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Carbon8 M45 DOCの分解レビュー続編、完全分解しました(分解防止除去)

記事作成日:2019年12月19日

先日、Carbon8 M45 DOCを可能な限り分解したのですが、今回はそれ以上の分解を行っていきます。
通常分解に関しては下記記事をご参照下さい。

Carbon8のM45シリーズには写真赤矢印のところに分解防止対策のピン(ハメ殺しのピン)が挿入されており、写真以上の分解が出来ない仕様になっています。

取扱説明書にも書かれている事ですが、これらの分解防止ピンを外すと(厳密には外そうとした痕跡がある場合らしい)保証対象外となります。

まあ、これ以上分解する場合は壊す覚悟で…というか、壊す事になるかと思われます。

という訳で、まずハンマースプリングハウジング側のピンを抜きました。
普通、ガバメント系のハンマースプリングハウジングはピン穴が貫通しているのですが、Carbon8 M45 DOCのハンマースプリングハウジングは真ん中に仕切りが付いており、ハメ殺しを実現しているようです。

ピンはドリルで削り、ペンチか何かで引っ掛けられるようにしたら引っこ抜くのが良いと思います。
個体によっては叩いた衝撃で抜けたりする事があるらしいですが…。

問題はドリルで削る時にピンが空転してしまい、ドリルを滑らせてしまう事があった事でしょうか…。
また、当初空転してしまっている事に気づかず無茶な力をかけたり長時間空転させてしまったせいでピン穴が歪んでしまいました…。
やはりこういう作業をする時にボール盤が欲しくなりますね…。

ハンマースプリングハウジングやの中身はこんな感じ。
CO2マガジンの放出バルブを叩く為か、ハンマースプリングは結構硬めの物が入っていました。
シアースプリングは普通な感じ。

ハンマースプリングの硬さとフローティングバルブの仕様を見る限り、この銃のデチューンは放出バルブ側のみで行われていそうな印象があります。
海外仕様の銃のパワーを下げる方法はいくつかあるのですが、放出バルブ側で絞ってしまうのは一番効率がよく確実な方法なので個人的には嬉しいです。

やる予定は無かったのですが、マガジン側も分解したくなってきました…。

ハンマースプリングハウジングを外したらサムセーフティも外せます。

形状は東京マルイ製品とそっくりな感じ。
この感じならカスタムパーツも使えそうな気がします。

グリップセーフティも同様。
マルイ系ですね。

続いて、スライドストップの裏側、フレームとインナーシャーシを固定しているハメ殺しのピンを同様に除去して、フレームとインナーシャーシを分離させました。  

本来はねじ切りがされており、六角ネジなどがねじ込まれている部分ですが、Carbon8 M45系ではピンです。
ネジ穴すら空いていないので専用仕様ですね。

戻す時にネジ山を切って、普通のガバメント系と同様ネジ固定にするのが良さそうです。

トリガーやディスコネクター周りも東京マルイ製品にそっくり。

インナーシャーシには、ブリーチに入っていたのと同じ「J」という刻印が入っていました。
やはりJapanの事なんですかね…。

ハンマーやシアー周りはこんな感じになっています。
この辺りの形状もマルイ系とそっくりですが、少しだけシアーの形状が違う気もします。

ハンマーやシアーを取り出してみました。

ハンマーの反対側。
これも東京マルイ互換のパーツが使えそうな気がします。まあ、ポン付け出来なくても加工すれば何とかなるレベルかと。

という訳で、これでフレームはスカスカになりました。

完全分解完了ですね。

変えるパーツは変えて、組み立てようと思っています。
少なくとも分解防止ピンは破壊してしまったので、ピンを用意しないといけないですからね…。

ハンマースプリングハウジングも、純正を加工してまで流用する気になれないので、社外のを組み込もうと思っています。

まあ、その辺りのカスタムはまた追々…。