アカ-DOP-さん新作、SYSTEMA PTW用カスタムパーツ、でりほっぷgen3とでりの凸のレビュー | エボログ

アカ-DOP-さん新作、SYSTEMA PTW用カスタムパーツ、でりほっぷgen3とでりの凸のレビュー

2021年2月26日

以前からお世話になっている、アカ-DOP-さんが新作のSYSTEMA PTW用カスタムパーツを作成したとの事なので、モニターとして参加しました。

アカ-DOP-さんの製品としては「でりほっぷ」から始まり、「でりほっぷ Gen2」、「でりのづる」、「ずば子+でりの穴」、更には世に出ていない色々な試作HOPを試させて頂いていたのですが、今回も新しいコンセプトの製品となります。
尚、今回レビュー用にお借りした物は試作品の為、製品版では仕様が変更される可能性があります。

今回検証したのは、でりほっぷgen3とでりの凸の2種類になります。

でりほっぷgen3の紹介

まず、でりほっぷgen3ですが、こちらは初代でりほっぷに付属していたような小さなOリング(硬め)2つと、かなり独特な形状をした薄いピンク色のシリコンチューブの製品になります。

シリコンチューブの両サイドには窪みが設けられており、ここOリングを取り付ける仕様となっています。
これにより中央は柔らかく、左右は硬いという非常にユニークなHOPの突起が作られます。

こちらのパッキンはアカ-DOP-さん作のHOPアジャスターであるでりあじゃすたーに取り付ける事が推奨されています。
取り付けの際にはパッキンが回転しないように接着剤で固めた方が良いでしょう。

でりの凸の紹介

続いて、でりの凸の紹介です。
こちらはSYSTEMA純正パーツで言うと「チャンバーパッキンベース」にあたるパーツなのですが、チャンバーパッキンを必要としない、パッキンベース…みたいな感じの製品です。

SYSTEMA PTW純正チャンバーは、ノズルとの機密を保つ為にこのようなパッキンを使用するのですが、でりの凸はこちらを使いません。

このパッキンとノズルを接触させて気密を保つのに対し、でりの凸では真鍮とノズルが接触します。
ノズルの差し込み口にパッキンを使用しない方式はかなり斬新です。

尚、でりの凸のノズルと接する面にはノズルの先端の形に合うように面取りがされています。

また、もちろんこちらはBB弾の精度を高める為の措置で、見ての通り6mmBB弾(5.95mm)に合わせて内径が設計されており、非常にタイトです。

この設計はでりの穴と同様で、でりの穴を検証した時はでりの穴を組み込むだけで明らかなグルーピングの向上が確認出来たので、このでりの凸も期待ができそうです。

でりほっぷgen3とでりの凸の組み込み

という訳で、でりほっぷgen3とでりの凸を組み込んでいきます。
まず組み込みにあたって、私が使っているor持っているSYSTEMA純正チャンバーは結構消耗しており削れたりしているのでどうせならと、新品の純正パーツを買ってきました。

また、インナーバレルは前々から気になっていたPDI製のSYSTEMA PTW用6.04mm 264mmを選択。
少数再販された奴を買ってきました。

という訳で、こんな感じのステンレス製のインナーバレルです。

マズルは控えめなテーパーが掛かっており、ホップアジャスター側は綺麗に切削されており、エッジが鋭くなっています。

また、問題無いとは思っていましたが、念の為ピンゲージで内径の確認は行いました。
結果は問題無し。

という訳で、こちらのインナーバレルにでりほっぷgen3+でりあじゃすたーを取り付けました。
クッションゴムは純正と同形状のシリコンチューブを2本、横置きです。

続いて、パッキンベースであるでりの凸をチャンバーに取り付けます。
でりの凸の外径とSYSTEMA純正チャンバーの内径はドンピシャで、タイト過ぎずルーズ過ぎずな感じでスムーズに入っていきました。

このパーツでBB弾の上下左右位置が決定するので、ここの精度が出ているのは良いですね。

という訳で、バレルとチャンバーを組み合わせていきます。

最後にバレルロックキーとHOP調節用のイモネジを取り付けて、バレル周りが完成です。

チャンバー下部の給弾口から本来パッキンが写り込んでいる所に真鍮が見えるのがとても不思議な感覚になります。

HOPの突起はこんな感じで、これだけ見るとSYSTEMA純正と同じような感じですね。

シリンダー周りはSYSTEMA純正で固めました。
シリンダーヘッドは2008年モデルの物ですが、ノズルは手持ちの物の中で比較的綺麗な物を選択しています。

アッパーレシーバーはSYSTEMA純正構成で、アウターバレル〜レシーバーまですべてSYSTEMA純正のCQBRサイズです。

弾棒でBB弾の保持位置チェック、エアタイト・チェック・ノズルで気密のチェックを行いました。
BB弾の保持位置に関しては純正ノズルとの組み合わせという事もあって少し前後にクリアランスがある状態、機密に関しては少し漏れている状態でした。

弾の保持位置に関してはパイノズルやロングノズルを使う事で改善出来るかも知れませんが、レビューに際して純正ノズルを推奨していたので純正ノズルで試します。
気密に関しては漏れるのは仕様で、詳しくは後述しますが常に安定した量で気密漏れが発生しているので初速は下がりますが不安定になる要因にはならないかと思います。

個人的には無用なトラブルを避けるために気密は限界まで上げたいんですが、設計上安定して漏れる事が分かっている場合はこれでも良いと思っています。

初速は0.20gで94m/s半ば。(最大初速で計測)
普段の調整だともう少し抑えるのですが、気密漏れをする事もあって重量弾を入れた時のジュールは少し低めに出るので、一旦これで良いかなと。

30mでのグルーピングを計測してみました

という訳で、30mでのグルーピングを測ってみました。
使用弾はプレシジョンマックス 0.28g バイオBB弾で、適正HOP(30mで浮き上がらない程度、概ね真っ直ぐ飛ぶように調整)にしています。
初速は80m/s(0.896J)程度で安定。
射撃体勢はハンドガードをピグサドルで挟み込んだ状態で、三脚に固定しています。

30mチャレンジでは無いですが、計測時のルールは30mチャレンジに準じて行いました。

結果はこんな感じ。
1:121mm
2:160mm
3:154mm
平均:145mm

組み込んだだけでこの程度のグルーピングが得られるのは中々良いと思います。
上下方向のブレが大きめですが、そこまで致命的に散らばっている訳でも無いのでかなり安定している印象です。

ちなみに30mチャレンジの記録で0.28gを使っているデータが少ないのですが、トレポン系だと、

  1. 2017年 117.33mm(NAPTW GZ Carbine+Mチャンバー)
  2. 2018年 125mm(SYSTEMA PTWカスタム)
  3. 2019年 125.67mm(APTW URG-I J・D ver +M-Chamber)
  4. 2019年 126.0mm(APTW URG-I J・D ver +M-Chamber)
  5. 2019年 126.67mm(APTW LMT MLC +M-Chamber / システマ/MOVE トレポン M4)※同スコア
  6. 2017年 127.33mm(NAPTW GZ Carbine+Mチャンバー)
  7. 2019年 134.67mm(システマ/MOVE トレポン M4)
  8. 2017年 135.33mm(PTW名人カスタム)
  9. 2020年 146.33mm(SYSTEMA / MOVE M4A1)
  10. 2017年 159.67mm(APTW ノーマル)
  11. 2018年 179.67mm(流速ポン)

といった感じとなっています。(手作業でデータを集めてきたので抜けあるかもですが…)
参考(https://www.facebook.com/30mchallengeJapan/posts/2906859742891397
※計測不能だった場合は記録に残らないです

という訳で、一旦ファーストインプレッションとしてはこんな所です。
これから自分なりに調整していって、再度計測できたらなと思っています。