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Carbon8 M45 DOCを可能な限り分解していきます

記事作成日:2019年12月17日

Carbon8 M45 DOCの分解を始めていきます。
とりあえずまずは分解可能範囲の紹介という訳で、分解防止対策が施されていない範囲での分解になります。

開封レビューでも紹介しましたが、ここまでは工具不要で分解が可能です。
この程度はメンテナンスを行う際にも必要なレベルの分解でしょう。

まず、フロントサイトを外します。
フロントサイトは横方向にスライドさせる事で外す事が出来ます。

軽く押して動かない場合はフロントサイト上部のイモネジが締まっている可能性があるので、緩めてみてください。
自分の個体はイモネジは締められておらず、簡単に外せました。

ちなみに、フロントサイトはリコイルでもズレます。

続いて、スライドストップのノッチを保護する為の金属パーツを外します。
ネジ1本で固定されています。

続いて、ブローバックエンジンを固定している後部の六角ネジとリアサイトに付いているマイナスネジを外します。

後はスライドを少し引っ張りながらブローバックエンジンを押し出すか引っ張る事でエンジンを外す事が出来ます。

ブローバックエンジンの形状は旧型ガバメントそっくりですが、ローディングノズルのリターンスプリングの位置が違っている感じ。
ブリーチ上部には「J」という刻印が入っていました。(日本モデルという事でしょうか…)

軽量ブリーチのような社外製ブリーチを取り付ける事も出来るかもしれません。

ローディングノズル、ピストンカップ、ブリーチに分離させるとこんな感じ。
ローディングノズルにも「J」と入っていました。

ローディングノズルにピンが刺さっており、ピンを抜くことでフローティングバルブと、フローティングバルブスプリングが外れます。

フローティングバルブはかなり独特な形状をしています。
ただ、構造的には東京マルイの負圧式と同じ感じだと思われます。

シリンダーの内径は13.8mm、ピストンカップはネジに引っ掛ける方式なので、この辺りのカスタムのできそうですね。

とりあえずこれでスライド側は分解が完了しました。
どうやらスライド側には分解防止対策は特に施されておらず、普通に分解が出来るようです。

尚、バレルやチャンバーに関してはパッキン交換記事で紹介しているので、こちらをご参照ください。

続いて、グリップ側の分解を行っていきます。

まず、グリップパネルは普通に外すことが出来ます。
このパネルは純正オプションパーツも販売されているので、交換する事が想定されているのだと思われます。

グリップパネル内側はこんな感じ。
CO2カートリッジの膨らみを逃がす為の窪みがグリップパネル下部に設置されているのが特徴です。

尚、グリップパネルを取り付けるネジ穴には真鍮インサートが入っていました。

マガジンキャッチも普通に外す事が可能です。

しかし、これ以上の分解を行う事は実質不可能となっています。
というのも、写真赤矢印のところに分解防止対策のピン(はめ殺しのピン)が挿入されており、これ以上の分解を行う事が出来なくなっています。

その為、トリガーやセーフティ、ハンマー、ハンマースプリングハウジングの見た目を変えたいという要望を持っている人は注意が必要でしょう。
構造上、サムセーフティなら無理やり外す事は出来るとは思いますが、破損するリスクがあるのに加え、組み立てられる保証が無いのでオススメは出来ません。

尚、取扱説明書にも書かれていますが、これらの分解防止ピンを外すと(厳密には外そうとした痕跡がある場合らしい)保証対象外となります。
はめ殺しなので叩いて抜く事は出来ず、削るしか無いですね。
ちなみに、ピンはスチールなのでかなり硬いです。

という訳で、Carbon8 M45 DOCの”可能な限り分解”記事は以上になります。