エボログ

いつの間にかバージョンアップしていた、ELEGOO Mercury 紫外線硬化装置を買いました

記事作成日:2021年10月26日

いつの間にかELEGOO Mercuryがバージョンアップしていて、以前は9分30秒までしか硬化時間を設定する事が出来なかったのが30分まで設定する事が出来るようになった上に、ターンテーブルもアップデートしていた事を知ったので、新型のELEGOO Mercuryを買ってみました。

ELEGOO Mercury 硬化装置 405nmレンジ 硬化ボックス LCD/DLP/SLA 3D印刷造形用 光駆動型ターンテーブル付きAmazonで購入する

こちらの硬化装置は造形物を置くターンテーブルとケースの2つのパーツに分かれています。
ケース上面の前側には操作ボタンと3桁の7セグメントディスプレイが付いています。

上面後ろ側にはAC電源ケーブルを繋ぐ為のコネクタが付いており、付属の電源ケーブルをつなげると写真左のような状態になります。

内側の左右には2本のUVライトが付いており、全体が鏡のような色に塗られています。
これにより2本のUVライトから放たれた紫外線を全体に反射させる仕様となっています。

ターンテーブルは透明で出来ており、ソーラーパネルで駆動します。

AC/DCアダプターは12V 3.0A。

旧ELEGOO Mercuryと比較していきます。
まず、カバー側の見た目の変化は殆ど無く、電源コネクタの位置が背面から上面に変更されただけのように思います。

左が新型、右が旧型

Mercuryを壁際に置いて使いたい場合、本体背面に電源コネクタがあると邪魔になったりするので、上面に移ったのは有り難い仕様変更です。

左が新型、右が旧型

個人的に凄く良いなと思ったのがこのターンテーブルの仕様変更です。

まず、旧型では電池駆動+ソーラーパネルという仕様なものの実質電池が無いとまともに動いてくれませんでした。
それが、新型では電池が不要になりソーラーパネルのみで動くようになりました。
そして、目に見えてハッキリ分かる変更がターンテーブルの大型化ですね…。

正直、昔のELEGOO Mercuryはターンテーブルが小さく、複数個の造形物を同時に硬化させたい時などに不便だったのですが、新型ではケース内径ギリギリまで大きくなっています。

更に有り難いのが硬化時間が最大30分までになった事です。
旧型の9:30では完全に硬化しきらず、2〜3回は硬化させていたんですが、新型では30分一気に硬化させる事が出来ます。

尚、設定は30秒〜9分までの間は30秒刻みで設定可能で、それ以降は1分刻みになります。
+ボタンを長押しすれば直ぐに30分に設定する事が可能なので、時間の設定には大した手間は掛かりません。

ちなみにスイッチは相変わらずボタン式のように見えるタッチ式。
触れば反応します。
クリック感があって押せるんですが、押しても反応しません。

硬化中は窓から中の様子を確認する事が出来ます。
新型のターンテーブルに搭載されているソーラーパネルはかなり優秀なようで、普通に明るい屋内でもゆっくり回転してくれる程度は発電出来る性能を持っているようです。
UVライト照射時はそこそこな速度で回転します。

という訳で、いつの間にか新しくなっていたELEGOO Mercuryの紹介は以上になります。
このアップデートは非常に嬉しいです。

それにしても、いつのタイミングで新型に置き換えられたんでしょうかね…。
製品名にも変化が無いのでつい最近まで全く気づきませんでした。

ELEGOO Mercury 硬化装置 405nmレンジ 硬化ボックス LCD/DLP/SLA 3D印刷造形用 光駆動型ターンテーブル付きAmazonで購入する