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VFC AEG MP7A1のトリガースイッチ乗り上げ(破損)対策について

記事作成日:2019年8月1日

色々と弄っているVFC AEG MP7A1ですが、ショートストロークトリガー化した時「トリガーのスイッチを押すレバーが、スイッチの上に乗り上げてしまう」というトラブルが何度か発生し、更に他の人の破損報告の状況を聞く限り箱出し状態でも同じ現象が起きるような感じがしたので、改善策を紹介しようと思います。

言葉で説明しても分かりづらいかと思うので、まずはこの写真を御覧ください。

ショートストローク化によって色々細工がされた後の状態ですが、問題が起きている事がお分かり頂けるでしょうか…。

そう、本来はこんな事になっちゃいけないんですよ。

でも、VFC AEG MP7A1はそのスイッチの構造上、こういう事が起きてしまうのです。
場合によってはスイッチを破損させてしまう事もあるトラブルなので、要注意だと思います。

このスイッチの上に乗り上げてしまうという現象は私が行ったやり方でショートストローク化を行った場合と、11.1VやCレートの高い7.4VのLiPoバッテリーを繋いでいる状態で、セミオートを撃つ際にトリガーを目一杯引いているとまれに発生する現象のようです。

まず、VFC AEG MP7A1のトリガー周りの構造を説明します。
VFC AEG MP7A1の構造は実質ブルパップ方式の電動ガンのそれと同じです。

トリガーを引くとトリガーバーが前側に動き①、トリガーと連動して動くL字状のパーツを回転させ、スイッチが押されます②。

この状態でセクターギアが一回転するとカットオフレバーが下り、トリガーと連動して動くL字状のパーツを下げ、トリガーバーとの引っ掛かりを無くします。
これでカットオフされる訳です。

尚、セレクターレバーをフルオートの位置にするとトリガーバーが下がり、カットオフレバーを押し下げます。
これでカットオフレバーは動作しなくなり、トリガーを引いている間ずっとスイッチが押される事になります。

ここで問題になるのはトリガーを引いた時に生まれるこの隙間です。
写真左側の隙間はショートトリガー化によって生じた隙間ですが、写真右側の隙間はショートトリガー化と関係無しに隙間が空いています。

この不必要な隙間のせいでL字状のパーツが必要以上に回転してしまい、スイッチの上に乗り上げてしまうようです。

なので、この無駄な隙間を埋めてしまえば良いわけです。
大して強度を必要としない部位なので、プラ板を加工して接着してみました。

これで必要以上にトリガーを引く事は無くなりましたし、L字状のパーツが必要以上に回転してしまう事も無くなったはずです。

という訳で、一旦これで様子見ですね。
ショートトリガー化、一筋縄では行きませんね…。

そういえばFIRSTはVFC MP7A1のカスタムメニューとしてショートトリガー化加工があるのですが、どういう方法でやってるんでしょうかね…。

こんな面倒くさい事をやってるのか…それとも実はもっと簡単な方法があるのか…。

ともあれこれでVFC AEG MP7A1弄りも一段落です。
100発程度セミ・フルでテスト動作させてみましたが、特に異常は無さそうです。