King Arms MDT LSSの分解レビュー(マガジン、バレル、チャンバー、ボルト内部) | エボログ

King Arms MDT LSSの分解レビュー(マガジン、バレル、チャンバー、ボルト内部)

King Arms製のガスボルトアクションライフル、MDT LSSを分解していきます。
尚、外装や初速などについて掲載している開封レビュー記事はこちらからどうぞ。

マガジンを分解していきます

まず最初はマガジンから。

開封レビューでも書いた通り、注入バルブはWE互換で、バルブレンチは一般的なマルイ系のバルブレンチで外す事が出来ます。

HFC134AやHFC152Aなどの国内用のガスが入りにくいという問題は、WE用の国内仕様バルブに交換する事で改善します。

続いてマガジンの中身をバラしていきます。

まず、マガジン上部、ガスルートの左右に付いている2本の皿ネジとマガジン下部の内側に付いている1本の六角ネジを外す事で、弾が入る部分が外れます。(写真左)
続いて、マガジンの後ろ側のピンを外す事で、ガスタンクを抜く事が出来ます。(写真右)

※右の写真では2本のネジも外れていますが、この時点ではこのネジはまだ外す必要はありませんでした。

ガスタンクを引き抜いた後、ガスタンク後部にある4本の皿ネジを外すと、放出バルブの一部が外れます。
続いて、マガジン上部からバルブレンチを使って放出バルブのもう片側を外す事が出来ます。

このマガジンのバルブの構造はこのような形になっているようです。
なかなか面白い動きをするバルブですね。

タナカ製のガスボルトアクション用マガジンも同じような仕様なのでしょうか(タナカのマガジンは分解した事が無いので不明)

最後に、2本のガスタンクを外せばマガジンの分解は終了です。

当初、マガジンの分解はやるつもり無かったのですが、ガスを入れすぎると初速が下がり、少なくなってくると初速が上がるという問題に悩まされたのでそれを改善する為にマガジンの分解を行いました。
詳細な調整方法は後日、調整記事の方でまとめます。

グリップ、ストック部分の分解

本体内部の分解を行う前に、外装パーツを外していきます。

グリップは実物・GBB準拠のもので、グリップ内側からのネジ止めになっているので、底蓋を外して中のネジを外します。

ストックチューブは電動ガン用のもので、ストックチューブ内部からネジ止めされています。
受け側の突起が長い為、社外製品との相性問題がありそうな気がします。

続いて、ストックとバレル・レシーバー部分を分離させます。
ストック下部のネジを2本外す事で、上下に分離させる事が出来ます。

開封レビューの方でも紹介しましたが、ボルトハンドルはトリガー手前のボタン(赤矢印)を押しながらボルトハンドルを引く事で、外す事が出来ます。

MDT LSSのボルト周りを見ていきます

MDT LSSのボルトは見ての通りタナカ製のガスボルトアクションライフルのものにとても良く似ています。
国内用にデチューンする為かノズルが絞られているのに加えて、タナカ製には無かったであろうガスの流量を調節する為のネジが付いています。

開封レビューでも書いた通り、この流量調節ネジは、初速を下げる事は出来ても上げる事は出来ませんでした。

正直、このネジを使って初速を下げるという事は、無駄なガスを消費させているだけなのであまり好きじゃないんですよね…。
NPASと違って、ノズル側に流れるガスの量を絞った所でリコイルが変化する訳でも無いですし。

ガスボルトを分解するには、ボルト中腹にある2本のマイナスネジを外します。

続いて、写真右中央のパーツに付いているイモネジを緩めてから、スプリングが付いているシャフトを回して外す事で、ボルトハンドル側もバラバラに出来ます。
尚、ボルトハンドルの内側にはべっとり高粘度のグリス(白色)が塗布されていました。

ノズルは圧入+接着のようで、簡単には外すことが出来ない感じでした。

MDT LSSのバレル・チャンバー周りの分解

続いて、レシーバーに付いているバレル、チャンバー周りを分解していきます。

まずは、レシーバー側面に付いている2本のピンを抜きます。
このピン、片方はアルマイト処理されているのですが、もう片側は油性ペンで塗られていました。何だこの雑さは…。

次に写真左側のナットを赤矢印の方向に回してアウターバレルの固定を解除します。
また、2本のピンを抜くだけではチャンバーをずらす事が出来ず、HOPダイヤルを先に外す必要があります。

アウターバレルがレシーバーから外れたら、インナーバレルとチャンバーを引っこ抜きます。
アウターバレルの内径はインナーバレルの外径とほぼ同じで、インナーバレルには3箇所にOリングが付いているのでインナーバレルのガタツキは一切ありません。

インナーバレルの長さは約500mmとかなり長いです。
ちなみに、インナーバレル先端のこのOリングが、マズル部分に接触する事で、回転して外れないようになっています。

そのため、バレルカットを行うとマズル部分のネジが使っているうちに緩んで、外れてしまう可能性があります。

続いて、チャンバーを覆っている黒いパーツを外します。
このパーツは側面のイモネジを緩める事で外す事が出来ます。

チャンバーは小さなプラスネジ1本で固定されています。
中身はこんな感じで、バレルとチャンバーパッキンはマルイタイプ、HOPアジャスターは真鍮製のブロックでチャンバーパキンを直接押す仕様でした。

チャンバーパッキンは海外製ガスガンらしい硬度で、かなり硬いです。
HOPの突起はマルイと同じような感じ。

高圧ガス仕様のパキンだと思われるので、国内用として使うなら交換するのが良さそうです。

東京マルイ純正のチャンバーパッキンが手元に無かったので、PDI製品のWホールドチャンバーパッキンとの比較。
パッキン横についている突起の長さが少し違うだけで、そこさえ削れば使えそうです。というか、実際に使えました。

という訳で、King Arms MDT LSSの分解レビューは以上になります。

トリガー周りは割と構造が複雑なので分解が面倒そうだったのと、恐らく中身を確認しても何か仕様を変える事も出来ない気がしたので、分解はしていません。
そもそもトリガー周りに関しては特に不満も無いですしね…。

分解してみた感想ですが、ボルトアクションという構造のシンプルさ故、分解・組み立てはとてもやりやすいですね。
また、バレルやチャンバーパッキンがマルイ互換なのも高評価です。

というわけで、次のMDT LSSレビュー記事は、カスタムネタになります。