツキも無くガッチリ固定させる事が出来ます。

尚、マガジンの見た目は特徴的ですが一般的なスタンダード電動ガンAK系と互換性があり、東京マルイ系のマガジンも使用可能です。
ただし、AK系マガジンには相性問題も起きやすいので、もしかしたらメーカーによっては給弾周りの問題が発生する事もあるかも知れません。
トリガーはシンプルな三日月状の物が付いており、グリップはトリガーガード一体型の特徴的なデザインの物が装着されています。
グリップは一般的なAK系電動ガンの物よりも細身なサイズになっており、握りやすいです。



滑り止めはV字型の特徴的なパターンになっており、どことなくEmissary Development製品に付いてる滑り止めっぽい印象を受けます。
トップカバーはレシーバー前側と後部のボタン状のロックパーツで固定される、よくあるAK系の仕様になっており、トップカバーのデザイン自体も普通な形です。


一般的にAK系電動ガンはトップカバー内がバッテリースペースになっていますが、本製品は延長コネクターの接続部になっています。
Carbine/PDW共にストック側にバッテリーを配置する仕様で、このような構造になっている理由は同社製のVer3系メカボックスを流用する為でしょう。


延長された配線はストック側に伸びています。
ストック基部はこんな感じで、ピカティニーレールにストックアダプターが付いています。



尚、ストックアダプターを外すとこんな感じで、レシーバー後部にピカティニーレールが付いており、その真中に穴が空いてケーブルが伸びている事が分かります。


それぞれの基部はこんな感じ。
ストック側はネジ2本でクランプして固定する方式、レシーバーに付いているピカティニーレールは上下のネジで固定されており外す事も出来ますが、レールの取り付け基部が出てくるだけで他のストックを移植したりする事は難しいと思われます。


AK MOD1 Carbineのストックは黒とグレーのツートンカラーが特徴で、グレーカラーのパーツはラバーで出来ています。

AK MOD1 PDWの方はMFT Battlelink Minimalist ストックを細身かつ短くアレンジしたようなデザインのストック、C.A.T. ミニストックが付いています。
尚、PDWの方に付いているストックはショートサイズのバッファーチューブ用のストックなので、本製品に付属しているフルサイズのバッファーチューブだと限界まで短くする事は出来ません。

AK MOD1 Carbineのラバー部(グレーになっている部分)はこんな感じで、チークパッドにはグリップにも付いているのと同じパターンの特徴的なV字のテクスチャが入っています。
また、バットプレートは非常に分厚く、滑り止めの凹凸が付いています。


AK MOD1 PDWのバットプレートはこんな感じで、こちらもラバーで出来ています。

ストックを折りたたんだ状態はこんな感じになります。
共に左側にストックは折りたたまれます。


折りたたみ部はこのような見た目になっており、ストックチューブ側に配線が伸びている事が分かります。

AK MOD1 Carbineのバットプレートを外す事でバッテリーコネクタにアクセスする事が出来ます。


AK MOD1 PDWの方はストックを外してバッテリ交換を行う形になります。


共にストックチューブ内にバッテリーを入れる仕様になっているので、一般的なストックチューブインサイズのバッテリーを使用する事が出来ますし、ストック側にバッテリー収納機能のある製品を使えば更にバッテリーの選択肢は広くなるでしょう。
箱出し状態での作動性について
という訳で、箱出し状態で動かした様子を見ていきます。
7.4Vと11.1Vでそれぞれ動作させています。
まずはAK MOD1 Carbineから。
続いて、AK MOD1 PDWです。
立ち上がりの瞬間は少し高めの音が鳴りますが、激しいノイズという訳では無く共に気になるようなギアノイズは無いですね。
出荷状態ではプリコッキングはされていないのでレスポンス自体は一般的な電動ガンと変わりないですが、アクティブブレーキは掛かった状態になっているので、モーターがピタッと止まる感触があります。
箱出し状態での初速と発射サイクルについて
という訳で、箱出し状態での初速と発射サイクルを計測していきます。
検証に使用したバッテリーは下記の3種、ディーンズコネクタをXT30に変換するコネクタを使用して繋いでいます。
- Re Voltage 7.4V 1200mAh 45C-90C
- Re Voltage 11.1V 1200mAh 45C-90C
- Option No1 11.1V 900mAh 20C

セミオートの初速について
まず、AK MOD1 Carbineの方に関しては、HOP最低の状態での初速は88〜89m/s程度、HOPを強くしていくと初速は下がっていき、HOP真ん中位では84m/s台、最大HOP状態では初速は不安定になり74m/s〜76m/s程度の初速になります。
最大HOPの状態では若干弾つまり気味な発射音になっていました。

続いて、AK MOD1 PDWの初速チェックです。
HOP最低の状態での初速は84〜85m/s程度、HOPを強くしていくと初速は下がっていき、HOP真ん中位では82〜83m/s台、最大HOP状態では75m/s〜76m/s程度の初速になります。
AK MOD1 Carbineの時と同様に弾つまりをしているような発射音になります。

フルオートの発射サイクルと初速について
続いて、フルオートの検証を行います。
フルオートは7.4Vと11.1Vで差が出るのでそれぞれ紹介します。(HOPは最も低い状態で計測)
Re Voltage 7.4V 1200mAh 45C-90C使用時
まず、7.4Vでの発射サイクルは秒間14発程度、初速のバラツキはセミオートと同様で比較的安定しています。


Option No1 11.1V 900mAh 20C使用時
続いて、11.1Vの低CレートLiPoバッテリーでの発射サイクルは秒間20発程度で、若干バラツキは広がりますがまだ安定しているレベルかと思われます。


Re Voltage 11.1V 1200mAh 45C-90C使用時
最後に11.1Vの高Cレートですが、発射サイクルは22発超えまで上がり、初速は低下してしまいます。
AK MOD1 Carbineの方では概ね4〜5m/s程度の低下、AK MOD1 PDWの方は概ね2〜3m/s程度の低下となっています。


共に初速の低下はフルオート動作中のみで、初弾と最後の1発の初速が高くなっている事から、モーターの回転速度が上がった際に問題が起きるようです。
基本的にはあまりにCレートの高い11.1Vで動かすのは推奨されないような印象があります。
FE Optical ETUの設定について
本製品に組み込まれているFE Optical ETUは高性能な電子トリガーで様々な設定を行う事が出来ます。
設定項目は全てLEDの色と点滅で確認が可能となっており、下記の設定があります。
- セレクターモード切り替え(SAFE-AUTO-SEMI)
- トリガーの引き代調整(Level3)
- トリガーの戻り位置調整(Level5)
- アクティブブレーキ設定(Level5)
- バッテリーアラーム(ON)
- プリコッキング(OFF)
- 出荷状態へのリセット
セレクターモード切り替え
FE Optical ETUは3ポジション仕様と4ポジション仕様の2種類のバリエーションが2種類あります。
尚、先述のPDFには全部記載されているので、当記事ではかいつまんで紹介します。
詳細を知りたい方はPDFをご確認下さい。
設定は全部で5種類存在し、
- Mode1:SAFE-SEMI-AUTO
- Mode2:SAFE-SEMI-AUTO(AK12用)
- Mode3:SAFE-SEMI-3点バースト
- Mode4:SAFE-SEMI-バイナリトリガー
- Mode5:SAFE SEMI-SEMI
となっています。
トリガーの引き代調整
FE Optical ETUはトリガー検知を複数の光センサーで行っており、トリガーをどこまで引くと射撃判定にするのかという設定を行う事が出来ます。
設定はLevel1〜Level5まであり、Level1が最もストロークが短いです。
トリガーの戻り位置調整
こちらはトリガーをどの程度戻すとリセット扱い(再度射撃可能な状態になるか)の設定で、上記のトリガーの引き代調整で設定した部分から何%戻すと再度射撃可能にするかという設定になります。
設定は下記の通り
- Level1:90%
- Level2:75%
- Level3:50%
- Level4:25%
- Level5:10%
つまり、Level1はしっかりトリガーを戻さないと再度射撃を行う事が出来ませんが、Level5にしたらちょっとトリガーを戻すだけで再度射撃が出来るので、指を痙攣させながら撃つ、超高速セミ切りがやりやすくなるという訳ですね。
バッテリーアラーム
バッテリーの電圧が低下した際にアラートを慣らし、電圧が極端に低下すると動作を停止するセーフティ機能のON/OFF設定です。
ONにする事で、7.2V/10.8Vを下回るとアラートが鳴り、6.8V/10.2Vを下回ると動作を停止するバッテリーを保護機能が働きます。
プリコッキング
ピストンを後退させた状態で停止させる、プリコッキング設定は全部で8段階の設定が可能となっています。
まず、Mode1、Mode2の2種類があり、Mode1はプリコッキングOFF設定で、ピストン前進状態で停止します。
Mode2にするとプリコッキングが可能になりLevel2〜Level9の8段階での調整が行えます。
実際の設定方法
ETUの設定方法下記の通り
- バッテリーを取り付けた状態でセレクターレバーをSEMIに入れる
- AUTO→SEMI→AUTO→SEMIと素早く切り替える
- ビープ音が鳴り、設定モードに入る
後はセレクターレバーをAUTOとSEMIの切り替えを行う度に設定の大項目が切り替わり、トリガーを引く事で詳細な設定を切り替えます。
尚、今の設定が何なのかはLEDで表示されており、設定状況はビープ音の回数で表示されます。
ビープ音とLEDの色、点滅を確認しながら行うと良いでしょう。


操作中の様子はこんな感じ。
設定モードに入り、大項目を現在の設定を確認しつつ切り替えていき、Exitまで進んでいます。
という訳で、ARCTURUS PPK20M1 AEG FEエディションのレビューは以上になります。
