トレポンのオーバーホールついでに、FCCのアンビセレクターレバーを取り付けました | エボログ

トレポンのオーバーホールついでに、FCCのアンビセレクターレバーを取り付けました

1年2ヶ月ぶりにギアボックスを分解した流速ポンのオーバーホールを進めていきます。

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まずはシム調整から。
基本的には問題は無かったので、そのままのセッティングでも良かったのですが、今回はちょっと実験してみる事にしました。

トレポンでシムをギチギチに詰め込むとどうなるのか?

通常電動ガンだと、シムをギチギチに詰め込む事で音が静かになる事がたまーにあるんですよね。
精度の悪いメカボックスや軸受を使ってると特に…。

トレポンのギアボックスは当然そんな精度が低い物では無いのですが、ちょっと試してみる事にしました。
ギアを回すと抵抗は無いものの、ギアが左右に一切動かない程度にシムを詰め込んだ状態で動かしてみました。

具体的には

  • ベベルギア・・・ヘリカル側に0.4mm、反対側に0.2mm
  • サンギア・・・ヘリカル側に0.2mm
  • プラネタリーギア・・・サンギア側に0.1mm(×4つ)
  • セクターギア・・・専用シム2枚

といった構成にしてみました。
あり得ない程シムを入れまくってます。

これでも一応サンギアやベベルギアを指で動かすとスルスル動くんですよね…。
動かしてみた結果がこれ。

高音域のギアノイズがかなり増えました。
「キャッ!キャッ!」みたいな。
あと、ギアが擦れる「シャーーーー」という音も少し大きくなっています。

ピストンを取り付けて動かしてみても変な感じのノイズだったのでどうやらトレポンでギチギチにシムを入れるのはあまり良くなさそうです。
DTWやCTW、STW等は知りませんが…。(ココらへんのトレポンコピー品も弄ってみたいなぁ…)

適度にシムを入れて組み立てていく

という訳で、セッティングを元に戻す事にしました。
ただ、2箇所だけセッティングを変えます。

分解した時にセクターギアがギアボックスに擦れている事が分かったので、セクターギアのシムを1枚追加し、2枚構成にしました。
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もう1点はアンビセレクターレバーを連動させるギアの向きと、シムの位置です。
これ、どっち向きが正しいのか自分もよく分かっていないのですが、肉厚の方をギアボックスの右側に、肉薄の方にシムを1枚入れてギアボックスの左側に向けて入れました。
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こういう感じですね。
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SYSTEMA純正のアンビセレクターレバーを使う場合は向きやシムは気にしなくて大丈夫なのですが、FCC製のアンビセレクターレバーを組み込もうとすると話は変わってきます。

FCC製のアンビセレクターレバーはSYSTEMA純正よりシビアというかタイトというか、とにかくギアの仕様が異なっており、0.5mm程度のクリアランスが無いと取り付ける事が出来なくなっています。(取り付けれない訳ではないが、変なガタツキが生まれ、上手くハマっていないような感じになります)

この向きで入れる事によって、FCC製のアンビセレクターレバーを綺麗に取り付ける事ができます。
ちなみに、シムを入れる理由としては、必要以上にこのギアがアンビ側に押し出されないようにする為です。

後はセッティングそのままに組み立てていきます。
ちなみに、サンギアとプラネタリーギアにはシムは無し(ギアの構造上、セクターギアのシムの影響を受けますが、それらのギアの為にシムを入れないという意味です)、ベベルギアにはSYSTEMA純正の0.3mmと0.13mmのシムを入れています。
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ギアやギアボックス、シムにグリスを塗布しながら組み立てて行きます。
使うグリスはG.A.W Gグリスです。
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尚、プラネタリーギアは場所によってかかる負荷が異なり、消耗速度も違います。
なので、オーバーホールする度に位置をずらしていくのが一番良いです。

具体的には右上のギアが最も消耗が激しく、左下のギアが最も消耗が少ないので、右上と左下を交換したり、後は各ギアの消耗具合を見ながら最も消耗していないギアを右上に配置させるのが長持ちさせるポイントだと思います。

組み込みの際、全てのパーツにおいて、グリスの量は少量で大丈夫です。
というか、グリスを塗りすぎると動かしているうちにグリスが基盤に付着してしまったり、漏れたグリスがセクターギアの検知穴を塞いでしまい、カットオフエラーになったりします。

ギアボックスやシムには筆を使って薄く塗り伸ばし、ギアには軽くグリスを付けたら指でギアを回してなじませます。
回してる間にはみ出たグリス(余分なグリス)はウエスで拭き取ります。

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蛇足ながら、トレポンのギアノイズを減らす方法の1つとして「大量の高粘度グリスをプラネタリーギアとセクターギアの隙間に塗りたくる」という超荒業があります。

ギアボックスが出来たら一旦基盤等は入れずにレシーバーに組み込んでギアを指で回してスムーズに回るか確認します。
たまにレシーバーに組み込むとうまく動かないという事が起きるので、基盤を入れるまでに一回確認しておいた方が良いです。
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ついでにモーターも入れてピニオンギアとベベルギアの当たり具合を確認しておきます。

そして、今回はFCC製のアンビセレクターレバーの取り付けも行うので、このタイミングでちゃんと取り付けられるかどうかを確かめます。
まず、アンビ側は問題なし。
以前起きていた「少し浮いて付いてしまう」「斜めについてしまう」「やたらとガタつく」という問題は解消されていました。
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左側のセレクターレバーは先端部分を1.5mm程削りました。
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これで左右のセレクター共に綺麗に取り付ける事ができ、セレクターレバーを回した時の動きもいい感じになりました。

後は基盤をギアボックスに入れて…
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ロアレシーバーに収めます。
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一旦この状態で動かしてみます。

うん、いい感じの音になりました。
というか、元の音ですね…。

動作が問題無さそうだったので、アンビセレクターレバーのロックパーツ脱落しないようにシールを貼ります。

とりあえず、オーバーホールはこれにて終了。
シリンダーを取り付けての動作も問題ありませんでした。

ただ、マガジンキャッチ…。
これどうしようかなぁ…。(錆びついてしまい、びくともしない)
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多分部屋を探せばSYSTEMA純正のマガジンキャッチとか余ってるはずなのですが、どうも見当たらない…。
ジャンク箱ひっくり返して探すか…。