
FUSION製 リガーベルト UNDEFEATED TYPE Aのレビュー
記事作成日:2018年1月15日
米軍、法執行機関向けに落下防止や安全に関わるアイテムを設計、製造しているギアメーカー、FUSION社が作るリガーベルトのレビューをFUSION日本代理店であるFUSION TACTICAL JAPAN様よりご依頼をいただきましたので、レビューしていきます。
ご依頼頂いて書いているレビュー記事ですが、特に気にせずいつも通り思ったことを色々と書いていきます。
(当ブログの方針をご理解の上、承諾頂いております)
今回レビューするのは、 RIGGER’S BELT UNDEFEATED TYPE Aという商品で、ブラック、コヨーテブラウン、フォリエッジグリーンの3色になります。
また、サイズは私のウエスト幅に合うようにSサイズをお借りしています。
尚、サイズは3サイズ用意されており、それぞれ
- S 71~84cm
- M 84~96.5cm
- L 96.5~109cm
というようなサイズになっています。
3色もあるので、並べてみた方が色の違いとか分かりやすいと思ったので、3色の製品を同時にレビューしていきます。
まず、今回ご紹介する『RIGGER’S BELT UNDEFEATED TYPE A』は、その名の通りベルトのカテゴリとしてはリガーベルトになります。
一言にリガーベルトと言っても色々な種類がありますが、基本的には『丈夫な素材』『脱落防止ワイヤー等を取り付ける箇所がある』『ズボンのベルトループに通る太さ』等といった共通の特徴があります。
FUSION製品のほぼ全てに共通して言えるのですが、ADF Raptorというバックルが採用されています。
このバックルは高強度かつ軽量である事が特徴で、着脱などの操作方法はAustriAlpin製のコブラバックルとほぼ同じです。
ベルトを持った瞬間にバックルの軽さに驚きました。
こちらのベルトに付いているバックルよりも一回り小さいコブラバックルとほぼ同じ重量か、もしかしたらそれよりも軽いです。
バックルはベルトに固定されてしまっており、外す事が出来ないので正しい重量ではありませんが、測りで重さを測ってみた所、48gでした。
バックルの裏側には耐荷重が書かれており、引っ張った場合は9キロニュートン、折り曲げるような負荷を与えた時は18キロニュートンらしいです。
このスペックはコブラバックルと同様ですね。
コブラバックルのすぐ脇にはウェビングが縫い合わされており、ラペリング・ループの役目を果たすようになっています。
ラペリング・ループのバックル側は2箇所に、後ろ側は4箇所に渡って幾重にも重ね縫いがされており、非常に高い強度を持っている事が伺えます。
基本的にはカラビナ等を使って安全帯やラペリングデバイス等を取り付ける為のものですが、パラコードや輪ゴム等を通してサイリウムホルダーとして使うのもアリだと思います。
また、この部分をナイロンにする事でBLACKHAWK!やVTAC等のリガーベルトで採用されている金属製のDカンやVリング等では出来なかった軽量化と省スペース化、静穏化が実現しています。
ベルトの内側にはタグが縫い付けられています。
それぞれにモデル番号とロット番号、製造年月日の記載がされており、個別に管理されている事が分かります。
今回お借りした個体は全て2017年8月末に作られた製品のようです。
ベルクロはこんな感じ。
少しオス側のベルクロが少ない気もしますが、調整幅の広さを考えると仕方がない感じでしょうか…。
ベルトの幅は約45.6mmと、いわゆる1.75インチ幅のベルトのようです。
また、厚みは約4.4mm、折り返した部分(ベルクロの厚み込み)を合わせると約10.3mmでした。
幅や厚さに関しては一般的なズボン(BDUやコンバットパンツ等)のベルトループに通すには最適なサイズだと思います。
RIGGER’S BELT UNDEFEATED TYPE Aの着用例
着用例はこんな感じ。
ユニクロのジーパン+RIGGER’S BELT UNDEFEATED TYPE A ブラック。
いきなりBDUではありませんが、このように一般的な市販のズボンでも使えるサイズのようです。
ただ、かなりギリギリでしたが…。
あと、ベルトの素材がかなり硬い為、このようにベルトに直接マガジンポーチを取り付けても暴れにくいです。
もちろん、ホルスター等を取り付ける事も出来ますね。
続いて、LBXのコンバットパンツだとこんな感じ。
迷彩パターンはPROJECT HONOR(名誉迷彩)、ベルトの色はコヨーテブラウンです。
こちらのベルトループにはジャストフィットな感じ。
まあ、元々はこういった戦闘服用のベルトループに通す為のベルトですからね…。
最後に、UR-TACTICALのコンバットパンツとの組み合わせ。
迷彩パターンはマルチカムトロピック、ベルトの色はフォリエッジグリーンです。
このような感じになります。
着用してみて分かったのはまず、バックルで採用されているADF Raptorの使い勝手の良さですね。
スムーズに着脱が出来ますし、特にロックレバーが大きめなので、片手での操作も容易です。
この辺りはコブラバックルよりも使い勝手が良いのではないか?と思いました。
また、硬いナイロン生地が使われている為、体を動かしてもズレないという安心感も良いですね。
流石にビアンキベルト程とは言いませんが、型崩れしにくいです。
という訳で、腰回りをシンプルに済ませたい場合にはお勧めのベルトだと思います。
シンプルに済ませたいとは言ってもマガジンポーチやホルスター程度は問題なく取り付ける事が出来ますので、比較的汎用性の高い製品だと思います。
尚、こちらの商品はMilitaryShop TORAYAMA様の通販サイトからご購入頂くことができます。
https://trym.shop-pro.jp/?pid=134718391
また、ECHIGOYA秋葉原店にて2018年2月から店頭に並ぶ予定の為、実物を確認したい場合はECHIGOYA秋葉原店まで足を運んでみてはいかがでしょうか?