Wolverine REAPERのシリンダー容量を減らすパーツ完成、ARES M45に組み込みました | エボログ

Wolverine REAPERのシリンダー容量を減らすパーツ完成、ARES M45に組み込みました

2020年3月20日

先日『Wolverine REAPERのシリンダー容量を減らすパーツを作ってみた(試作)』という記事で3Dプリントで作成したREAPERのシリンダー容量を減らすパーツを紹介しましたが、微妙に寸法を調整しつつ若干容量を減らしたバージョンで再出力をかけました。

以前の仕様は60%と言っていましたが、このバージョンでは65%程度になっています。

前回からの変更点は下記。

  • シリンダーの有効容量となる部分の壁を厚く
  • ノズルが通る部分の内径をもう少し絞れる感じがしたので内径を狭く
  • シリンダー内側につけるフィレットの大きさを調整
  • 出力時の誤差が若干ある感じがしたので、僅かに小さめに設計
  • 2個同時出力において、距離を近づけた(これだけで50円程度安くなった)

主に寸法の調節ですね。
DMMのナイロン出力は実際の寸法よりも0.2mm程度小さく出る事は知っていたんですが、更に出力自体の誤差も多少あるようで、安全マージンを考え少しだけ小さく作っています。(特に全長)

ちなみに、BOOTHにて販売中ですので、ご興味のある方は是非。
1セット1500円になります。

という訳で、そういう微調整は行ったものの基本的には前回の仕様と同じです。

一式取り付けるとこんな感じ。
サイズぴったり、無加工でポン付けです。

後は普通に組み立て。
尚、前回の記事でリーパーの後ろ側にOリングを取り付けて電磁弁ユニットのガタ取りを行いましたが、これが中々良かったので今回もやってます。

続いて、前回の記事ではネジ不足により実装出来なかったトリガーを取り付けていきます。
こんな感じでM2のネジとナットを使ってユニバーサル基板にマイクロスイッチを取り付けます。

このままでも問題なく使えたのですが、トリガーストロークを調整したかったので、トリガーに接着剤を塗布、アルテコで固めて盛りました。

写真左が無負荷状態、写真左がトリガーを引き、スイッチが押された瞬間位の位置です。
まあ、ちょん引きで撃てます。

構造上このマイクロスイッチが押されてしまったら動作されてしまい、別にセーフティレバーと発射機構が連動している訳では無いので少し不安は残りますが…。
普通の電動ガンと同様、セーフティレバーは物理的にトリガーを動かないようにしてるだけなのでね。
まあ、そのうち確実なセーフティ機構も実装したいなとは思ってますが、いつになる事やら。

後はレシーバーやストックやらを取り付けるだけなのですが、その前にレイスCO2ストック側の仕様を変更する事にしました。

以前、燃費について色々試行錯誤してた時にこんな感じでゴムのスペーサーを沢山突っ込んで、CO2ストック側のガス室も埋めていたんですが、これ意味ないなと思ったのでやめました。
燃費に影響を及ぼすのは実質リーパーのシリンダーだけですし…。

という訳で、余計な物を外したレイスCO2ストックなどを取り付けて射撃可能な状態に。

そのまま以前84m/s〜85m/s位の初速を出していたハンドガードを取り付けた所、87m/s台まで上がってました。
レイスCO2ストック側を弄ったせいでしょうね。

まあ、一旦それは置いといて以前レビュー記事を書いた『ARES M45シリーズ専用 M-LOKハンドガードセット ロング』をベースに調整していきます。

まず、組み込むインナーバレルはKM企画のTNバレルで長さは210mm。
出来れば260mm位のが良かったのですが、余ってたのがこれだったので…。

HOPパッキンはメイプルリーフ MACARON 70度です。
久しぶりに一切バリの無い、綺麗なMACARONを見つけたのでこれを組み込む事にしました。

いや〜…。
こういうマカロン久しぶりに見ましたよ…本当に(最近の個体、バリが本当酷い)
ちなみに安心して買えるのは新型のSUPERとWONDER系ですね。

よく「硬度は何が良いか?」と聞かれますがぶっちゃけ私は勘です。
エアコキや電動ガンなら50〜70、ガスなら60〜70、CO2なら70といった感じが良いと思ってますが、別に比較検証したデータを持ってる訳じゃないので勘で選んでます。

尚、HOPアームは一旦純正のクソ仕様のままです。
MACARONが頑張ってくれるはず。

HOPアームを普通のにしたい場合は下記記事を参考にしてみてください。

とりあえずこんな感じで組めました。
HOPが右側にズレてるように見えますが、写真写りの問題です。
また、給弾ルートから少しだけパッキンの口が見えている状態なのですが、多分これで正常です。

ちょっと不思議だったんですが、ARES M45のチャンバーってここからパッキンの口が飛び出して、BB弾の給弾をほんの僅かに阻害する程度が一番安定するんですよ…。
尚、飛び出し過ぎるとノズルがパッキンを巻き込んでしまったり給弾不良になるので良くないです。
上がってきたBB弾がほんのちょっとだけ止まるかな?程度の突出量が必要です。

という訳で、これでインナーバレルは完成。
KM企画TNバレルの先端にはガタとり用のOリングを取り付ける溝が2つあるのですが、1個にだけOリングを取り付けました。
2個取り付けるとタイト過ぎたので…。

ハンドガードに組み込み、レシーバーに装着。

弾棒を使ってノズル長とHOPの突出具合を確認。
特に問題はありませんでした。

という訳で、これで2種類のハンドガードが完成、切り替えて遊ぶ事が出来るようになりました。

初速と燃費について

という訳で、初速と燃費のチェックです。
弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾、CO2カートリッジは安定のマルシン製(計測前に新品を挿入)です。

開始時のCO2ストックの温度は21.6度、初速は92m/s前後でした。
この初速はHOP量を調整して最大初速になる状態で計測しています。

1秒で1発ずつ撃つ感じで撃っていきます。
99発目(実際は弾切れ時の空打ちを行っているので100発を超えてます)でストックの温度は20度まで下がりましたが初速の変動は無し。

更に撃ち続ける事190発目位で初速が低下し始めます。
発射音も明らかに違う物になるので、普通に撃ってれば「あ、そろそろガスが切れるな」という事が分かるはずです。

190発目と199発目の状態

最後はこんな感じでCO2ストックが15度、初速が70m/s前半まで落ち込みました。

210発目位で「シューッ」という音を立ててガスが抜けました。
ガス圧が低くなりすぎて漏れてしまったのだと思われます。

温度を上げた際の初速の変動について

続いて温度を上げた場合における初速の変化について見ていきます。

まず、常温(20度)で0.20gでの初速が92m/sに設定してある状態でストックの温度を30度まで上げます。
結果、94m/s台と2〜3m/s程度の初速UPになりました。(0.20gで計測)

更に温度を上げて40度。
破裂しないかビビリながら温めてましたが、とりあえず大丈夫そうでした。
結果は30度の時と大差無し。

この辺りが初速の上限なのかもしれないですね。
ただ、温度が上がる事で94m/sに突入してしまうと考えると、標高が高くて温度も高い環境だと割とギリギリの初速になってしまう可能性があるので、実際にゲームで使う前に更に安全マージンを設けてもう少し下げておこうと思います。

ただ、フロンガスに比べるとだいぶCO2は安定してますね…。
温度が10度上がれば初速も10m/s上がるとかフロンガスだとあり得る話ですので、それと比べると2m/sの初速UPなんて大したこと無いです。

尚、BB弾の重さを増やした場合でも若干ジュールが上がります。
これは銃全体のセッティングによっても変わってくる話なので、全てのCO2銃がこうか?と言われると微妙な所なんですが、今回私が弄った奴はこんな感じになりました。

プレシジョンマックス バイオBB弾を使用

0.20g:0.846J
0.25g:0.865J
0.28g:0.898J

こういう初速の変動も考慮して安全マージンを取るようにしていますが、普段からそういう感覚が無い人も最近多いので、注意が必要だと思います。
基本的に初速はあらゆる環境によって変動するものですので。
山の上の方のフィールドとか行くと、弾速チェックの時に割と想定外の初速出ますよ。

という訳で、これで一旦ARES M45の電磁弁カスタムは一段落です。
後は実際に長距離を撃ってみてから、また細かい調整はやるかもしれませんが、初速や燃費に関わる部分は替える事は無いと思います。