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KSC Mega Arms MML MATENを分解していきます(バレル周り以外)

記事作成日:2017年8月10日

KSC Mega Arms MML MATENのファーストインプレッションから暫く時間が経ってしまいましたが、分解レビュー記事になります。
実は7月30日に行ってきたSISTERの定例会で箱出し状態での動作テストは行ったのでその後直ぐに分解を始めたのですが、一段落したタイミングで個人的にMATEN以上に興味のあったCOYOTE AIRSOFT KRISS Vectorが届いたのでそちらに掛かりっきりになってしまっていました…。

そんな訳でKSC Mega Arms MML MATENの分解をしていきます。

まずここまでバラします。
ここまではこれと言って変わったことはありません。

まずはフロント側から外していきましょう。

フラッシュハイダーは下部のイモネジを緩める事で外れます。
ネジ切りは14mm逆ネジ。フラッシュハイダーを外すとダミーのクラッシュワッシャーとスプリングが出てきます。

ガスブロックは下部のイモネジ2本を緩める事で取り外せます。

ガスブロック〜ガスピストンは細かくパーツが別けられており、一応指で押せば稼働するようになっています。
ちゃんとスプリングも付いてますし、見えにくい箇所ではあるものの結構リアルに再現されているのではないか?と思います。

続いてアウターバレルとレシーバーを固定しているキャッスルナットを外そうと思ったのですが、これがえげつない硬さで、ヒートガンで熱したり万力に挟んで回したり色々やったのですが一向に回る気配がありませんでした。
一応、キャッスルナットの窪みはライラクスの次世代電動ガンM4用レンチが対応してますし、実銃用レンチ(レプリカ)も対応してました。

合計で2〜3時間程格闘していたと思います。
最終的には万力が壊れて終了。

このキャッスルナットはKSCに郵送して外してもらう事にしました。

という訳で、他の箇所の分解を進めます。
ストックチューブのキャッスルナットは普通に外せました。
ネジピッチとかはまだ未検証ですが恐らく実銃仕様だと思います。

続いてロアレシーバーのパーツを外していきます。
マガジンキャッチを外すとファイアリンクピンとボルトストップが一体型となったユニットが取り外せます。
ちなみにマガジンキャッチは電動ガンでよく見られる方式で、六角皿ネジで締め付けられています。

ファイアリンクピンとボルトストップが収まってるユニットはこんな感じ。
何だか色々面倒くさそうな構造をしているのと、ここは弄る要素も無いですし、これ以上の分解はしない事にしました。

続いてセレクターレバーを外します。
と、その前にリコイルバッファーをを抑えておく為のこのパーツ(バッファーロック)を外しておきます。

セレクターレバーはかなり硬いですが普通にSAFEとFIREの間にセレクターを入れた状態で反対側からピンポンチで叩き出す事が出来ます。

最後にハンマーやトリガーなどを外すのですが、ここで初見殺しがありました。
いくら叩いてもピンが微動だにしなかったのでおかしいな?と思って内部をよく見ると何やら銀色の板が入ってました。
なんだこれ?と動かしてみたらどうやらこの板でピンをロックしていたようです…。

事前に分解図を見ておくべきでしたね。
私、説明書を見ない人間なもので…。

という訳で、この板をずらせば簡単にピンが外せました。
ピンを外すとハンマーやらトリガー、フルオートシアー等が外せるようになります。

ハンマーはこの通り専用品で3点バースト用のラッチが付いています。
このラッチの内側にも更に別のラッチ(こちらは逆転防止ラッチみたいな物)が付いており、ラチェットレンチのようにこ一方方向に回転するようになっています。

もちろんトリガーも専用品でこの通りハンマーのラッチに引っかかるパーツが付いています。

このようにハンマーを開放する爪と、3点バーストシアーに引っかかる爪がそれぞれ独立して動くようになっています。

最後にボルトを分解していきます。
正直このボルトの分解が一番大変でした。

なにせ説明書の分解図を見ても何も書いてないからです。

という訳で、外せそうな所から片っ端から外していきます。

まずは側面のピンと謎の板状のパーツ(金属製)を外します。
この板状のパーツ、WA M4にも付いているのですがイマイチ何のために付いてるのかよく分かっていません…。
WA M4は無くても動きますし…。

続いてボルト上部に付いている、実銃だとガスピストンの受け側となるパーツを外します。
上部の皿ネジ2本を外してスライドさせる事で外れますが、ここは外しても意味のないパーツでしたね…。

どうやってノズル外すんだ?とあれこれ悩んだ結果、単にノズルが渋かっただけでした。
普通に引っこ抜けば外れました。

これがMATENのノズルです。

WA M4のノズルと比較するとその大きさは一目瞭然。
めちゃくちゃデカイです。

そして、太い。

ノズルは中腹と後部のピンを抜けば分解出来ます。

ノズルに入っているロケットバルブはめちゃくちゃ変な形です。
こんな形のロケットバルブ、初めて見ました…。

という訳で、一旦MATENの分解レビューは以上になります。
KSCに送っている最中のフロント周りが分解されて帰ってきたらバレル周りのレビュー記事も投稿しようと思います。

現段階での感想は正直な所「独自仕様のパーツが多すぎて弄れん」という所。
バッファーチューブや、リコイルバッファー周りは他のガスブロM4と互換がありそうですが、基本的に多くの箇所においてパーツ交換はまず出来ないと思って良さそうです。

とは言ってもすり合わせ調整とかは割と必要な感じがしているので、KSCからフロント周りが帰ってくるまでの間にロアレシーバーの組み立て+調整とかは済ませておきたい所です。