A&K STW M4 CQB-Rの内部を調整していきます。(超低コストカスタム) | エボログ

A&K STW M4 CQB-Rの内部を調整していきます。(超低コストカスタム)

バリューキット3を組み込もうと思っていたA&K STW M4 CQB-Rですが、バリューキットが届くまでに時間もありますし、『STWはコレくらいの調整で良くなるよ』的な感じの低コストカスタムをやってみようと思います。

尚、分解レビュー(問題のある部位も紹介)はこちらから。

外装や箱出し状態の動作はこちら。

A&K STWのピストン、シリンダーを調整

まずはシリンダーから。
今回購入した個体はシリンダー周りの問題が非常に多かったので、色々と手を入れていきます。

まず、手作業で削られてガタガタになっているノズルですが、これをそのまま使う気にはなれなかったので、SHS製のノズルを買ってきました。
お値段480円。安い。

ちなみに、A&K STWのノズルはSYSTEMAと構造が異なるので互換がありません。
例えば社外製のロングノズルとかに交換しようと思っても出来ないのです。

左がSHS、右がA&K。SHSはSYSTEMA純正と同じ仕様ですね。

シリンダーヘッドはA&K純正を流用します。
軽くグリスを塗布した後、SHSのノズルを取り付けてロックタイト263ネジロックを使ってノズルが緩まないようにします。

続いて、ピストンです。
ピストンも2個付いているOリングが最初から片方外れていたり、削りカスでOリングがボロボロになってたり色々問題だらけでしたが、ピストン自体は特に問題無さそうだったのでこれも流用します。
外れていたOリングはRetroArms ピストンヘッド スタンダート POMに付いている細い方のOリングを拝借。
大きい方のOリングはGAW FRUS-Oリングを使いました。

これらのOリングをピストンに取り付けます。
シリンダーに突っ込んでOリングの大きさを確認してみましたが、ドンピシャでした。

最後にシリンダーです。
CQB-Rサイズにフルシリンダーはエアー量過多なので、加速シリンダーに加工します。

A&K STWのシリンダーはアルミなので、穴あけも楽に行なえます。

という訳で、後は組み立てるだけです。
尚、ピストン内部に塗布しているグリスはGAW G-GREASEです。

シリンダー周りの調整で新しく買ったパーツはSHSのノズル(480円)だけですね。
後は余り物。
余り物と行っても、RETRO ARMSのピストンヘッドに付いてくるOリングと、GAW FRUS-Oリングだけなので、これらをコストとして見たとしてもせいぜい数百円です。

A&K STWのチャンバ、バレル周りを調整

A&K STWの純正バレルに関してはHK416Dを弄った時と同じ仕様にします。
これがとても安定していたので…。

まず、メイプルリーフのマカロン 60度(黄色)をカットして取り付けます。
これは友人が私の家で銃を弄った時に忘れていった物で、そのまま貰いました。実質0円(買ったとしても1000円ちょい)。

HOPテンショナーは純正を使いますが、テンショナーとチャンバーパッキンの間にドラゴンフォースオリジナルの、PTW用カスタムパーツ、『でりほっぷ』に付属する小さなOリングをクッション材として入れます。

このクッション材があると無いのではHOPの安定さにかなり影響を出したので、入れたほうが良いと思います。
ちなみに、でりほっぷは1500円もするので、このサイズのOリングを単品で買った方が安いと思います。
ゴム製であればなんでも良いと思います…。

続いて、インナーバレルにシールテープを巻きました。
これは、純正のバレルジャケットの内径とインナーバレルの外径が合っておらず、バレルジャケットとバレルロックキーを取り付けてもインナーバレルがガタガタしてしまう問題があった為です。
ガッチリ付けれるようにシールテープで嵩増ししました。

後、これはやってもやらなくてもどちらでも良い加工なのですが、チャンバーの入り口というかノズルが差し込まれる側にテーパーを掘りました。
これにより多少ノズルがズレて後退してしまってもチャンバーに引っ掛かってノズルの閉鎖不良を起こすという問題を解消出来ます。

削った事による問題は特に無いと思うので、削って損はないかなと思っています。

という訳で、組み立ててバレル・チャンバー周りは完成です。

バレルチャンバー周りは全て余り物のパーツを使ったので実質0円ですね…。
追加・交換したパーツは小さなOリング、シールテープ、メイプルリーフのチャンバーパッキンです。

A&K STWのギアボックス周りを調整

A&K STWのギアボックス周りを調整していきます。
と、その前にベアリング軸受け含め、至る所に高粘度なグリスがベトベトにこびりついていたので、ブレーキクリーナーでしっかり洗浄してやる必要があります。

トレポンのギアボックスの調整とは言っても、特別変わったことはしていません。
通常電動ガンと同様、ギアのクリアランスと噛み合わせを見てシム調整するだけです。

今回行った調整は下記

  • プラネタリーギア用のシム(SYSTEMA製)を1枚追加
  • サンギアにシム(0.2mm)を1枚追加
  • ベベルギアの純正シムを外し、0.3mmのシムを1枚追加

以上です。

グリスに関しては、ギア部分にはGAW G-GREASEを、ベアリング部分にはGAW G-LUBEを塗布しておきました。

後はモーターを取り付けて動作確認。
いつも通り動作検証用スイッチを繋いで動かします。

特に問題が無かったので基盤を取り付けていきます。
基盤を取り付けた後も一旦動作確認をしておきましょう。

※ボルトリリースボタンがを付けずに動作チェックをする場合は、指で検知スイッチを押しながら動かす必要があります。未だにその事を忘れていて、「あれ?動かない?」となる事がたまにあります…。

尚、A&K STWのグリップを取り付ける際の注意点なのですが、グリップ内側に彫られている配線逃しの溝を使いましょう。
この通り、プラス側の配線がグリップの窪みに入り込んでいるのが分かると思います。

後はボルトリリースボタンやモータープレート、バッファーチューブを取り付けます。
このタイミングでも一度動作確認をしておいた方が良いですね。

尚、最終弾を撃ってもボルトストップが掛からない問題は単にボルトリリースボタンのバリが原因だったので、バリをヤスリで除去してやれば解決しました。

という訳で、アッパーも取り付けて完成です。
取り外された純正パーツは下に置いてある細々した物だけです。

A&K STW M4 CQB-Rの調整後の動作

動作はこんな感じ。
不安定だった初速も安定し、普段高くても94m/s位に抑える私からするとむしろ少し元気が良すぎる位にまで上がりました。
連射速度も秒間1発位上がっています。

0.20gで初速は95m/s〜96m/s。発射サイクルは秒間11発程度でした。

とりあえず、これでサバゲーでも十分使える性能になったのでは無いでしょうか…。

ギアノイズは少し煩いですが、とりあえず許容範囲内かなと…。
STWはギアや軸、軸受自体の精度があまり良くないので、静かにするには限界があると思います。

動作について不満があるとしたら、レスポンスですね。
これはA&K STWのモーターがポンコツなのが原因なので、SYSTEMA KUMI490辺りに交換すれば良いと思います。(その際、ピニオンギアをSTW用の物に交換するのを忘れないように)

しかし、その場合モーターが要求する電流が増える事によって基盤にかかる負荷が上がり、どういう挙動になるのかが不明なのが怖いですね…。

まあ、言うほど悪い基盤では無いので問題ないと思いますが、念のため流速系の高負荷なセッティングは止めておいた方が良いかもしれません。

という訳で、こんな感じの調整でもA&K STWは使えるようになります。
安上がりでしょう?

また先述の通り、モーターを交換するだけで、実質SYSTEMA純正と同じ性能になります。

STWの本体が36000円〜で、SYSTEMAのKUMI490が26000円位という事を考えると、色々調整にかかるパーツ代を含めても6万5000円程度でトレポンが作れる事になるのです。
(厳密にはトレポンと同性能のチャイポン)

安上がりでしょう?

そんなこんなで次はバリューキット組み込みをしていきます。