ICS Sarsilmaz SAR9 ガスブローバックハンドガンのレビュー | エボログ

ICS Sarsilmaz SAR9 ガスブローバックハンドガンのレビュー

2020年4月24日

ICS製のガスブローバックハンドガン、『Sarsilmaz SAR9』と、IMI製のSAR9対応ホルスター『IMI-Z1200』を、MilitaryShop TORAYAMA様よりお借りしたのでレビューしていきます。

こちらの製品は現在予約中で、2020年5月下旬~6月上旬くらいの発売予定となっています。
今回お借りしているSAR9はサンプル品ですが、量産品もこのサンプルと同スペックで発売されるとの事です。

という訳で、まずはICS Sarsılmaz SAR9のレビューを行います。
まずSarsilmaz SAR9という拳銃ですが、こちらはトルコの銃器メーカーであるSarsılmaz社(Sarsilmaz Firearms Corp.)が作る拳銃で、9x19mm弾を使用します。

ICSが正式ライセンス契約を結び、エアソフトガン化したのが今回ご紹介するICS Sarsilmaz SAR9になります。
ICSと言えば架空銃の製品が多い印象がありますが、たまにこういう正式ライセンス品もリリースされますね。

付属の説明書は英語ですが、基本的な操作方法がイラスト付きで紹介されています。
特別、特殊な操作方法も無いので困る事は無いでしょう。
また、パーツリストと分解図の記載もあるので、分解したい時に役立ちそうです。

銃本体に加えてマズルアタッチメントとグリップパネルが付属します。

こんな形の拳銃です。
写真右側がホールドオープン状態。

反対側はこんな感じ。
尚、スライドがアルミでフレームが樹脂という一般的な海外製ガスブローバックハンドガンの仕様(ハーフメタル)になっています。

パーツパーツで「何かに似てる」と感じる所が多々あると思います。
個人的にはGlockとHK VP9とWALTHER P99/PPQが合体したような感じの印象を受けました。

ICS Sarsilmaz SAR9のカラーバリエーションについて

今回レビュー用にお借りしたICS SAR9は見ての通り黒色ですが、フレームとグリップパネル類に関してMilitaryShop TORAYAMA様限定でセラコートで何種類かカラー展開をする予定との事です。

TAN、GRAYが現状決まっているカラーで、他にも2種くらいなにか色を作ろうと考えているようです。

セラコートフレームの発売は本体よりも少し遅れての発売との事です。

ICS Sarsilmaz SAR9の細部を見ていきます

という訳で、細部を見ていきます。
正面から見るとGlock感がありますね。

マズルはガスブローバックハンドガンではおなじみの11mm正ネジになっており、付属の14mm逆ネジアタッチメントを取り付ける事でサプレッサーなどのマズルデバイスを取り付けられるようになります。

ICS SAR9にサプレッサー(MADBULL GEMTECH GM-9)を取り付けるとこんな感じになります。

フレーム下部には本来はシリアルナンバーが記載されていると思われる金属パネルが埋め込まれており、ここに『Cal. 6mm BB』と入っています。
また、20mmレールも付いており、ライトなどを取り付ける事が出来ます。
Surefire XH35を取り付けると写真右のような感じになります。

スライドの左側にはMADE IN TAIWANのシール以外には何の刻印も無くて味気がないのですが、右側には色々刻印が入っています。
セレーションは後ろ側と前側に入っています。

エジェクションポートはこんな感じで、9×19の刻印が入っています。
また、エキストラクターはスチール製で別パーツになっています。

スライドの後部は少し丸みを帯びていますが、Glockっぽい感じ。

フロントサイトとリアサイトは調整不可能の固定式。
大きめのホワイトドット(集光)が入っています。

サイトピクチャーはこんな感じ。
写真右が明るい所、写真左が暗い所でのサイトピクチャーです。

集光の持続時間としては数分程度な感じだったので、長くも短くもない感じ。
サバゲーで使うならちょくちょくライトなどで光を補充する必要があります。

スライドロックレバー(テイクダウンレバー)はこんな感じ。
押し下げてロックを解除する方式がWALTHER P99やPPQの感じを醸し出しています。

トリガーはこんな感じでGlockっぽいトリガーセーフティ付き。
トリガーの根本の所に赤い印が付いているのが特徴的で、射撃可能状態だとこの赤い印がはっきり見えるという仕様になっています。

トリガーフィーリングはまんまGlockのそれです。
写真左が無負荷状態で、写真右位の位置までは軽く引く事が出来ます。

少し抵抗がある状態で写真左側まで引くことが出来、更にトリガーを引き続けるとハンマーダウンします(写真右)

トリガープルは5回の計測で最大0.52g、最低0.38g、平均0.44gでした。
結構軽めのトリガープルですね。

スライドストップやマガジンキャッチボタンは程よく飛び出しているので操作しやすいです。
尚、これらのパーツはアルミで出来ています。

グリップはこんな感じです。
これはWALTHER PPQとHK VP9が合体しているような感じ…。

形状がVP9、テクスチャはPPQみたいな感じですかね…(HK VP9との比較)
VP9のりも少しフィンガーチャンネルは低めですね。

尚、オプションのグリップパネルはLサイズです。
グリップ底部のピンを抜いてパネルを交換する事が出来ますが、自分の手の大きさ(メンズ用グローブのSサイズで丁度よいサイズ)だと付属のグリップパネルの大きさで丁度良かったです。

マグウェルはこんな感じ。
至って普通な形状。ランヤードリングはありません。

マガジンを挿すとこんな感じになります。
グリップ底部の中央が窪んでいるおかげでマガジンを抜く時の操作性が良いです。

ICS Sarsilmaz SAR9のマガジンについて

ICS SAR9のマガジンは専用品です。
装弾数は22発。

リップ側はこんな感じ。
ガスルートパッキンは結構大きめで柔らかく、ローディングノズルにしっかり密着してくれそうな感じです。

注入バルブはこんな感じでマガジン底部に付いています。
ちなみに、マガジンバンパーをずらすとどことなくCO2マガジン感のあるネジを確認。

もちろん、このマガジンはリキッドチャージなのですが、ある程度のパーツをCO2マガジンと共用出来る仕様にしているのでしょうか…それとも形状的にこういう仕様の方が作りやすいのか…。
パッケージもガスとCO2のチェックがあるので、発売を予定していそうな感じはあります。

尚、リキッドチャージマガジンの注入バルブは国内用に交換されているようで、HFC134AやHFC152Aなどの国内用ガスを注入した時に「シューッ」としっかり音が鳴りますし、満タンになると吹き戻しもありました。
海外製品で最初から注入しやすい注入バルブが付いているのは有り難いですね。

写真左が空のマガジン、右が満タンにガスを入れた状態の重量です。(ガスはHFC134A)
ガスは16g程度入るようです。

ガスの容量としてはこのサイズのマガジンとしては普通な感じです。

ICS Sarsilmaz SAR9の作動性能と箱出し状態の初速について

ICS SAR9の動きと初速をみていきます。
リコイルスプリングは結構柔らかめで、ブローバックの作動は凄くスムーズ。
キビキビ動きます。

続いて初速計測。
計測で使用しているガスはHFC134A、弾は東京マルイ製の0.20g樹脂弾です。

まずは常温(25度)での計測。
初速は65m/s前後で、動作も問題なくキビキビ動きます。

続いて、少し温めて30度ちょいでの計測。
5m/s程度初速が上がり、69m/s〜71m/s程度で、ガツガツ動くようになります。
スライドの重さもあり、良いリコイル感ですね。

更に温度を上げてみました。
40度近くまで上げたのですが、初速はあまり変わらず平均すると1m/s程度上がった位でした。
また、リコイルもかなり上がります。

更に温度を上げて計測。
50度まで上げた結果、74m/s程度まで高い初速が出ましたが、生ガスが吹き出すようになってしまい、安定はしませんでしたが、リコイルは最高ですね。

このサイズのハンドガンとしては無難な初速ですね。
また、マガジンの温度(ガス圧)を上げても初速があまり大きく変わらないのは良いですね。

リコイルの感じとしては、Umarex/VFC HK VP9に近い物がありました。

ICS Sarsilmaz SAR9のスライド取り外しとHOP調節について

ICS SAR9はHOPを調整するのにスライドを外す必要があります。
という訳で、先述したWALTHERっぽいスライドロックレバーを押し下げてスライドを外します。

ICS SAR9のスライド側はこんな感じ。
外側は既存の銃を組み合わせた感じが強いですが、中身は独特な形状になっています。

HOP調節はチャンバー下部のネジを操作して行います。
ネジは結構固めで、緩みにくい仕様になっている感じがあります。
ネジを締め込むとHOPが強くなり、緩めるとHOPが弱くなります。
HOPの突起は一般的な形状。

尚、チャンバー周りとリコイルスプリングガイドはこんな感じ。
リコイルスプリングは線径が細く、若干不等ピッチになっていますね。

ブリーチはこんな感じ。
一般的な負圧式のブローバックエンジンの模様。

グリップ側はこんな感じです。
結構肉厚な金属シャーシが収まっています。

尚、こちらはSIG P320のFCUのような感じのユニット化されたモジュールになっています。

ハンマーはマルイGlockっぽいローラー付きのハンマーが付いています。

ICS Sarsilmaz SAR9で使えるホルスターの紹介

ICS SAR9で使えるホルスターの紹介です。
まず、SAR9と一緒にお借りしたIMI-Z1200の紹介を行います。

IMI-Z1200

こちらはIMI製の樹脂ホルスターで、Taurus PT 24/7 G2とSarsılmaz SAR9に対応している製品です。
ホルスターと六角レンチが入っています。

裏側はこんな感じ。
ズボンに引っ掛けて使うタイプのアタッチメントが付属しています。

このアタッチメントは同社製のROTOシステム アタッチメントになっています。
付属の六角レンチを使って取り外す事が出来ます。

IMI-Z1200にICS SAR9を入れるとこんな感じ。
軽く差し込むだけだとロックされないので、少し強めに奥まで差し込むのがポイントです。
そうする事で、ガッチリロックされます。

人差し指でボタンを押してロックを解除しながらドローします。
操作性はブラックホーク製のCQCホルスターに近いです。

銃口側はこんな感じでピッタリな感じ。

Safariland GLS 579

万能ホルスターで私も愛用しているSafariland GLSですが、問題なく使う事が出来ました。
ロックもしっかり掛かり、ガタツキも問題無し。

ロック解除ボタンの操作性も問題なく、これはこれでいい感じです。

BLACKHAWK CQC Glock20/21、S&W M&P .45用

こちらは大口径GlockとM&P用のホルスターで、東京マルイGlock17系でも使う事が出来るサイズのホルスターで、SAR9は形状がGlockに似てるから使えるかな〜と思い入れてみました。

凄いピッタリでガタツキもなく、しっかりロックされるんですが、抜けなくなりました…。
少し焦りましたが、この状態でスライドを後退させた後、ロックボタンを押しながら少し銃を傾ける事によって外す事が出来ました。

CQCホルスターに入れる際はご注意下さい…。

BLADE-TECH Glock+Surefire X300 WRS デューティ レッグホルスター

最後にSurefire X300を取り付けたGlock用の、BLADE-TECH製WRS デューティ レッグホルスターです。
抜き差しやロックは大丈夫そうですが、少しガタツキはありますね。
常用は少し不安な感じがしました。

後はBLACKHAWK OMNIVOREやSurefire MasterFireのようなそもそも銃の形状に一切依存しないホルスターは対応しています。


という訳で、ICS Sarsılmaz SAR9のレビューは以上になります。