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KSC AK74 ERGの外装カスタム(Part4) PTS US PALM AKグリップに交換してみた

記事作成日:2017年9月20日

KSC AK74 ERGの外装カスタムネタPart4(最終回)です。
最後に取り付けるのはグリップです。

KSC AK74 ERGのメカボックスは、基本的には東京マルイのVer.3に近しい形をしていますが、モーターホルダーの角度が違ったり、レシーバーの形状が違ったりしているので、普通のマルイ系互換グリップを取り付ける事が出来ません。

という訳で、鬼加工覚悟で買ってきたのがこちらのグリップ。
PTS製のUS PALM AKグリップ(通常電動ガン用)です。

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内容物はこんな感じでグリップ本体と底蓋固定用のネジ2本、モーターホルダーと固定する為のネジ1本です。

まず、パット見で違うのはトリガーガードを入れる場所の形状ですね。
まあ、この部分は加工が必要である事はひと目見て分かります。

ですが、必要な加工はそんなレベルではありません。
そもそも通常電動ガンのAK系(Ver.3メカボックス)と、KSC AK74 ERGではモーターホルダーの角度が異なるので、グリップの内部を大幅に削り込む必要があります。

何か実銃用グリップをトレポン用に加工するのと似たような作業ですね…。
大型のボール盤かフライス盤でもあれば楽なんですが、そんな工具無いのでヤスリでひたすらゴリゴリ削っていきます。

前後削ってこんな感じになりました。(バリ、削りカス除去前の写真です)

また、グリップの付け根の部分の形状も通常電動ガンのAK系と大きく異るので、かなり削り込む必要があります。

左右もこんな感じに。
実際、ここまで深く削る必要は無いのですが、ルーターの切断砥石を使ったのでこのような楕円形に削る事になりました。

あからさまに穴の大きさが異なっていた前側もこんな感じで切断します。

また、グリップの底蓋にあるモーターホルダーと固定する為のネジも位置が異なるのでこのように穴をズラして開ける必要があります。

当然、付属のネジは使えない(穴の位置だけではなく、必要なネジの長さも異なる)ので、ネジは別途必要になります。

これで取り付け完了です。

それでも完璧に付いている訳ではなく、AK74 ERGのフレームには謎の出っ張りがあるので、フレームにグリップがピッタリくっつきません。
ちょっと隙間が空いたような見え方になってしまいます。
これを解消するのはフレーム側の出っ張りを削り取る必要があるのですが、それをやってしまうと純正グリップに戻せなくなってしまうので、今回はその加工はしていません。

という訳で、KSC AK74 ERGに通常電動ガン用のAK用グリップを取り付けようとする場合はこのような加工を行う必要があるので、かなり肉厚で削れる余剰のあるグリップじゃないとKSC AK74 ERGのグリップとして使う事は出来ない気がします。
木製グリップとかは強度的な意味で加工して取り付けるのは現実的では無さそうな気がしますね…。
純正グリップやモーターホルダーを採寸して新規で使った方が楽なレベルかもしれません…。

当初、CYMAのMタイプグリップ(MAGPULのMOE AKグリップで、CYMA Zhukov AKに付属する物)を付けようかと思っていたのですが、多分アレだと肉薄なのでこのような加工は出来なかったかもしれません…。
PTS US PALM AKグリップ買って良かった…。


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